AI(人工知能)関連銘柄

AI(人工知能)関連銘柄

目次

超本命テーマ株「AI(人工知能)関連銘柄」は今後30年にわたり成長する!

2018年も躍進が期待される最大・最強のテーマ株といえば、「AI(人工知能)関連銘柄であることに異論はないでしょう。
これまで、自動運転やロボットなど、幅広い技術分野・産業と密接に関わってきたAI関連銘柄。つい先日も、アマゾンからグーグル、LINEに次ぐ「AIスピーカー」が発表されたのを受け、最新のAI技術に関連した出遅れ株を調べている方も多いはず!!

AIは深層学習(ディープラーニング)により飛躍的に進化し、世界経済に決定的な「パラダイムシフト」を起こしました。いまや、「AIを取り込んだ新たなビジネスモデルを構築できない企業は生き残れない」とまでいわれるほどです。
この革命的な株式テーマを、指をくわえて見ている手はありません!

このページでは、「AIとはどんなものか?」「AIに関連する市場や銘柄はなにか?」など、投資家の皆さんの気になる情報を完全網羅。今後30年にわたり成長するといわれるAIの基礎知識から、AI関連の本命・出遅れ株や派生銘柄の動向などご紹介します。

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2017.11.28

そもそもAI(人工知能)って何なの?

AI(人工知能)の意味と歴史

いまや一般家電のジャンルとして認知され、人気のキーワードにもなっている「AI」。英語の「Artificial Intelligence」を略したもので、日本語では「人工知能」と訳されます。

この人工知能について、人工知能学会では「大量の知識データに対して、高度な推論を的確におこなうことを目指したもの」と定義します。
しかし、これではなんのことかよく分かりませんね。
そこで思い切りひらたく嚙み砕くと、
「人間と同じような知能・考え方を持つコンピュータ」というところになるでしょうか。

ちなみにこのAIという言葉、取り上げる対象や書き手によって呼び方が異なることがあります。多くの場合、
< AI =人工知能=人間同様の知能を持つコンピュータ >
と思っていただいてよいでしょう。

2度のブームと3度の冬の時代

AIの研究の歴史は1950年代から続いていますが、決して平坦な道のりではありませんでした。図1を見れば分かるように、研究が盛り上がるブームとブームの間には、厳しい冬の時代もあったのです。

しかし、2006年に「ディープラーニング」が提唱されたことで状況は一変します。コンピュータ自体の進化と相まって、「AI」は大きな進化を 遂げました。
現在は第3次人工知能ブーム の真っ只中であり、AIが多くの一般ユーザー向け製品に搭載される時代です。「AI」や「人工知能」という言葉が瞬く間に世の中に普及したのはそのためといえるでしょう。

図1:人口知能の歴史 (出典)総務省「ICTの進化が雇用と働き方に及ぼす影響に関する調査研究」(平成28年)

図1:人工知能の歴史(出典)総務省「ICTの進化が雇用と働き方に及ぼす影響に関する調査研究」(平成28年)

ディープラーニング(深層学習)がAI(人工知能)を覚醒させた

ディープラーニング(深層学習)の登場により、眠りかけていたAIは覚醒し、あらゆるジャンルで重用される、欠くことのできない存在となりました。

では、AIにとって画期的なブレイクスルーとなったディープラーニングとはいったいどんなものだったのでしょうか?

機械学習とビッグデータ

もともとAIを構成する要素技術に「機械学習」というものがあります。
英語で「Machine Learning」と呼ばれるもので、1980年代から登場した技術です。

簡単にいうと、機械学習とは「人間があらかじめすべての動作をプログラムするのではなく、データを人工知能自身が解析し、法則性(パターン)やルールを見つけ出す」というもの。
つまり、人の手によりプログラミングされていた従来の技術に対して、機械学習は「大量のデータから自動的にアルゴリズムを構築するもの」と理解されています。

この大量のデータに相当することになったのが「ビッグデータ」です。
それ以前は処理しきれないほどの膨大なデータでしたが、近年のテクノロジーの発展によりビッグデータに対して複雑な数値計算を自動的に超高速で何度も繰り返して適用できるようになり、機械学習の進化につながりました。

図2:AI(人工知能)と機械学習とディープラーニングの関係(出典)NVIDIA BLOG

図2:AI(人工知能)と機械学習とディープラーニングの関係(出典)NVIDIA BLOG https://blogs.nvidia.co.jp/2016/08/09/whats-difference-artificial-intelligence-machine-learning-deep-learning-ai/

ディープラーニングがもたらした第3次AI(人工知能)ブーム

ディープラーニングとは日本語で「深層学習」と呼ばれ、機械学習をさらに発展させたものです。従来の機械学習と大きく異なるのは、人間の神経ネットワークを真似て作った「ディープニューラルネットワーク(DNN)」を使ってコンピュータによるデータの分析と学習を強力なものとしていることです。

莫大な量のデータを見ることでどこに注目するか(特徴量)をAI自身で学習し、人間からの指示を待たずに自動でどんどん賢くなっていきます。

特に高い効果を発揮するのが画像認識の分野で、言語化するのが難しい「好み」や「趣味」、「色合い」といった傾向をユーザーの過去のクリックから見つけ出し、よりユーザーの嗜好に沿った情報を提供できるのです。

これを可能にするためには一段階の処理だけではムリ。処理した結果をさらに処理するという多層的な作業をおこなわなければなりません。複数の段階的な処理の結果、画像に写った形が判断できるようになり、それを重ねることで認識がより正確になってゆくわけです。

このように、複数にわたって層の処理を重ね、複雑な判断をできるようにするために、深層学習(ディープラーニング)と呼ばれるのです。

この複雑な解析を自律的に学習しながらおこなうディープラーニングにより、AIの能力は非常に大きなものとなり、あらゆる分野で利用されることとなりました。
その流れはコンピュータの世界のみならず、あらゆる産業にかかわるイノベーションとなったのです。この大きなムーブメントが、第3次AI(人工知能)ブームと呼ばれるものです。

図3:ディープラーニングの深層学習モデル

図3:ディープラーニングの深層学習モデル(出典)http://playground.tensorflow.org

続々登場するAI(人工知能)関連製品 &サービス

iPhoneやルンバなどの先行AI(人工知能)商品

すでに世の中にはかなりの数のAI搭載製品が出回っています。その先鞭を付けたのが、アイロボット社製ロボット掃除機のルンバ。各種センサーを活用して自動清掃してくれるお掃除ロボットです。

また、シェア5割を誇るアップル社のiPhoneにもAIが搭載されています。ユーザーの声に反応して各種アプリを操作できる「Siri」と呼ばれる人工知能です。
これらを筆頭に、AI搭載製品は私たちの回りに存在しています。
そして、その数は今後加速度的に増えていくはずです。

