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- 初回投稿日:2023/11/29
- 更新:2025/1/9
ドライバーの代わりに自動運転システムが認知や判断、運転操作(アクセル、ブレーキ、ステアリング操作など)を行う『自動運転車』。
自動運転技術の歴史は古くからあるものの、2010年代より実用化に向けた取り組みが世界各地で急速に進展しています。
今回は、自動運転車関連銘柄の値動きや、それに伴う自動運転車関連銘柄の急騰例についてまとめ、自動運転車関連銘柄の本命株7銘柄、出遅れ株4銘柄、返り咲き株1銘柄をご紹介。銘柄選定のお役に立てればと思います。
随時更新していきます。
自動運転システムとは?
「自動運転システム」や「自動運転技術」と呼ばれるこれらの技術は、最終的に人間を必要とせず、車が自律的に走行することを目的としています。
しかし、現段階での実用は難しく、今のところ「運転支援システム」として実装されています。
CMで見かけたりするブレーキアシストも運転支援システムの一つです。
普段の運転は人間が行いますが、万一衝突しそうな場合は自動でブレーキが作動します。
このように、あくまで人間が主体で運転し、自動車が「補助」を行うものが運転支援システムとなります。
自動運転技術は5段階に分類することができ、レベル2までは人間が主体とされる「運転支援システム」に当てはまり、事故を起こした場合、レベル3まではドライバーの責任に問われるので注意が必要です。
5段階に分けられる自動運転システム
レベル | 名称 | 運転主体 | 走行領域 |
---|---|---|---|
0 | 運転自動化なし | 人 | 適用外 |
1 | 運転支援 | 人 | 限定的 |
2 | 部分運転自動化 | 人 | 限定的 |
3 | 条件付運転自動化 | システム | 限定的 |
4 | 高度運転自動化 | システム | 限定的 |
5 | 完全運転自動化 | システム | 限定なし |
自動運転化レベル1「運転支援」
ハンドル操作や加速・減速などの運転操作の内、どれか一つを支援するものがレベル1です。
事故が起こるかもしれない状況を判断して自動でブレーキをかける機能(ブレーキアシスト)は、ここに分類されます。
自動運転化レベル2「部分運転自動化」
レベル1の機能を複合化したものが、レベル2です。
レベル1では一つの支援でしたが、レベル2では複数の支援が可能になります。
しかし、ここまではドライバーが運転し、周囲の確認もする必要があります。
自動運転化レベル3「条件付運転自動化」
レベル3からは、システムが主体で本格的な自動運転になります。
周りの状況を確認して自動で運転してくれますが、緊急時にはドライバーが必要なので無人というわけにはいきません。
この機能は交通量や天候などに左右され、特定の条件下でしか使ことはできず、事故を起こした場合もドライバーの責任に問われます。
日本では2019年に改正道路交通法と改正道路運送車両法が成立。翌2020年4月に施行され、同年6月に国連WP29で成立した国際基準を基にしており、事実上レベル3を解禁となりました。
自動運転化レベル4「高度運転自動化」
レベル4は原則ドライバーを必要とせず、無人走行が可能となります。
レベル4や自動走行ロボットの公道走行を盛り込んだ道路交通法改正案は2022年の通常国会で審議され、4月に可決。そして2023年4月1日の改正道路交通法施行で、特定の条件下で運転者のいない完全自動運転を認める「レベル4」が解禁されました。これにより、許可を受けた事業者による無人巡回バスなどの営業が可能となりました。
自動運転化レベル5「完全運転自動化」
レベル5は「自動運転システム」と言われて誰もが想像する機能を備えています。
どのような状況でも自動・無人運転が可能な完全なる自動運転車です。
このレベルになると、運転席自体が無くなるのではないかともいわれています。
運転席がなくなり自動運転で高い安全性を実現できれば車内がだいぶ広くゆったりとした空間となりな感じでしょうか。
レベル4とレベル5の一番の相違点はODD(Operational Design Domain:運行設計領域)の有無となります。
レベル4は設定されるODDもさまざまですが、レベル5は原則一切の条件が付与されません。
制限速度を保ちながらあらゆる道路を自在に走行し、ちょっとした雨天や夜間走行も問題なくクリアする。現時点で考えられる自動運転技術の完成形となります。
