スマホアプリ・ゲーム関連銘柄

新作ゲームの開発やスマホでアプリをインストールし気軽にプレイできるスマホ向けゲーム(ソーシャルゲーム)の大ヒットなどから、株価急騰を見せてきてる「ゲーム関連株」。

昨年2019年は、専用のハードウェアを必要とせずクラウドで処理を行うゲームストリーミングサービス「Stadia(ステイディア/スタディア)」や、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)とコロプラ(3668)が共同開発した位置情報RPGゲーム「ドラゴンクエストウォーク」などが話題となり関連性がある銘柄が盛り上がりをみせましたが、「東京ゲームショウ」や「eスポーツ」開催などでもスマホアプリ・ゲーム関連銘柄は注目されてきています。

2012年から2013年5月にかけガンホー(3765)の株価が「パズル&ドラゴン(パズドラ)」の大ヒットによりハンドレッドバガー(100倍株)となってから“第二のガンホーを探せ”的な流れができた印象ですが、今年2020年、このあと大きく株価を上げてきそうなゲーム関連株を探られている方も多いのではないでしょうか。

このページでは、ゲーム関連株が注目されてきている理由や、革命的ゲームサービス「Stadia」についてや、市場拡大と共に日本でも普及しつつあるeスポーツ絡みなどで株価上昇が望めるゲーム関連銘柄の一覧・eスポーツ関連株のオススメ銘柄などをご紹介してみたいと思います。

スマホアプリ・ゲーム関連銘柄が注目される理由とは?

“ゲーム”といえば従来、ゲーム専用端末向けやパソコン向けといった据え置き型ハードウェアが中心でした。

しかし、スマートフォンが普及し、スマホ向けのゲームアプリが大きな賑わいを見せる流れとなりました。

ガンホー株の急騰に始まり、「モンスターストライク(モンスト)」が大ヒットしたミクシィ(2121)や、「ポケモンGO」が大ヒットした任天堂(7974)など、スマホアプリがヒットし株価を大きく上げたゲーム株はたくさんありますが、スマホアプリ・ゲーム関連銘柄が注目されてきているのは、“市場規模の大きさ”“業績拡大への期待感”“話題性”などが背景にあるかと思います。

まずは、実際にゲーム市場規模の推移や、スマホ向けゲームの上位アプリがどれぐらいの売上となっているかなどについて見てみましょう。

スマホ向けゲーム市場規模の推移や上位アプリの売上額について

スマホの普及が進み、1人1台スマホを持っているのが当たり前といっても過言ではない現在、「PS4」や「Xbox One」といったハードウェアを買わずとも、スマホがあればアプリをインストールするだけで誰でも無料でゲームを楽しめる時代になりました。

世界のモバイルゲーム市場規模推移(2015年~2019年)の画像

出典:ファミ通ニュース

「ファミ通.com」から毎年発表されてきている「モバイルゲーム白書」における「世界モバイルゲーム市場規模推移」によると、2019年はアジア圏における市場規模が中国政府のゲーム規制強化などにより微減となってますが、市場全体としては拡大し7兆1840億円となったようです。

「ポケモンGO」が世界で配信開始となり話題となりましたが、スマホアプリ・ゲーム関連銘柄が注目されてきている大きな理由の一つとしては、やはりこの“市場規模の大きさ”が挙げられるのではないでしょうか。

日本国内におけるモバイルゲーム課金売上ランキングTOP10(2019年)の画像

出典:ファミ通ニュース

「ファミ通.com」から毎年発表されてきている「モバイルゲーム白書」では日本国内における「モバイルゲーム課金売上ランキングTOP10」も見ることが出来ますが、2019年に最も高い売上となったのは「Fate/Grand Order」で、その金額は711億円もの金額となったようです。

もし時価総額100億円以下の軽量感がある銘柄が、新作ゲームを発表し、そのゲームアプリが大ヒットし「Fate/Grand Order」のように数百億円の売上を期待できるとすれば?