2017年の有望株「ノールックAI家電」

より快適で便利な生活とエコ社会の実現に向けて、各家電メーカーの生活家電への人口知能の搭載が進んでいます。中でも「ノールックAI家電」と呼ばれる製品は、ユーザーが機器を見ることなく話しかけるだけで操作できるのが特徴。本体のスイッチやリモコンに触れずに製品を作動させられます。
ここでは、今注目のノールックAI家電をリリースする銘柄にフォーカスしてみます。

シャープ/ココロエンジン搭載オーブンレンジ、ドラム式洗濯乾燥機

特に充実しているのが、台湾の鴻海による買収で話題となったシャープの製品です。「ココロエンジン」と呼ばれるAI技術を採用し、人に寄り添うことを目指した家電開発を進めています。

各家庭の使用環境を学習して様々な提案や最適な運転を自動的におこなうもので、レシピを紹介するウォーターオーブンの「ヘルシオ」や庫内の在庫管理をサポートしてくれる「ともだち冷蔵庫」、 クラウドとつながり洗濯をアシストしたり、省エネにつながるアドバイスをくれる「ドラム式洗濯乾燥機」など、今年発売のAI家電が目白押しです。

写真1:シャープ「ヘルシア AX-XW400」とドラム式洗濯乾燥機「ES-ZP1」

写真1:シャープ「ヘルシア AX-XW400」とドラム式洗濯乾燥機「ES-ZP1」(出展)http://www.sharp.co.jp/

パナソニック/エアコンXシリーズ、ロボット掃除機ルーロ

パナソニックもAI研究開発に積極的なメーカーです。AI関連技術者を大幅に増員し、幅広い製品・サービスへの活用を目指しています。

現状では、独自のアルゴリズムでユーザーの「暑い・寒い」を見分ける「温冷感センサー」を搭載したエアコン「エオリア」や、欧米とは異なる日本ならではの「住」をベースに床面素材やゴミの種類を識別するロボット掃除機「ルーロ」などがあり、今後もより快適なAI搭載家電がリリースされるでしょう。

写真2:パナソニック「EOLIA」

写真2:パナソニック「EOLIA」(出展)http://panasonic.jp

セブンドリーマーズ/全自動衣類折りたたみ機ランドロイド

ついに出た、という感じの製品がセブンドリーマーズの全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」。画像解析・AI・ロボティクスの集大成により、洗濯・乾燥した衣類を最適な方法を学習しながら折りたたみ、アイテム別や家族別に仕分けてくれる画期的な製品です。

高額なため普及にはまだ時間がかかりそうですが、メーカーは「いずれは食器洗浄機のように各家庭に備わるレベルにしたい」とコメント。家事労働の中で特に面倒な作業を自動化できれば、家庭の負担は間違いなく激減します。低価格化が待ち望まれる製品です。

写真3:ランドロイドの作業プロセス

写真3:ランドロイドの作業プロセス(出展)https://laundroid.sevendreamers.com/about/

ファミリー/人工知能システム搭載メディカルチェア

お疲れモードの現代人に憩いとリラックスをもたらすマッサージチェア。通信ネットワーク により病院と連携して健康を管理したり、AIがユーザーの状態を感知してマッサージの強度を調整するなど、従来のマッサージ機から大きな進化を遂げています。

ファミリーイナダのメディカルチェア「ルピナス」は、人工知能システムと通信ネットワークを融合した家庭用医療機器として登場。人それぞれの異なる体型や筋肉の状態を把握し、最適なモミ動作を実現することでユーザーに合った気持ちよさを提供します。
また、外部機器との併用により血圧・体重・脈拍の測定をおこない、家族それぞれの健康状態を日々管理。まさに「ヘルスギア」というにふさわしい機能を誇っています。

写真4:ファミリーイナダ「Lupinus FMC-LPN1000」

写真4:ファミリーイナダ「Lupinus FMC-LPN1000」(出展)https://laundroid.sevendreamers.com/about/

ビッグデータ活用による最適な情報や環境の提供

AIを採用しているのは家電製品ばかりではありません。
ウェブでの検索サービスや情報受け取りの分野、さらに直近では価格変動制チケットの販売などにも人口知能が利用されています。

知りたいことはネットで調べるのがあたりまえの今、検索エンジンは日々ブラッシュアップされ、個々のユーザーの嗜好や傾向に沿った、よりニーズに近い回答を導けるようになりました。背景には、大量のビッグデータを取り込むことで情報の精度が上がり、より正確な意思決定を下すことができるようになったことが挙げられます。

Yahoo!&Google/ランキング&行動解析

国内シェアの大半を占めるYahoo!とGoogleですが、検索キーワードに対して表示するランク付けにAIを活用しています。
Yahoo!はGoogleの検索エンジンをカスタマイズして使用しており、検索連動型広告にもGoogleのアルゴリズムを利用しています。いずれもユーザー層の年代や傾向の違いで、同じキーワードでも両者で若干ランキングや提示される商品が異なります。

グノシー/キュレーションニュースアプリ

派手な広告宣伝で一躍メジャーへと上り詰めたグノシー。配信内容は「アナタだけの新聞」をイメージし、ユーザーの好みに合ったニュースを表示するアプリとされています。
アルゴリズムはグノシーオリジナルのものと明言しており、日々のユーザーの行動解析をおこなってニュースのラインアップが決まります。
まさに、AI抜きには成立しない、オリジナルなニュースペーパーです。

三井物産/AI(人工知能) による価格変動制プロ野球チケット

通常は定額のプロ野球のチケットが、AIを使うことで需給に応じて価格が変動するサービスが始まりました。

大手商社の三井物産は、ソフトバンクホークスやヤクルトスワローズの試合の一部座席に変動価格制を導入すると発表。過去3年分の販売実績・チームの現在の順位・ファンクラブの加入実績・試合当日の曜日や時間、季節などを基にしたアルゴリズムによりチケット価格を算出、販売するといいます。

写真5: 価格変動制観戦チケット

ポイントは、興行主の収入が最大化するよう設定されることで、人気が低い試合でも価格を下げることで売れ残りを減らすように誘導するなど、売り上げ増に貢献するシステムとされています。

スポーツ観戦チケットの価格変動サービスは欧米ではすでにスタートしており、あらゆるものがインターネットとつながるIoT時代であれば、より精度の高い価格設定=売り上げ増に結び付けられそうです。

写真5: 価格変動制観戦チケット(出展)http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18921630V10C17A7EA1000/

AI(人工知能)関連銘柄が注目されるのはナゼ?