自動運転2.0とは
「自動運転2.0」とは、AIによるアプローチを用いた次世代の自動運転技術を指し、ベンチャー企業のチューリングが提唱しています。
チューリングは、カメラ映像とAIを活用した「カメラ方式」による完全自動運転を目指しており、その技術を「自動運転2.0」と呼んでいます。
一方、日産自動車の「プロパイロット2.0」は、高速道路や自動車専用道路での運転をサポートする走行支援システムです。ナビゲーションと周囲のセンシング情報に基づいて、ルート走行中の分岐や追い越しのための車線変更のタイミングを判断し、ドライバーに提案します。また、ドライバーが前方を注視しているかどうかを監視するドライバーモニターカメラを搭載しており、まぶたを閉じていたり、よそ見をしていると判断すると警告音が鳴ります。
プロパイロット2.0は、ドライバーがハンドルを確実に操作できる状況下においてハンズオフ走行が可能ですが、システムの能力には限界があり、天候や路面状況などによっては作動しないことがあります。
世界的にも自動運転にAIの活用を始めており、さらにはトランプ次期米政権は自動運転の規制緩和を検討しており、市場の急拡大が見込まれています。
自動運転車関連の本命株・出遅れ株・返り咲き株
自動運転車関連の本命株 トヨタ自動車(7203)
トヨタ自動車(7203)は次世代のモビリティ業界の在り方を象徴するConnected(コネクティッド)、Autonomous(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)といった「CASE」と呼ばれる新しい領域で技術革新が進んでおり、自動運転車関連の代表的な銘柄のひとつ。多目的EV自動運転車「e-palette(イーパレット)」の開発・導入に力を入れており、コロナウイルスの感染拡大による「人と接触せずに移動する」、「人が移動するのではなく、モノやサービスがくる」というモビリティニーズを満たすことを目標としています。
2025年には米エヌビディアがトヨタに自動運転向けAI製品を提供と発表。高性能で車載グレードの NVIDIA DRIVE AGX Orin™ システム オン チップ(SoC)を搭載し、安全認証を受けた NVIDIA DriveOS オペレーティング システム上で稼働する次世代自動車を開発するとしています。またエヌビディアは次世代の高度に自動化および自律化された自動車を展開するパートナーとして拡大するリストにトヨタを追加しており、今後も両社に関連する情報も発信されるかもしれません。
自動運転車関連の本命株 ホンダ(7267)
ホンダ(7267)は2021年3月に世界初となるレベル3の自動運転車「レジェンド」を発売した実績があり、2023年10月にはGM(ゼネラルモーターズ)、クルーズ(GMクルーズホールディングスLCC)社と合弁会社を2024年前半に東京を拠点とし設立、2026年初頭に自動運転タクシーサービスを開始すると発表しています。
また2024年末には日産とホンダが経営統合に向けた協議に入ったことが大きな話題になっています。うまく行けば、今年6月に最終合意、2026年8月に経営統合が実現することから、世界3位の800万台グループが誕生することになるため、大きなインパクトのある話題となっています。
さらに2025年1月、今後の主力となる自動運転機能のついたEV(電気自動車)、「0シリーズ」を世界で初めて公開。「ホンダ0シリーズ」はASIMOで培った人の意図を汲み取る技術などが継承され、最終的には運転の主体が人からクルマに変わる、自動運転レベル3の機能が搭載。フル充電で480kmほど走行できることを目指し、2026年には北米市場で販売、その後は日本も含め世界展開する予定と報じられています。
自動運転車関連の本命株 日産自動車(7201)
日産自動車(7201)は自動運転レベル2の技術「ProPILOT(プロパイロット)」を搭載する自動車の販売台数が、右肩上がりで伸びており好調。とくにProPILOT搭載の軽自動車「新型ルークス」が販売台数の増加に貢献しています。2025年に向けて次世代AD(自動運転)の開発を進めながらも、英国で自動運転研究プロジェクト「evolvAD」正式始動したり、「完全自動運転技術」が搭載されているEV(電気自動車)コンセプトカーの第3弾となる「ニッサンハイパーツアラー」を発表しています。