2位が「モンスターストライク」で709億円、3位が「パズル&ドラゴン」で522億円と続いてますが、このランキング上位の売上高を見るとゲームアプリがヒットすることにより“業績拡大への期待感”が強まるのも頷けるのではないでしょうか。

スマホ向けゲームアプリはガチャの確率が問題視されてきており、日本では香川県で「ネット・ゲーム依存症対策条例」が2020年4月1日に施行されましたが、特に罰則がある訳でもないので、引き続きゲーム市場の活況は続くのではないかと思われます。

スマホゲーム市場規模の大きさは、需要の高さを表していると言え、新たなゲームの開発・浸透などから急騰するゲーム関連株は株価2倍、3倍となるケースも珍しくなく、中にはテンバガー(株価10倍)を達成する株もあります。

また、モバイルゲーム以外にも、任天堂(7974)が開発・販売を行う「Nintendo Switch」が発表された際には、発売前から2倍以上の株価上昇を見せ、売上も好調なことから長期的な上昇が続きました。

長く株式投資を行ってきている方ならば、ゲーム関連株の急騰劇をいくつも目にしてこられているのではないでしょうか。

とはいえ、どのような要因から、どれほど株価が上昇したのか、実際に見てみないことにはイメージが湧かないという株初心者の方もおられる方と思いますので、次にポジティブな材料から急騰したゲーム関連株をご紹介します。

スマホアプリ・ゲーム関連銘柄は一攫千金を狙えるのが魅力

スマホアプリ・ゲーム関連銘柄の魅力は、新作ゲームの開発・発表といったポジティブなニュースによって株価急騰が起こることです。

数多くあるゲーム関連株の中でも、2017年1月~6月に次々とスマホゲームをリリースし、利益の大幅増大から株価21.36倍のテンバガーを達成したサイバーステップ(3810)はまだ記憶に新しいのではないでしょうか?

サイバーステップの株価チャート画像

上記の株価チャート画像を見れば、サイバーステップがいかに大きな急騰を見せたかや、多くの投資家がなぜゲーム株に魅力を感じ注目するのかが分かるかと思います。

実際に100株だけ購入していた場合でも、

  • 2017年の年初来安値:373円 × 100株 = 37,300円
  • テンバガー達成時:7,980円 × 100株 = 798,000円
  • 798,000円 – 37,300円 = 760,700円

760,700円ものプラスを狙えた計算になります。

リリースしたゲームの人気度によって、「パズル&ドラゴンズ」の大ヒットから急騰したガンホー(3765)や、今回ご紹介したサイバーステップのように、魅力的な上昇チャートを描くことがあり、こうした株価急伸を狙えるのがゲーム関連株の醍醐味であり大きな魅力と言えるでしょう。

サイバーステップは2019年1月15日に「Google Maps Platform」のゲーム業界向けソリューションを導入したスマートフォン向け新規ゲーム開発プロジェクト「Abyss」を始動したことを発表し、2019年7月16日にその続報が発表となってきていますが、キャラクターが独特で面白そうな雰囲気が漂っている印象ですね。

サイバーステップの新作ゲームプロジェクトAbyssのキャラクター画像

出典:サイバーステップ株式会社:新規ゲーム開発プロジェクト『Abyss』始動!Google Maps Platformのゲーム業界向けソリューションの導入を決定

いつゲームがリリースされるかはまだ分かっていませんが、サイバーステップは開発中の位置情報を利用したゲームの続報などがまた発表となり、ヒットへの期待感が強まる流れとなり再び株価を上げてくるかもしれませんね。

また、2020年、新型コロナウイルスの感染拡大で「スマホアプリ・ゲーム関連銘柄」は巣ごもり消費関連株としても注目されましたが、在宅時間が長くなったことによりゲームに費やす時間が増えたようで、ミクシィ(2121)、エクストリーム(6033)、イマジニア(4644)など、アプリゲームを展開する銘柄は相次ぎ業績の上方修正を発表し強い値動きをしてきています。

サイバーステップは主力サービスのオンラインクレーンゲームアプリ「トレバ」が好調のようですが、2020年5月期第3四半期決算(累計)の連結経常利益は5.53億の黒字(前年同期は8000万円の赤字)に浮上し、通期計画7億円に対する進捗率は79.0%となっています。

業績好調で自己資本比率が81.2%と高いのも良さそうですが、配当による利益還元を優先すべく株主優待制度を廃止することを発表していて、増配への期待感もありそうなので、今後の発表内容と株価推移に注目したい銘柄ではないでしょうか。