いまやAIなしでは製品開発は不可能な時代です。特に自動運転技術は政府としても推進している国策銘柄なので、絶対に外せません。また、他のテーマ株とも密接にリンクしているので、立体的な視野を持って市場を見通す必要がありそうです。

AI自動運転技術など日本政府が進める国策と関連

国策関連銘柄とはなんでしょうか?
国が決めた政策にかかわる産業や技術分野に関連する銘柄のことで、非常に人気が高いのが特徴です。

なんといっても国が予算を決めて進める事業ですから、国策に関連する銘柄は追い風を受けやすく、株価が上昇する傾向にあります。そのため、国策関連銘柄は買っておくべきといわれ、また売ることに消極的となるケースが多いのです。
その国策関連銘柄の中でも、AI(人工知能)関連銘柄は飛び切りの要注目株です。

写真6: ボルボ・インテリセーフオートパイロット

写真6: ボルボ・インテリセーフオートパイロット(出展)http://www.volvocars.com/jp/about/our-innovation/intellisafe-autopilot

生き残りを賭けた自動車メーカーの自動運転車開発

全世界の自動車メーカーにとって、目下の最大のテーマは自動運転車の開発です。コマーシャルやニュースでよく目にすることからも、その力の入れようはお分かりでしょう。
現在の自動運転技術は完全自動運転(レベル4)にはほど遠い状態ですが、日本政府は2020年の東京オリンピックまでに準自動運転(レベル3)を、そして2025年を目途に完全自動運転(レベル4)を民間企業による市場化が可能となるよう目標としています。

現状は技術的にも法整備的にも問題が山積し、3年間でどこまで推し進めることができるかは微妙ですが、国の後押しがあるだけに進化することは間違いのないところです。

国産自動車メーカー各社も生き残りを賭けて自動運転車開発に注力していますが、中でもAI用半導体メーカーのNVIDIA(エヌビディア)と提携するトヨタ、そしてGoogleと提携したホンダには特に注意を払う必要がありそうです。

AI(人工知能)がかかわる技術分野の数々

自動運転以外のジャンルでもAIは重要な技術となっています。
その分野は非常に多岐にわたるため、必然的に関連銘柄が増えてくることになります。
そこで、どんな産業が関連してくるのか、ざっくりと業種をご紹介します。これら関連産業の多さも、AI(人工知能)関連銘柄が人気を集める原因のひとつなのです。

自動運転システム以外のAI(人工知能)関連産業

AIにはいくつかの機能があります。
主だったところでは、言語や画像、音声を認識し、分析・生成をおこなう機能、機械や設備の制御をおこなう機能、そして最適化や推論をおこなう機能などです。
それぞれ単体として、または目的に応じて組み合わせながら、様々な分野に応用することで多くの産業で人口知能が活躍しています。

これらAIが関連する産業としては、以下のものが各省庁・業界団体などにより想定されています。

  • 農林水産業
  • 製造業
  • 建設土木
  • 電力・ガス・通信関係
  • 情報サービス業
  • 卸売・小売業
  • 金融・保険
  • 不動産
  • 運輸・物流業
  • 専門・技術サービス関係
  • エンターテインメント関係
  • 教育・学習支援業
  • 医療・福祉関係
  • 生活関連業

ご覧の通り、実に多くの業界に関係しています。もちろん、それぞれの産業の中のいくつかの分野ということなのですが、とにかく幅広くAI関連技術が採用されることを記憶にとどめ、AI(人工知能)関連銘柄にどう影響するかをチェックしましょう。

写真7: 介護施設で人気のAIロボット「パルロ」

写真7: 介護施設で人気のAIロボット「パルロ」(出展)http://think.leopalace21.co.jp/article/20170224a.html

他のテーマ株ともリンクする幅広い関連性

AI(人工知能)関連銘柄は、先に触れた通り要素技術という性質上かかわる産業が非常に多いため、それぞれのジャンルでテーマ株とも関連してきます。特に、すでに人気の高い以下のテーマ株は注目しておくべきです。
このように幅広く有望な関連銘柄にリンクしていることが、AI(人工知能)関連銘柄の注目度を高める要因となっています。

フィンテック関連銘柄

フィンテックとは「Finance(金融)」と「technology(技術)」を組み合わせた造語で、金融とAIなど情報通信技術(ICT)を活用した革新的なサービスの総称です。「金融とITの融合」とも呼ばれ、仮想通貨の基盤を支える「ブロックチェーン」技術がその要となります。

2017年5月26日に改正銀行法が可決・成立し、フィンテックサービスを提供する事業者が登録制となりました。これによりサービスの展開がスムースになることが想定されるほか、銀行がフィンテックサービスを提供する事業者と提携しやすくなると予想されます。政府も重要な新事業と認識しており、官民の双方で普及に向けた取り組みが行われています。

フィンテック関連銘柄

2017.08.10

IoT関連銘柄

IoTとは、「Internet of Things(インターネットオブシングス)」の略称で、従来からインターネットに接続されていた情報端末だけでなく、各種センサーや家電、自動車、建設機器、産業機器など、あらゆる「モノ」がインターネットに接続されて情報を送受信する仕組みです。

接続された機器の状態をリアルタイムで受け取ることができるため、クラウドネットワークでデータ化や自動化などが実現可能となり、新たな付加価値が生み出されます。これにより利益を生んだり、利益成長を遂げると期待される銘柄が「IoT関連銘柄」です。
関連する銘柄の裾野が極めて広いのも特徴です。

IoT関連銘柄

2017.08.08

クラウド関連銘柄

クラウドとは、「クラウドコンピューティング」を略したもので、インターネットなどのネットワークを通じて、ソフトウェアやデータなどにアクセスできる仕組みのことです。

「Gmail」などのように、サイト上でログインをすることで自分専用のページを開き、そこにデータや資料を保存できたり、メールのやりとりができるシステムです。
端末を持っていなくても、ネットカフェや他人のパソコンからメールを送受信したりデータを保管することができるのが特徴です。

このクラウドをビジネスとしている企業が関連銘柄となるのですが、クラウドサービスそのものを手がける企業だけでなく、クラウドシステムへの攻撃を防ぐプログラムの開発やセキュリティを担う企業だったり、クラウドソリューションの研究をおこなっていたり、クラウドシステムのテストやコンサルティングを業務としていたりと様々です。

ロボット関連銘柄

世界有数のロボット大国といわれる日本では、工場の製造現場をはじめとして様々な分野でロボットが使われています。ロボット関連銘柄とは、このロボットの研究・開発・生産・流通・販売などをおこなっている上場企業のことをいいます。

近年では製造業だけでなく、建造物を点検するロボットや接客業や介護の現場で使われる会話型のコミュニケーションロボットが増加、今後はさらに広い分野で活用されると考えられています。