また先述の通り2024年末には日産とホンダが経営統合に向けた協議に入ったことが大きな話題になっています。うまく行けば、今年6月に最終合意、2026年8月に経営統合が実現することから、世界3位の800万台グループが誕生することになるため、大きなインパクトのある話題となっています。
自動運転車関連の本命株 ルネサスエレクトロニクス(6723)
ルネサスエレクトロニクス(6723)は進化し続ける複雑な先進運転支援システム(ADAS)および自動運転(AD)市場向けに、最先端のチップソリューションを提供。22年3月からはフィックスターズ(3687)と車載ディープラーニング分野で協業しており、車載用LSI向けのソフトウェアと運用環境を開発するラボ「Automotive SW Platform Lab」を同年4月に設立しています。
自動運転車関連の本命株 ソニーグループ(6758)
ソニーグループ(6758)は自動運転車のコアセンサーなどとして使用されている自動運転センサー「LiDAR」を手掛けており、需要が急拡大する中LiDARをパワーアップさせる新センサーを開発するなどしています。その他、22年9月にホンダ(7267)と折半出資でソニー・ホンダモビリティを設立。今年1月に米国で開催された見本市「CES 2023」でEVの新ブランド「AFEELA」を発表し、特定条件下での自動運転機能、レベル3搭載を目指しています。
自動運転車関連の本命株 デンソー(6902)
デンソー(6902)は自動運転の開発効率を高めており。人工知能(AI)や協業するNTTデータの技術を活用し、様々な危険な状況を想定するためのデータ分析の工数を8~9割減らす体制を整えています。また、KDDIと共同で「自動運転の5G活用」を共同で推進しています。
自動運転車関連の本命株 アイサンテクノロジー(4667)
アイサンテクノロジー(4667)は自動運転スタートアップであるティアフォーが開発する自動運転小型EVバス「ティアフォーMinibus」を導入。その他、現在も自動運転バスの実証実験を行っており、アクセルやブレーキが自動の「レベル2」から始め、2025年度をめどに一定の条件下で無人運転が可能な「レベル4」の社会実装を目指すとしています。
自動運転車関連の出遅れ株 Kudan(4425)
Kudan(4425)は自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術であるSLAMを独自に開発し、人工知覚(AP)技術などを有しており、インド工科大学ボンベイ校(IIT Bombay)に所属する自動運転車開発チーム「Team SeDriCa」のスポンサーに就任したり、中国の自動運転ソリューション開発会社Whale Dynamicとの間で資本・業務提携に向けた基本合意書を締結するなど、積極的な動きを見せています。
自動運転車関連の出遅れ株 図研エルミック(4770)
図研エルミック(4770)はルネサスエレクトロニクス(6723)と取引があることで関連銘柄として物色される傾向があり、車載カメラ向けで同社の映像ミドルウェア技術など今後同社の技術を自動運転分野で活用される可能性からも注目されています。
自動運転車関連の出遅れ株 フィックスターズ(3687)
フィックスターズ(3687)はルネサスエレクトロニクス(6723)と車載ディープラーニング分野で協業しており、車載用LSI向けのソフトウェアと運用環境を開発するラボ「Automotive SW Platform Lab」を同年4月に設立しています。
自動運転車関連の出遅れ株 ソーバル(2186)
ソーバル(2186)は電子回路設計やアプリケーション開発などを手がけており、独自の画像処理技術を活用した組み込みソフトで優位性を発揮。自動運転分野・AIを活用した開発など最先端技術への取り組みにも着手しています。
自動運転車関連の返り咲き株 システナ(2317)
システナ(2317)は実証実験や運行システム、更にECU(電子制御ユニット)の開発などで実績が高く、車載ソフトウェアの開発も行っており、実証実験の自動運転車両運行プラットフォームとして採用した「Dispatcher(ディスパッチャー)」のソフトウェア開発と、複数の車両を制御してDispatcherと連携するためのソフトウェア(ライブラリ)の開発を支援しています。
自動運転車関連銘柄の値動きを上手く狙いたい人は?