その他、昨年2019年は専用のハードウェアを必要とせずクラウドで処理を行うゲームストリーミングサービス「Stadia(ステイディア/スタディア)」が発表となり関連銘柄への物色がみられましたが、ゲーム関連で話題となってきている「Stadia(ステイディア/スタディア)関連銘柄」や、世界的に普及を見せる「eスポーツ」などについて見てみましょう。

ゲーム関連株の注目サービス「Stadia(ステイディア/スタディア)」

2019年3月20日、Googleがインターネットに繋がるデバイスであればすぐにプレイできる革新的なゲームストリーミングサービス「Stadia(ステイディア/スタディア)」を発表しました。

これにより、ハードウェアを手掛ける任天堂やソニーの株価は下落し、ソーシャルゲームやミドルウェアを手掛ける企業に物色が集まりました。

ここでは、Stadiaがどのようなサービスで、ゲーム関連株にどう影響を与えるのか?さらには、ゲーム関連株の急騰が望める「eスポーツ」や「東京ゲームショウ2020」などについてもご紹介します。

「Stadia」の発表でソーシャルゲーム・ミドルウェアを扱う企業に物色

Stadia(ステイディア/スタディア)とは、プレイヤーがコントローラ経由で入力したデータをすぐにGoogleのサーバーに送信・反映させる登録型クラウドゲームサービスの新プラットフォームです。

通常のゲーム機とは異なり、クラウド上にゲーム機があることから、スマホやタブレット、パソコンといった手持ちのデバイスでゲームを楽しむことが出来ます

また、Youtubeを見ている際に”プレイするボタン”が出現し、押下するとダウンロードやインストールの手間も無く、ブラウザ上でゲームが可能と、まさに革命的なサービスだと言えます。

Stadia(ステイディア/スタディア)関連企業の画像

主要なゲームエンジンやミドルウェアがStadiaへの対応を表明していますが、カンファレスで表示された会社のロゴ一覧が材料視されたようで、システムソフトウェアを利用するにあたって必要なデータベース管理システムや開発支援ツールの総称であるミドルウェアを扱う企業がStadia(ステイディア/スタディア)関連銘柄として物色されました。

シリコンスタジオの株価チャート画像

上記画像は、Stadiaの発表を受けて連日S高を記録したシリコンスタジオ(3907)の株価チャート画像です。

大量のデータを高速で送れる「5G」の本格化も近い現在、より高度なゲームのネット配信の普及が進むと見込まれ、まだ詳細が発表されていないにも関わらず、ミドルウェアを主力とするシリコンスタジオやCRIミドルウェア(3698)の株価が急騰しました。

さらには、Stadiaでプレイされるゲームをリリースすれば大きな収益機会に繋がるとされていることから、ガンホー(3765)やコロプラ(3668)といったソーシャルゲームを開発・提供する企業にも買いが集まるなど、期待の大きさが株価に表れることとなりました。

Stadiaの提供地域は米国および欧州の14ヵ国となっており、日本ではまだサービス提供となっておらず遊べませんが、日本で遊べるようになったり面白そうなゲームがStadiaでプレイできるようになり話題となればまた関連銘柄に物色人気が向かうかもしれませんね。

一方で、Stadiaの特徴でもある“ハードウェアを使わない”というメリットは、ハード機器を販売する任天堂(7974)、ソニー(6758)などにはネガティブ材料と捉えられたようで、同社の株価は窓を開けての下落となりました。

次はStadiaの発表で急落した銘柄をご紹介します。

任天堂やソニーなど、ハードウェアを手掛ける企業にとってはネガティブ材料に

Stadiaの発表は、任天堂(7974)やソニー(6758)など、ハードウェアの販売・提供を手掛ける企業にとってはネガティブ材料視されました。

ソニーの株価チャート画像

ゲーム機の必要ないゲーム”が普及することは、両社ともに売上の主力を失うことを意味します。

ゲーム機メーカーにとってはまさに死活問題であり、Stadiaが発表されてからのソニーの株価チャートを見てみるとその様子が伺えます。

もちろん、ハードウェアを主力とする企業も何かしらの策を講じると考えられていますが、ゲームの未来は、従来の”ゲーム専用機と専用ソフトの売り切り”という形から、現在のソーシャルゲームのように”売り切り+課金”や”原則無料+課金”が主流になるとの見方もあるようです。