また、経済産業省はロボット産業を将来国の基幹産業のひとつに成長させるべく、ロボット産業育成に向けた取り組みを進めており、国策関連銘柄であることも見逃せません。

写真8:「変なホテル」東京舞浜ベイ

写真8:「変なホテル」東京舞浜ベイ (出展)http://www.h-n-h.jp/maihama/img/top/pic_mainSl01.jpg

AI(人工知能)が深くかかわる株式投資の世界

大資本とAI(人工知能)による超高速取引(HFT)

資産運用の世界にもAIが深くかかわっていることはご存知でしょう。
大きな資本を持つ投資機関が大量の情報処理をおこなえる高価なAIを銘柄分析や市場動向の予測に活用し、株・為替・金・穀物の自動取引や超高速取引(HFT)を実現しています。

AI(人工知能)関連銘柄がなぜこれほど注目されるかを考えるのと同様に、この現実についてもしっかり認識しておきましょう。

超高速取引の是非については、「市場の公平性をゆがめる」、「株価の極端な乱高下を招く」など、多くの反対意見が出ていますが、現状、超高速取引を禁止する動きはありません。一般的な個人投資家はこのスピードには太刀打ちできない状態ですので、信頼できる投資顧問会社などを利用するのが賢明かもしれません。

押さえておきたいAI(人工知能)関連銘柄の動向

今年最強のテーマ株といわれるAI(人工知能)関連銘柄を買うなら、日本国内のみならずグローバルな視野を持って関連する企業・産業をチェックしておきたいところです。

特に、海外資本が有力な、NVIDIA(エヌビディア)をはじめとするAI用半導体メーカーと自動車メーカーは要注目。もちろん、派生する各産業に至るまで、マメな株価動向の確認と情報収集が必要です。

ここでは、AI関連市場の現状と今後、そして近い将来立ち上がってくるであろう関連産業の予測をご紹介します。また、今がAI(人工知能)関連銘柄のホットシーズンであることが読み取れる世の中の流れといえる情報もお見せします。

写真9:DRIVING INNOVATION

写真9:DRIVING INNOVATION (出展)http://www.nvidia.co.jp/object/drive-automotive-technology-jp.html

ソフトバンクグループの巨大人工知能投資ファンド&NVIDIA株

AIとIoTに全力を注ぐソフトバンクグループは、サウジアラビア政府と提携し、2017年5月に巨大投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を発足。10社以上が参加し、運用規模は10兆円以上といわれています。

そのソフトバンクが、AIの心臓部ともいえるプロセッサユニットの開発を主業務とするNVIDIA(エヌビディア)の株を40億ドル相当保有することが話題となりました。ソフトバンクは2016年に英国の半導体設計大手であるARMを3兆3000億円で買収しており、このふたつの行動から、「モバイルの心臓を握るARMとAIの心臓部をつかさどるNVIDIAを手中にして未来の覇者になろうとしている」との声も上がっています。
「機を見るに敏」なソフトバンクの動向から目が離せません。

AI用半導体チップ「GPU」の名付け親NVIDIA(エヌビディア)

前項で触れたように、AI関連業界でもっとも注目されているのがNVIDIA(エヌビディア)です。
NVIDIAは演算処理の高速化に貢献するGPU(グラフィクスプロセシングユニット)を開発、ディープラーニングの進化を加速させたAI関連の最注目企業です。

ゲーム、VR、自動車、高性能コンピュータ、ドローン、モバイルなど様々なジャンルに対応可能な製品を持ち、取引先は軒並み株価が上昇するという強大な影響力を誇ります。
AI(人工知能)関連銘柄を狙うなら、同社の関連情報は決して見落としてはいけません。

続く自動車メーカーとAI(人工知能)関連半導体メーカーの提携

自動運転車の開発に全力を挙げる各国の自動車メーカー。
しかし、完全自動化への道は険しく、今実現している技術のほとんどが「安全運転支援システム」レベルでしかありません。もちろん、現状でも安全性の向上には役立っていますし、事故件数も確実に減少しています。

しかし、国家を挙げての事業とされていることもあり、また、今後の自動車の売り上げに大きく影響すると考えられていることもあって、各自動車メーカーの本気度は尋常なレベルではないのです。

自動運転を達成するためには、いうまでもなく人口知能の力が必要です。
AI自動運転プラットフォームと呼ばれるプロセッサユニットが欠かせません。このユニットを設計しているのがNVIDIA(エヌビディア)やインテル傘下のモービルアイ、クアルコム傘下のNPXといった半導体サプライヤーです。

写真11: 完全自動操縦向け「DRIVE PX2」

写真11: 完全自動操縦向け「DRIVE PX2」(出展)http://www.nvidia.co.jp/object/drive-px-jp.html

NVIDIAのAI自動運転プラットフォーム

NVIDIA(エヌビディア)は前述の通り、自動車産業とも密接に関連しています。
自動運転技術の開発は、いまや国を挙げての国策事業。その国策事業のキモとなるのが、NVIDIAの持つAI自動運転プラットフォーム「DRIVE PX2」という半導体だからです。

現在NVIDIAと提携しているのは、アメリカのテスラ、スウェーデンのボルボ、ドイツのアウディとメルセデスベンツ、そして日本のトヨタです。当然これらの企業は、AI(人工知能)関連銘柄の中でも最重要銘柄といえます。

NVIDIAのライバル…インテル、クアルコム

一方、競合他社の動きはどうでしょう?
インテルはモービルアイとともにドイツのBMWやフォルクスワーゲンと組み、ホンダはGoogleの子会社「ウェイモ」と提携しました。また、NVIDIA(エヌビディア)に並ぶチップサプライヤーであるクアルコムは、自動運転技術分野ではやや遅れをとっていたものの、自動運転車向けプラットフォーム「BlueBox」を持つNXP社を買収し、巻き返しを図っています。

さらに、モービルアイのテクノロジーを独自の自動運転技術「プロパイロット(高速道路のみで使用可能)」に採用している日産は、ちょっとヒネリを加えてNASA(米航空宇宙局)との協力で完全自動運転車の事故を防ぐ技術の開発を発表。

2020年に向けて、AI技術を基にしたチップサプライヤーと自動車メーカー各社の熾烈な開発競争が続きます。

写真11:日産「プロパイロット

写真11:日産「プロパイロット」(出展)https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/safe.html#propilot

2030年には80兆円超が見込まれるAI(人工知能)関連市場

繰り返し述べてきたとおり、AI(人工知能)関連銘柄はますます伸びることが予想されていますが、では具体的にどの程度の規模が見込まれているのでしょうか?