政府が成長戦略として掲げる次世代分野では、生成AIや脱炭素と並び自動運転も重点領域となっており、長期にわたって大きな市場テーマとなっています。
そのため、本命株はもちろん、出遅れ株として新たに物色される銘柄もあれば、再び脚光を浴び株価が返り咲く可能性がある銘柄も。
自動運転車関連銘柄の値動きを狙う際は、短期的な動きに惑わされず、関連企業などの動きにも注目しておきたいところです。
今回は自動運転車関連銘柄関連銘柄についてまとめてみましたが、こうしたテーマ株はニュースや新聞で取り上げられたり、著名なアナリストが紹介したりするなどして物色人気を強めてくるケースが多いです。
なので投資家からの注目を集め株価を上げてくる銘柄を上手く狙いたいと思われる方は、リアルタイムに最新のニュースや話題性に絡んだ銘柄情報などを配信している株情報サイトにメルマガ登録するなどして、『自分で時間をかけて色々と情報をチェックする』のではなく『アナリストなどが簡潔にまとめてくれた情報をリアルタイムに受け取る』ようにしておくといいかと思います。
この後の相場で流れに沿ったテーマ株を上手く物色していきたいと少しでも思われる方は、試しにでも一度、銘柄情報など株式投資に関連する情報を配信しているサイトを日々のトレードに活用してみることをおすすめします。
テーマ株投資に役立つ!オススメの株情報サイト【新生ジャパン投資】
「新生ジャパン投資」は、かつてラジオNIKKEI第1で毎週火曜に配信していた株式情報番組「株教室」(※現在は放送終了)でコメンテーターをしていた株の大魔神『高山緑星』こと「前池英樹」が代表を務めている株情報サイトです。
株初心者の方はご存じないかもしれませんが、20年以上にわたり数多くの大化け銘柄を輩出し続け、相場界のレジェンドとまで言われているのが『高山緑星』こと「前池英樹」です。
証券コード | 推奨銘柄 | 配信時株価 | 高値 | 推移 |
---|---|---|---|---|
5595 | QPS研究所 | 943 | 4,975 | 3ヵ月で5.27倍 |
3778 | さくらインターネット | 2,160 | 10,980 | 2ヵ月で5.08倍 |
5586 | Laboro.AI | 686 | 2,999 | 5ヵ月で4.37倍 |
7003 | 三井E&S | 691 | 2,898 | 3ヵ月で4.19倍 |
4011 | ヘッドウォータース | 6,320 | 20,490 | 5ヵ月で3.24倍 |
2970 | グッドライフカンパニー | 1,590 | 5,090 | 6ヵ月で3.20倍 |
3744 | サイオス | 412 | 1,285 | 1ヵ月で3.11倍 |
2160 | ジーエヌアイグループ | 1,390 | 3,865 | 7ヵ月で2.78倍 |
5285 | ヤマックス | 718 | 1,985 | 7ヵ月で2.76倍 |
4107 | 伊勢化学工業 | 8,080 | 20,750 | 7ヵ月で2.56倍 |
上記のような大化けを見せた銘柄はなんと無料で閲覧できる【朝刊】にて「本日の無料推奨銘柄」として紹介されていた銘柄です。
テーマ性を重視することで比較的短期間での上昇が狙える銘柄も多く、無料配信ながら上記のような大化けをするケースも。上記は極端かもしれませんが他にも比較的高いパフォーマンスとなっており、無料でチェックするには十分すぎる結果を残していると言えます。
ここまで相場の流れに上手く乗れていないと少しでも思われる方は、相場の流れに沿ったテーマ株を配信してきている「新生ジャパン投資」のような株情報サイトをチェックしておくことをオススメします。
株は“その時々の強いテーマ株を上手く狙えるかどうか”で日々の収支が大きく違ってくるかと思いますが、世の中が大きく変わった2020年、2021年にかけてだとコロナウイルス関連銘柄(ワクチン関連株・バイオ株)や、ウィズコロナ関連銘柄(テレワーク関連株や巣ごもり消費関連株など)、そして2023年生成AIが人気化したことをきっかけとしたAI関連株全般など、上手く狙えた人と狙えなかった人とで大きく収支の差があるのではないでしょうか。
テーマ性の流れに沿った銘柄を上手く狙えた方は結構な利益を得れているのではないかと思いますが、今後これからまた色々とテーマ性を強めてくる銘柄はあるかと思うので、効率良く期待値が高い情報を集め収益性が高いテーマ株投資をしていきたいと思われる方は、「新生ジャパン投資」のような業界で著名な方が顔を出していて、利益に繋がる銘柄情報を配信してきているサイトをチェックしておくのがベターかと思います。
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