とはいえ、stadiaのような革命的なサービスが発表となり、今後プレイ人口は一層増えていくのではと思われるので、ゲーム業界や関連株を盛り上げる材料の1つであることは間違いないでしょう。

2020年は6月にソフトバンクとNVIDIAのクラウドゲームサービス「GeForce NOW」がサービス開始に

2019年はGoogleのゲームストリーミングサービス「Stadia(ステイディア/スタディア)」が発表となり話題となりましたが、2020年はソフトバンクとNVIDIAのクラウドゲームサービス「GeForce NOW」が6月から正式にサービス開始となりまた話題となってくるかもしれませんね。

GeForce NOWのプロモーションムービーがYouTubeで公開となってますが、スペックに影響されずゲームをプレイ可能なのは、「PlayStation4」や「Nintendo Switch」を持っていない人とでも一緒にゲームを出来るのがいいですね。

月額料金1,800円(税抜)を支払って利用可能となるサービスで、プレイしたいゲームタイトルは個別にデジタルストアで購入する必要があります。

「PlayStation4」の発売当初の定価が39,980円(税抜)ほどですが、GeForce NOWの月額料金1,800円(税抜)×22ヶ月ほどで「PlayStation4」の価格ぐらいになるかと思うと、本体の買い換えや本体を置く場所を必要としないGeForce NOWの利用を考えてもいいかなって気がしますね。

しかしながら、GeForce NOWのサブスク1,800円に関しては“料金設定が強気”“高すぎる”といった声もあるようなので、日本で流行るかどうかは今後の価格設定やプレイ可能となってくるゲームタイトルによってきそうな感じでしょうか。

クラウドゲーミングサービスは他にも既にサービス提供している「ソニー・インタラクティブエンタテインメント」の「PlayStation Now」や、まだプレビュー段階である「マイクロソフト」の「Project xCloud」などがありますが、5Gが普及しカクつき・ラグ・遅延がなくなりプレイ可能なタイトルが増え利用料が安くなってくれば、クラウドゲームが主流となってくるかもしれませんね。

また、ゲーム業界にはstadiaやGeForce NOWなどのクラウドゲーミングサービス以外にも、開催時期になると毎年関連株がざわつく「東京ゲームショウ」や世界ではスポーツの1つとして認知されてきている「eスポーツ」といったポジティブな材料があります。

次は、ゲーム関連株の上昇要因にもなるeスポーツについてご紹介します。

eスポーツの普及でゲーム関連株に期待

eスポーツ」とは、electronic sportsの略称で、格闘ゲームやシューティングゲームなどのコンピュータゲームをスポーツ・競技として捉える際の名称です。

2024年に開催されるパリオリンピック種目への検討が行われており、国内市場規模が2019年に約59億円、2022年には100億円に迫ると予測されています。

日本のeスポーツ市場規模推移の画像

出典:Gzブレイン

とはいえ、日本での認知度はまだ低く、一般にはそこまで広まっていない印象ですが、海外では既にパソコンや電子部品を扱う企業がスポンサーとなってプロチームやプロリーグが発足しています。

世界のトッププレイヤーの中には、数億円から数十億円を稼ぐプロ選手もいることから、日本でもeスポーツの普及が進めば、eスポーツに携わるゲーム関連株がまた注目されてくるかもしれません。

2019年なりたい職業ランキング(男子中学生)の画像

男子中学生のなりたい職業ランキング(2019年)では、2位に「eスポーツプレイヤー」がランクインし、3位「ゲームクリエイター」、4位「ITエンジニア・プログラマー」となっているようです。

時代は移り変わっていくものだなって感じですが、まさか子供のなりたい職業上位に「YouTuber」や「eスポーツプレイヤー」が入ってくるとは思いませんでした。

「YouTuber」は芸能人も参入し一気に増えた印象ですが、最近はe-sportsの専門学校もあるようなので、日本国内における「eスポーツプレイヤー」も今後増えていきそうな感じでしょうか。

また、ゲーム関連株は東京ゲームショウの開催時期に物色される傾向がありますが、今年2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために幕張メッセでの開催が中止となり、オンライン開催が検討されているようです。

昨年2019年に開催された東京ゲームショウ2019では“eスポーツの成長加速に注力し、eスポーツのコンテンツやコーナー拡大を行うこと”が発表となりましたが、今年の開催はどうなるのか、今後の発表内容に注目したいですね。