中心となるAI関連ビジネスと、それらも含むAI関連産業全体での予測とに分けてご紹介します。

AI(人工知能)ビジネスで2兆1200億円規模(富士キメラ総研)

富士キメラ総研のレポートによると、2015年度のAIビジネス国内市場は1500億円。これが2020年度には1兆20億円、2030年度には2兆1200億円にまで拡大すると予測しています。ナント、現状から14.1倍もの市場規模拡大となるのです。

ちなみに、AI関連ビジネスとは、AIを活用した分析サービス、AI環境を構築するためのコンサルティング、ITを使って社会に必要な仕組みを構築する情報サービス企業(SI)、AI環境を支えるプロダクトやクラウドサービスなどを総じた呼び名です。

図4: 富士キメラ総研「 AI(人工知能)ビジネスカテゴリー別市場

図4: 富士キメラ総研「 AI(人工知能)ビジネスカテゴリー別市場」(出展)https://www.fcr.co.jp/pr/16095.html

AI(人工知能)関連産業全体では86兆円規模との予測も(EY総合研究所)

ここでは、AI関連産業全体の市場規模をEY総合研究所のレポートから見てみましょう。

まずベースとなる2015年の数字ですが、3兆7450億円と算出されています。これが2020年になると23兆638億円へとジャンプアップ、さらに2030年には86兆9620億円という巨大市場を形成すると予測しています。

図を見ると分かる通り、特に伸びが大きいのは運輸分野です。完全自動運転車が普及していることを前提にしたもので、トラック輸送は自動運転車によっておこなわれることが多大な影響を与えていると考えられます。

また、自動運転車の製造自体も製造業分野に大きな影響をもたらしています。市場規模は2015年の1069億円から10兆4181億円へと拡大する予測です。AI関連産業の発展は自動運転車開発に左右されることが、つくづくよく表れたデータです。

図4:ey総合研究所「 AI(人工知能) 関連産業の市場規模」

図4:ey総合研究所「 AI(人工知能) 関連産業の市場規模」(出展)https://www.shinnihon.or.jp/shinnihon-library/publications/issue/eyi/knowledge/fsi/pdf/2015-09-15.pdf

2020年までに急速に立ち上がるAI(人工知能)関連市場は?

短期的に立ち上がってくる有望な関連市場についても見てみましょう。
AIに関連する派生銘柄で特に拡大されると思われるのは以下の業界です。

  1. コールセンター
  2. 映像監視
  3. コミュニケーションロボット
  4. ネットワークセキュリティ
  5. オンデマンドモビリティ
  6. 旅行業関係添乗員アプリ
  7. フィンテック
  8. 老朽インフラ監視システム
  9. 顔認証受付、店舗監視、顧客行動観察システム

1~4は富士キメラ総研により挙げられた業界・業種です。
コールセンターではすでにAIが導入されていますが、オペレータの業務支援やVOC分析(顧客の声の分析)などにますます採用されると考えられています。

コミュニケーションロボットの分野も大きく伸びることが予測されています。ビジネスユースでの接客業務に使われるケースが増えると考えられ、それに向けた製品が多数市場に投入されると思われます。

5~9はEY総合研究所によるリスト。オンデマンドモビリティとは自動運転車でのタクシー配送やカーシェアリングなどを指し、公共交通機関に匹敵する低料金での利用が可能となると予測しています。それによる需要喚起が市場拡大への期待となって表れているようです。

また、顔認証受付/店舗監視/顧客行動観察システムは卸売・小売り業関係で見込まれるシステムで、現状での普及が少ない分、拡大幅が大きいと見ています。ここも狙い目といえそうです。
これらAI関連の派生銘柄は、今からでも手を出しやすいものがあります。関連する銘柄の株価動向をしっかりと把握したいところです。

AI(人工知能)が人類を超えるのは2045年⁉

シンギュラリティ(技術的特異点)って何?

人口知能が人間を超える日も近いといわれます。

AI関連の世界では、その日をシンギュラリティ(技術的特異点)と呼んでいます。これは世紀の天才ともいわれる発明家・未来学者であり、現在はGoogleに在籍しているレイ・カーツワイルが2005年に出した著作「The Singyurarithi is near」から広まったといわれています。

彼が予測したとおりだとすると、シンギュラリティは「それまでの時系列と非連続な進化が突然起こるポイント」で、2045年(最近ではもう少し早まると述べています) と予測している。これまでもいくつかの未来の科学的な出来事を的中させてきた彼のことですから、この予測は無視できないものと捉える人は非常に多いのです。

今後7~8年でAI(人工知能)は加速度的に進化する

ディープラーニングにより進化の速度を大幅に促進した結果、AIはより優れたマシンを自ら作り、そのマシンがさらにより優れた機械を作るという、無限に展開される自動進化を実現しました。自身で自身の性能をとてつもないスピードで向上させるため、もはや人間が追いつかないところに届こうとしているのです。

特に、画像認識や文字認識、音声認識の分野においては人間を超える認識率が達成されており、「2045年頃にはAIが人類を超える」という予測を裏付ける事態となっています。

世界中で大きな期待をかけられている完全自動運転の実用化が期待される2025年に向けて、加速度的にAIの進化は進むでしょう。

図5:「コンピュータの加速度的な成長」

図5:「コンピュータの加速度的な成長」(出展)「The Singyularity is Near」http://www.singularity.com/charts/page70.html

AI(人工知能)で腕を磨いた29連勝の最年少プロ棋士

一躍スターとなった中学2年生といえば、将棋の藤井聡太四段です。中学生でプロ入りしたのは史上5人目。四段昇進を14歳2カ月で果たし、最年少記録を更新。そして、前人未踏の29連勝を達成し、新記録を樹立したことは記憶に新しいと思います。
また、早くから詰将棋で頭角を現し、詰将棋解答選手権チャンピオン戦には8歳で初参加。2015年に史上初となる小学生での優勝にも輝いています。

当初、この詰将棋の強さが29連勝の秘密とも ささやかれましたが、実はAIも藤井四段の実力アップに貢献していたのだそうです。

詰将棋で鍛えた無敵の終盤力とAI将棋で手にした序盤、中盤力

藤井四段の代名詞は詰将棋で鍛えられた終盤力だったといいます。しかし、それだけでは勝ち続けることはできません。そんな藤井四段の、当初弱点と見られていた序盤、中盤の弱さを克服するのに役立ったのがAIだったそうです。

2016年の夏頃から将棋ソフトを積極的に利用し、研究した成果は着実に藤井四段の血となり肉となりました。難解な局面でも形勢を正確に判断する力を養い、苦手だった序盤、中盤の力を伸ばしたのだとか。

こんなところにもAI関連の製品が登場しているのですから、本当に関連するジャンルが幅広いですね。

エンタテイメントの世界でもAI(人工知能)関連ネタが続出‼

ちょっと話はズレますが、AIという言葉がメジャーになったおかげで、エンタテイメントの世界でも取り上げられることが多くなっています。
映画やコミック、小説にも登場します。それどころか、AIが小説を書くことすら実現しており、「小説家もいらなくなるのか」と心配する向きもあります。

高性能な人口知能を搭載したヒト型ロボットが我々の前に姿を現す時は、もうすぐそこまで来ていると実感せざるをえません。

 写真12:「Musio Ⅰ:電脳メイロ」写真13:「ビビビ・ビ・バップ」

写真12:「Musio Ⅰ:電脳メイロ」(出展) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000017199.html
写真13:「ビビビ・ビ・バップ」(出展)http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062200622

小説『ビビビ・ビ・バップ』、『Musio Ⅰ:電脳メイロ』

「Musio Ⅰ:電脳メイロ』はAIエンジンやソーシャルロボットを開発しているAKAが、真山碧を著者に起用、自社製のAIロボット「Musio」をモチーフとして制作したファンタジー小説です。AIと人類の「共感」をテーマに近未来を描いています。

一方、奥泉光による近未来エンタテインメント小説『ビビビ・ビ・バップ』は、AIが動かすジャズや落語の偉人を模したアンドロイドが登場し、絶妙なアドリブや掛け合いを展開。しかし、人工知能に人間ほどには表現力がないことを通じて、人間とは何かを問いかけます。

同じAIをモチーフにしながら、テイストの異なる2作です。

映画の中のAI(人工知能)

映画『エクス・マキナ』、『チャッピー』、『アンドリューNDR114』、『ゴーストインザシェル』など、AIを持つヒト型ロボット(アンドロイド、サイボーグ、ヒューマノイド)と人間の感情のやり取りにフォーカスしたものが増えています。

やはり『ターミネーター』以来、人間には期待と恐怖の入り混じった複雑な感情があるのでしょう。

AI(人工知能)搭載ヒューマノイドの感情に切なさを覚える読後感

写真14:「 AIの遺電子」

コミックの世界でもAIを扱った人気作品があります。
山田胡瓜の『AIの遺電子』という 作品で、HPによると「近未来系ヒューマノイドSF医療物語」となります。AIを搭載した機械の体を持つヒューマノイドと生身の体の人間が一緒に暮らす未来世界が舞台です。

そして主人公は、ヒューマノイドを治療する人工知能の専門医。その世界独自のルールに従った治療をおこなうのですが、人間と似ているような、でも根本的に違うような、人間とヒューマノイドの感情が絡み合います。読んでいて不思議な切なさを覚える作品です。
ちなみに、「遺伝子」ではなく「遺電子」とされている点にも注目!

写真14:「 AIの遺電子」(出展)http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253220991

AI(人工知能)関連銘柄の今後と注目の派生テーマ株

NVIDIA(エヌビディア)をはじめとするトップランクの銘柄はもちろんですが、現在2番手・3番手グループにいる銘柄や、今後急速な立ち上がりが見込まれる派生テーマ株もしっかりとマークしておきたいところです。
中でも、医療・介護・製薬分野は絶対に廃れることのない産業ですから、長い目で見た投資を考えるとよいでしょう。

写真10:組み込みプラットフォーム「NVIDIA JETSON」

写真10:組み込みプラットフォーム「NVIDIA JETSON」(出展)http://www.nvidia.co.jp/object/drive-px-jp.html

すでに株価が好調に推移しているAI(人工知能)関連銘柄

NVIDIA(エヌビディア)

AI関連産業をけん引する半導体業界では、CPU(中央演算処理装置)が長年その中核をなしていました。これに対し、NVIDIA(エヌビディア)が開発するのはGPU(画像処理装置)と呼ばれるものです。

コマンドをひとつひとつ処理していく逐次処理のCPUに対し、GPUは複数のコマンドを同時に処理できる並列処理を可能にしたもの。強力な計算能力が求められるAIには、CPUでは対応しきれず、GPUが多用されるようになっています。

アメリカカリフォルニア州を拠点とするNVIDIAは、そのGPUのトップメーカーであり、驚くべき開発力で他社をリードしています。先般発表された次世代GPUは、前世代の5倍、その前の世代の15倍もの処理能力を有しているといいます。

モービルアイ

イスラエルのモービルアイは、単眼カメラによる先進運転支援システム(ADAS)開発で業界のトップを走る企業です。上場当初から将来期待先行で非常に高値で取引されており、近々到来すると予測される自動運転時代への高い期待を持たれています。

同社のシステムの核となる「EyeQチップ」は非常に安価で、多くの自動車メーカーに採用されていますが、完全な自動運転に対応したものではありません。しかし、デルファイ(大手自動車部品メーカー)と組んだ比較的安価な中小自動車メーカー向けの自動運転システムと、インテル&BMWと共同で開発する別の自動運転システムとで販売先を棲み分け、戦略的な優位点を持つと評価されているといえるでしょう。

写真15:「BMW VISION NEXT 100」

写真15:「BMW VISION NEXT 100」(出展)http://bmw-japan.jp/next100/

アイロボット

お掃除ロボット「ルンバ」で有名なアイロボット社は、ついに日本法人も立ち上げ、日本市場を重視しているとの言葉に裏付けを持たせました。

災害用・軍用ロボットも手がける同社ですが、本流はあくまで家庭用と見据え、ロボットによるスマートホームの実現をビジョンとして掲げています。ルンバの2016年国内累計販売台数は200万台を突破しましたが、世帯普及率は4%とまだまだ拡大する余地は大きいと思われます。

また、IoT企業として、スマホアプリ経由でデータを吸い上げ、ルンバをクラウドロボティクスの受け入れ口として使うことも考えられます。スマートホーム化と合わせ、さらなる発展性に期待が持たれます。

【3653】 モルフォ

[3653]モルフォの株価チャート

「すべてのカメラに知能を持たせる」をスローガンとして掲げてスマホ用の画像処理技術の研究開発・製品開発・ライセンシングなどを手掛ける、東大理学部卒の技術者が集まってできた日本のベンチャー企業です。

画像処理ソフトウェアの累計搭載本数が20億ライセンスを突破した携帯電話関連のみにとどまらず、自動運転技術分野においてデンソーと次世代画像認識システム向けDNNのアルゴリズムを共同開発するプロジェクトを進めたり、臨床検体分野への画像処理技術の応用をエスアールエルと共同推進するなど、AI関連産業への発展性を高めているモルフォ。積極的な事業拡大姿勢を含めて、特に注目すべき銘柄です。

【3655】 ブレインパッド

[3655]ブレインパッドの株価チャート

日本初のデータマイニング企業ともいわれるブレインパッド。企業の顧客購入履歴データを分析し、販売促進策などを提案しています。また、関連ソフト開発も手がけており、直近では運用型広告最適化ツール「L2Mixer」のバージョンアップを発表しました。