Stadiaやeスポーツなどゲーム関連株に期待を集めるポジティブな材料を把握できれば、後は影響を受ける銘柄を把握するだけです。

次は、盛り上がりを見せてきているソーシャル・オンラインゲームも含めたゲーム関連銘柄をご紹介します。

【ソーシャル・オンライン】スマホアプリ・ゲーム関連銘柄の一覧

ゲーム関連銘柄は、PS4やNintendo Switchなどの一般的な据え置き型のゲームに加えて、スマートフォンからアプリをインストールしプレイするソーシャルゲーム、コンピュータを用いて複数人で同時プレイするオンラインゲームなどがあります。

数多くあるゲーム関連銘柄の中から急騰する銘柄を掴むためにも、企業の手掛けるサービス・製品はなるべく抑えておきましょう。

コード 銘柄名 概要
3656 KLab 「キャプテン翼」や「BLEACH」などのSNS向けソーシャルゲーム・アプリの開発・運営
3668 コロプラ 「黒猫・白猫シリーズ」を中心としたスマホ向けゲームの開発・運営に加え、VR事業も手掛ける企業
3698 CRI ゲーム等のソフト開発・映像や音声に用いるミドルウェアの開発、監視カメラや医療にも導入
3765 ガンホー オンラインゲーム「パズドラ」「妖怪ウォッチワールド」を主力とし、家庭用ゲームも展開
2121 ミクシィ スマホゲームアプリ「モンスターストライク(モンスト)」が収入源で、「ことば」で闘うRPG「コトダマン」なども配信
6033 エクストリーム スマホゲーム開発事業者への技術者派遣や受託開発事業を展開。商標権を保有するスマホ向けアプリ「ラングリッサー」の収益が拡大
3932 アカツキ モバイルゲーム事業として「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」や「ロマンシング サガ リ・ユニバース」などを展開
3810 サイバーステップ 国内外でオンライン対戦ゲーム「GetAmped」の提供、韓国・中国ではライセンス契約も締結
3907 シリコンスタジオ 最先端リアルタイムCG技術を使用したゲームや映像の開発を行う企業
3911 Aiming スマホ向けゲームやオンラインゲームの企画・開発・運営 MMO分野に強みを持っている
4751 サイバーエージェント インターネット広告やスマホゲームの運営、「アメブロ」や「アベマTV」などのメディア事業も展開
6050 イーガーディアン SNS・ゲーム・掲示板向けに24時間目視監視を行う投稿監視サービスの提供
6460 セガサミー 「龍が如くシリーズ」「ファンタシースターシリーズ」「ぷよぷよ!!クエスト」を手掛ける
6552 ゲームウィズ ゲーム攻略情報、レビュー。動画配信を行う国内最大級メディア「GameWith」を運営
6578 エヌリンクス 営業代行事業を主力に、お部屋探しサイト「イエプラ」やゲーム攻略サイト「アルテマ」も展開
6758 ソニー 世界的な電機メーカーとして「PS4」を中心としたゲーム機器やモバイル機器などの分野で活躍
7832 バンナムHD 玩具売上が国内トップを誇り、VRゲーム開発・リアルエンターテイメント事業にも取り組む
7844 マーベラス オンラインゲームやゲームソフトの企画・制作・販売事業、音楽映像やDVD制作も手掛ける。中国テンセント傘下企業との資本・業務提携
7974 任天堂 据え置き型ゲーム機器「Nintendo Switch」を主力にゲームソフト・スマホゲームの開発・運営
3793 ドリコム ゲーム事業を軸とし広告・メディア事業も展開。「みんゴル」や「ダービースタリオン マスター」などを提供
9684 スクエニHD 大ヒット作「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」に加え、業務用ゲーム機器も提供
9697 カプコン eスポーツゲームでもある「ストリートファイター」をはじめ「バイオハザード」「モンスターハンター」などアクション系のゲーム開発が中心
9766 コナミ 「メタルギア」「ウイイレ」などのゲームソフト開発を主力にカジノ製品やスポーツクラブなども展開
4644 イマジニア 携帯コンテンツの企画・配信ほか、スマホゲームやパッケージゲームの提供や開発販売も行っている
4393 バンク・オブ・イノベーション スマートフォン向けゲームアプリの開発・運営を行う。「ミトラスフィア」や「幻獣契約クリプトラクト」などを配信
3667 enish スマホゲームアプリの企画・開発・運営を行う。人気アニメ「五等分の花嫁」のゲームアプリを制作
3935 エディア スマホ向けゲームアプリや店舗検索アプリや声優コンテンツアプリなどを展開。位置情報組込に強み。

ざっと挙げてみましたが、スマホアプリ・ゲーム関連銘柄は他にもまだまだたくさんあります。

新作アプリに関する最新情報などが発表となった際に物色されたりするので、スマホアプリ・ゲーム関連銘柄はとにかく発表されるIRの内容にしっかりと注目するようにしたい感じでしょうか。

eスポーツ関連株のオススメ銘柄7選

スマホやハードウェアを用いてプレイするゲーム市場が拡大する今、特に見逃せないのが「eスポーツ」です。

2024年のパリオリンピックで正式種目への採用が検討されており、今後の動向が見逃せないセクターの1つだと言えるでしょう。

ここでは、盛況さを見せるeスポーツ関連株の中でも、特にオススメな7銘柄をご紹介します。

イーガーディアン(6050)

6050 イーガーディアンのチャート

イーガーディアンは、SNSやゲーム、掲示板等を専門のオペレーターによる24時間投稿監視サービスに加え、アプリ・ゲーム業界のデバッグサービス事業を手掛ける企業です。

同社は、eスポーツ市場の盛り上がりを受けて、「e-Guardians(イーガーディアンズ)」というプロeスポーツチームを創設し、株価2.8倍を記録。

ゲーム好きな社員の公式大会出場の全面サポートや専用練習場を設けるなど、積極的な活動を行ってきています。

さらに、試合前の練習時間や大会出場期間も業務時間とみなしたり、本選の大会参加費・宿泊・交通費の支援を行うことで選手がeスポーツに集中できる環境作りにも努めています。

イーガーディアンは、eスポーツの普及活動を継続する旨を公表してきており、eスポーツに関連したイベントやニュースといった材料が出た際は必ずマークしておきたい銘柄の1つと言えるでしょう。

Aiming(3911)

3911 Aimingのチャート

Aimingは、スマホ向けゲームやオンラインゲームの企画開発・運営を手掛けており、大ヒットゲーム「剣と魔法のログレス」をはじめとしたMMORPG(大規模多人数同時接続型オンラインゲーム)に強みを持つ企業です。

2019年3月4日で契約終了となりましたが、プロeスポーツチーム「DeToNator」のメインスポンサーに就任するなど、日本でeスポーツの知名度が低い時からeスポーツ向けのゲーム開発や支援を行ってきています。

また、さまざまな企業提携し、積極的にスマホゲームの開発を進めていることからたびたび株価上昇が見られるため、流動性の高さからeスポーツ関連の材料が出た際には、注目しておくと良いかもしれません。

サイバーエージェント(4751)

4751 サイバーエージェントのチャート

サイバーエージェントは、インターネット広告やスマホゲームを運営に加え、「FRESHLIVE」や「アベマTV」といったメディア事業、投資育成事業なども展開する企業です。

2018年12月、ゲーム事業子会社のサイゲームスが開発したスマホ向け大人気カードゲーム「Shadowverse」のeスポーツ世界大会が開催。

優勝者には賞金1億円を贈呈するなど、国内eスポーツイベントでは破格の賞金として大きな話題になりました。

2018年2月に発足した日本eスポーツ連合が発表した2018年に開催された全34大会の合計賞金は約1億3,000万円とサイバーエージェント主催大会がeスポーツ市場に大きく寄与したことが分かります。

サイバーエージェントは、2019年の大会優勝賞金も話題となりましたが、eスポーツ普及への多大な貢献度から、株価動向が見逃せないeスポーツ関連株と言えそうです。

モブキャスト(3664)

3664 モブキャストのチャート

モブキャストは、ゲームプラットフォーム「mobcast」の運営、ブラウザプラットフォーム・グローバルゲーム事業が主力の企業です。

国内外のゲーム市場が盛り上がることにより、ゲーム市場全体の拡大を視野に入れ、プロゲーマー3名で構成されたプロeスポーツチーム「Team mobcast(チームモブキャスト)」を発足し、eスポーツに本格参入しました。