早くからデータ分析支援に特化した業務内容が、ビッグデータへの関心の高まりが追い風となり、業績をアップ。企業や商品、システムの課題を発見するという能力に長けているデータ解析のプロ集団です。

今後注目のAI(人工知能)関連銘柄

【2158】フロンテオ(旧UBIC)

[2158]フロンテオの株価チャート

独自開発した人工知能エンジン「KIBIT(キビット)」により、ビッグデータなどの情報解析を支援。 国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分析をおこなう eディスカバリ(電子証拠開示)や、コンピュータフォレンジック調査を支援する企業です。

また、「KIBIT」(キビット)を搭載し、利用者の行動や好み、感覚を蓄積し、利用者も気づかなかった「好きなもの」をおすすめできる生活密着型の AI搭載ロボット「Kibiro(キビロ)」も実用化。訴訟以外の分野でも実績を挙げています。

ちなみに、2017年7月にはKibiro がユーザーにオススメをする理由を提示する機能で特許を取得。 BtoC部門の今後についても要チェックです。

写真16:FRONTEOの人工知能「KIBIT」搭載ロボットKibiro(キビロ)

写真16:FRONTEOの人工知能「KIBIT」搭載ロボットKibiro(キビロ)(出展)https://www.fronteo-cc.com/kibiro/

【2349】エヌアイデイ

[2349]エヌアイデイの株価チャート

独立系SI(システムインテグレーター)企業で、組み込みソフト開発、システム開発、ネット運用が事業の3本柱となります。クライアントに大手企業が多いため安定性が高く、財務状態も非常に良いとの評価もあります。

また、エヌアイデイが出資するベンチャー企業「スタジオウーシア」は、世界最高峰の自然言語処理エンジン「Semantic Kernel」のAPIを昨年リリース。ビッグデータ解析などでの検索精度を向上できると見られています。17年3月期の連結経常利益はおよそ13%の減益となっていますが、長期的に見ていく必要がある銘柄だといえるでしょう。

【3690】 ロックオン

[3690]ロックオンの株価チャート

インターネット広告の運用サポートサービスを提供する企業です。ECサイト構築関連にも 事業を拡げています。また、海外への展開も模索中のようです。

Googleの検索連動に代表されるリスティング広告の運用を人工知能によって自動入札させるシステム「THREe(スリー)」を2016年3月に発表。今まで大きな負担だったリスティング広告の運用を人工知能に任せることで、運用者の負担軽減や広告の効果最大化を実現しました。

直近の情報では、IoT周辺でチャンスが広がりそうな穴株としても名前が挙がっている銘柄です。

【3905】データセクション

[3905]データセクションの株価チャート

ビッグデータの処理・解析を主業務とし、特にSNS等ソーシャルメディアに強みを持つ会社です。商品企画・マーケティング担当者向けにソーシャルメディア分析ツール「Insight Intelligence」を提供、ソーシャルメディア上の膨大なクチコミを分析可能としています。

同時に、風評リスク対策プログラムも用意し、炎上を防ぐなど危機管理をサポート。オンラインデータ収集・分析をベースとしたソリューション開発にも注力しており、企業の課題整理から開発・運用・改善まで手がけています。

【3914】 ジグソー

[3914]ジグソーの株価チャート

クラウドやサーバーを対象に、電子デバイスに組み込みソフトを実装して自動監視および遠隔操作システムを展開する企業です。

IoTサービスへの積極展開を標榜し、クラウドプラットフォームを活用してソリューションビジネスを展開するNSWとIoTプラットフォーム分野で業務提携中。メイン事業から集積された膨大なビッグデータをもとに「Z14β」と呼ばれる人工知能を開発、Iotデータコントロールサービスとして提供しています。

【7779】サイバーダイン

[7779]サイバーダインの株価チャート

ロボットスーツ「HAL」を開発した筑波大発のベンチャー企業。筑波大学大学院教授で同社の代表取締役社長である山海嘉之氏が確立・命名した学術分野「サイバニクス」により、研究開発が推進された技術を総結集したパワードスーツがHALです。

装着することで身体機能を拡張・増幅・補助することができる「HAL」を 使った医療・福祉サービスを事業の主体としています。2015年に人工知能技術を開発するベンチャー企業「PEZY Computing」へ出資しており、ロボットスーツ「HAL」へのAI搭載を目指しています

また、2017年5月には、サイバニック技術(HALに取り付けられている生体電位センサー)で得た人体からの膨大なセンサー情報を統合し、生体情報・環境情報を含めて企業システムと連携させ、働き方改革などに活用したいとするワークスアプリケーションズとの業務資本提携を発表。異次元の次世代IoTシステムの共同開発をおこなうとしています。

*サイバニクス(サイバニック)技術
サイバニクスとは、脳科学、神経科学、行動科学、ロボット工学、IT技術、システム総合技術、生理学、心理学などを融合・複合した新しい研究領域で、テクノロジーと人間の関係を考える上で必要とされた新しい研究分野です。
機器を体内ではなく、表面に配することで生体拒否反応を防ぐ、人間とテクノロジーが互いに補い合う技術で、その結集がHALです。

人間が体を動かそうとするときに脳から皮膚表面に微弱な生体電位信号が流れますが、それを生体電位センサーが感知・計測し、装着者がどれだけの力を出したかを計測します。この数値をもとに関節部分に取り付けられたパワーユニットが指令を発信してモーターを動かすことにより人間の動きを補助します。

ちなみに、センサーが信号をキャッチしてからモーターが動くまでの時間は、動作にもよるものの、実際の筋肉が動くより50~100ミリ秒早く機械が人間を動かします。このことが「機械に動かされている」ではなく、「自分で動いた」と感じるポイントだそうです。

写真17:cyberdyneの「HAL」医療用下肢タイプ

写真17:cyberdyneの「HAL」医療用下肢タイプ(出展)https://www.cyberdyne.jp/

AI(人工知能)関連派生テーマ株を見逃すな‼

先述の通り、AI(人工知能)関連銘柄はIoTの時代を迎えてあらゆる産業にリンクするようになっています。それゆえ、AIそのものを扱う銘柄のみならず、実に多くの企業が派生銘柄として俎上にあがることになりました。

カギとなるAI(人工知能)関連銘柄から、提携・契約先などもチェックして、派生するテーマ株にも十分注目して市場を見ていくことが大切になります。

5種類のAI(人工知能)関連技術とは?