時価総額が低く、値動きも軽いことから買いが集まりやすそうな銘柄ですが、今後eスポーツの市場規模拡大に伴いまた物色人気が向かうかもしれません。

カヤック(3904)

3904 カヤックのチャート

カヤックは、ソーシャルゲーム事業を主力にクライアントワークやゲームコミュニティ「Lobi」、ゲーム音楽事業なども展開する企業です。

同社は、eスポーツ市場を対象とした製品開発・販売や「RANKERS」というスマホゲームの大会が集まるeスポーツプラットフォームを運営するなど、eスポーツ事業を盛んに行っていることから、eスポーツ関連銘柄として注目されてきています。

様々あるeスポーツ事業の中でも、RANKERSは、“eスポーツをもっと身近に”をテーマに掲げ、ユーザーが気軽に参加できる賞金付きのスマホゲーム大会を開催しています。

もはや1人1台保有しているのが当たり前のスマホで賞金付きの大会に出られるとなれば、eスポーツの認知度も上がり、更なる市場拡大や株価上昇が望めるでしょう。

カプコン(9697)

9697 カプコンのチャート

カプコンは、eスポーツゲームでもある「ストリートファイター」をはじめ「バイオハザード」「モンスターハンター」などアクション系のヒット策を多数保有するゲーム開発が中心の企業です。

ミリオンセラータイトルを87本も開発しており、ゲームソフト開発の代表的な企業として有名ですが、2018年2月17日に「カプコンeスポーツクラブ」を新設し、ストリートファイターを活用したイベントを積極的に開催するなど、eスポーツ事業にも力を注いでいます。

また、同社が保有するゲームタイトルは日本国内に限らず、海外からも大きな人気を誇り、世界規模の大会を開催してきていることから注目度の高いeスポーツ関連銘柄と言えるでしょう。

ネクソン(3659)

3659 ネクソンのチャート

ネクソンは、「アラド戦記」「メイプルストーリー」といったオンラインゲームやモバイルゲームを190超の国と地域に提供している企業です。

eスポーツが盛んな中国・韓国に向けたゲーム配信を手掛けていて、2016年11月30日には、eスポーツ番組の放送を行うLoud Communicationsとの提携を発表。

さらに、2017年1月に中国で配信を開始した「アラド戦記」がヒットしたことで株価2.46倍の2,005円を記録しました。

アジアオリンピック評議会が主催するアジア競技大会では、既にeスポーツが正式種目として採用されるなど、中国・韓国を中心にeスポーツの普及が進んでいます。

日本でも近年は、サイバーエージェントをはじめとしたeスポーツに注力する企業が増加しつつあるため、アジアでヒットするゲームといった材料が出た際は必ず注目したいeスポーツ関連株ではないでしょうか。

まとめ:「eスポーツ」や「クラウドゲームサービス」普及で2020年に大化けが期待できるゲーム関連株を掴むためには?

ここまで、ゲーム関連株が注目される理由やゲーム業界の動向、ポジティブな材料から株価上昇が望めるゲーム関連銘柄の一覧・eスポーツ関連株のオススメ銘柄などをご紹介してきました。

ハードウェアを必要としないクラウドゲームサービス「Stadia」や「GeForce NOW」の登場や市場拡大と共に日本でも普及しつつある「eスポーツ」。

さらには、開催時期が近づくと関連銘柄がざわつく「東京ゲームショウ」など、2020年もゲーム関連銘柄は注目したいテーマ株の一つと言えそうです。

しかし、数多くあるゲーム関連株の中から急騰する銘柄を選び取るには、時間をかけて分析する必要があるため、「普段は仕事や家事で忙しく、そんな時間が無い」という方も多いのではないでしょうか?

最新情報を日々チェックしていく自信がない方や、ゲーム株を上手く物色できる自信がないという方も多いかと思いますが、そうした方は旬なテーマ株情報などをリアルタイムに配信してきている株情報を上手く活用してみるといいかと思います。

株情報サイトも今時は数多くありますが、投資のプロが厳選した最新の買い材料や注目のテーマ株情報を受け取れる株情報サイトの無料メルマガに登録しておけば、忙しい中でも大化けが期待できるテーマ株に関する最新情報などをチェックできるかと思います。

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