AIには、大きく分けて5つの種類があると先に述べました。
言語、画像、音声、制御、そして最適化・推論の5つです。
これらは目的に応じていくつかを組み合わせて使われるケースが多いようです。
それぞれの役割の一部を挙げてみましょう。

  • 言語を扱うAI…自動翻訳、自然言語解析、文章の生成
  • 画像を扱うAI…映像・画像の認識・加工・生成
  • 音声を扱うAI…音声の加工・生成・文章への変換、音声を認識して作動
  • 制御を扱うAI…自動車や機械の制御、家電や設備の制御(IoT分野)
  • 最適化・推論を扱うAI…検索や連動広告の最適化、ゲームの攻略

これらが単体や組み合わせて使われることにより、あらゆる機器への関連が可能となり、それにより市場へも大きく影響することになるのです。

AI(人工知能)を使ったドローンの進化と普及の早さは驚異的‼

あっという間に世の中に普及したドローンにも、もちろんAIが搭載されています。

米カーネギーメロン大学は、「ドローンを飛ばす」のではなく「無数の衝突の経験」という、180度発想を転換させたデータをドローンに学ばせました。1万回を超える衝突実験の映像を基にしたディープラーニングにより、ドローンはぶつからずに飛ぶことができるようになったそうです。
今後は宅配・デリバリー業界が大きなマーケットになるなど、使用される業種が拡大することは間違いなく、関連銘柄のチェックは欠かせません。

写真18: カーネギーメロン大学「ドローン」

写真18: カーネギーメロン大学「ドローン」(出展)https://admission.enrollment.cmu.edu/news_posts/farming-from-the-sky

介護・医療・製薬にも採用されるAI(人工知能)

医療関連銘柄、そして製薬関連銘柄も要注目です。政府により医療ビッグデータの活用が表明されたことで、AIを使ったデータ管理システムや解析ソリューションの開発など、市場規模が拡大するのは確実です。

介護・福祉の分野においてもAI(人工知能)関連の業種が伸長するのは確実視されています。すでにロボットは現場で活用されており、今後は、コミュニケーションロボット、リハビリ型(装着)ロボット、移乗形(装着)ロボット、移動型ロボット、見守り型ロボット、服薬支援ロボットの6タイプが必要とされるといわれています。

AI(人工知能)、ビッグデータ、IoTからなるICTのインフラ整備

AIの進化、ビッグデータの活用、IoTの拡大により、次に考えられるのはICTインフラの整備です。

ICTとは「Information and Communication Technology」の略語で、情報通信技術を意味します。インフラとは正しくはインフラストラクチャのことで、基盤や土台、下部構造の意味。つなげて「ICTインフラ」と使う場合は、情報通信システムを稼働させる基盤であるコンピュータや通信機器などの機材・機器、そこで稼働するOSやミドルウェアなどの基盤的ソフトウェアやデータ、機器間を結ぶ通信回線やネットワークなどをひっくるめていうことが一般的です。

IoTの爆発的な増加に伴い、AIネットワークは急速に進展するはずです。2020年には、インターネットに接続されるデバイスは500億台に達するとの予測もあり、さらに、研究開発中の第5世代移動通信システム「5G」が稼働しだせば、そのデータ通信量は莫大なものになります。

20世紀まではインフラといえば道路や水道、建築・設備などでしたが、21世紀の今は、インフラといえばICTの基盤を指すことになりそうです。
このICTインフラに関連する今まで注目されていなかった銘柄が、今後驚くような値動きをすることが考えられます。

図5:「 データ利活用に向けたICTインフラ×AI」

図5:「 データ利活用に向けたICTインフラ×AI」(出展) 総務省 www.soumu.go.jp/main_content/000478040.pdf

AI(人工知能)関連銘柄は順調に推移していくか?

AI(人工知能)関連銘柄の今後を考えると、ビジネスとしては間違いなく右肩上がりに成長していくはずです。しかし、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのNVIDIA(エヌビディア)ですら株価急落の憂き目を見たことがある日進月歩の最先端技術分野だけに、緻密で速報性の高い情報がキモとなります。同時に、幅広い関連産業の派生テーマ株の動きからも目が離せません。

個人投資家自身で情報収集するのはもちろんですが、長きにわたって着実に利益を上げようとするなら、信頼できる投資顧問などを上手に利用するのがオススメです。

絶好調NVIDIAにもあった突然の急暴落

GPU(画像処理半導体)業界大手のNVIDIA(エヌビディア)は、自動運転技術に大きく貢献することなどから自動車メーカー大手との提携が相次ぎ、順風満帆。まるで我が世の春のごときですが、そんなNVIDIA株だって過去に大暴落したことはあるのです。

原因がその銘柄自体にあるとは限りませんし、対抗する銘柄や提携する企業の製品の売れ行き、決算報告の数字や見通しなど様々な要因で株価が大きく動くのは珍しい話ではありません。つまり、絶対はないということ。だからこそ情報が大事になるのです。

技術的な展望についても判断できる情報収集力が必要

AI(人工知能)関連銘柄の場合、最先端の技術なので、新しい技術や新しい製品の開発状況で評価はコロッと変わります。そのために情報を最速で入手しなければならないのですが、その技術がどこにどんな影響を及ぼすのか、おぼろげながらでも分かっていないと読みが外れることになりかねません。

関連銘柄や派生テーマなどを含め、今、どんな技術が求められているのか、誰がそれをサプライできるのか、そういった情報と知識はある程度備えておかないと取引に支障をきたすことになりそうです。

実績ある投資顧問会社を選ぶのがポイント‼

「情報を最速で入手」といっても、個人でできることには限界があります。そこで必要となるのが組織力。いわゆる投資顧問会社です。個人投資家に比べ、元手をかけてあちこちにアンテナを張り巡らせた実績ある企業を頼ることで、AI(人工知能)関連銘柄の取引が早くスムースにできることになります。

AI(人工知能)関連銘柄とその派生テーマ関連銘柄は、今後間違いなく成長していくと考えられますが、個別の銘柄がすべて一律上昇しつづけるということはありません。
どのトビラを開けるのか、どのエレベータに乗るべきなのか、プロのアドバイスと情報を基にクールに判断したいものです。

AI(人工知能)関連銘柄の情報は実績ある投資顧問会社へ

まとめ/シンギュラリティまで確実に進化するAI(人工知能)ビジネス

身近な家庭用の製品にまで搭載されるのがあたりまえになったAIは、ディープラーニング技術を得て人間の関与なしにバージョンアップすることが可能となりました。

このAIは国策を含めたあらゆる産業に幅広く関連する技術であり、これから長期にわたり進化していくもの。ですから、一発を狙うのではなく、地道にコツコツと勝負していくことができるテーマであるともいえるでしょう。

今後も多くのブレイクスルーを経て、2045年にあるといわれるシンギュラリティを迎えることでしょう。それまでの30年近い年月に、想像もつかないほどの成長を見せるであろうAI(人工知能)関連銘柄は、決して目を離すことのできない注目銘柄です。

AI(人工知能)関連銘柄のまとめ