ペロブスカイト太陽電池関連銘柄の本命株・出遅れ株

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  • 初回投稿日:2024/5/21
  • 更新:2024/12/25

曲がる太陽電池としても話題のペロブスカイト太陽電池

2023年に当時の岸田首相が2030年を待たずに早期に社会実装を目指すと発表。翌2024年11月には、経済産業省がペロブスカイト太陽電池の普及促進に向けた「次世代型太陽電池戦略」を取りまとめ、量産に向けた研究開発や設備投資を支援するほか、設置費用の補助などで導入を後押し。2040年には家庭の使用電力の1割程度に当たる2000万キロワット規模の導入を目指すと報じられました。

また大阪・関西万博(2025年開幕予定)の会場の交通ターミナルにて、技術開発の進捗を知ってもらうためにと「ペロブスカイト太陽電池」が設置されました。およそ250メートルにわたって257枚のフィルム状の太陽電池が敷き詰められており、これまでに国内最多の設置数としても話題となっています。

大量生産が可能になればコストも安くなり、主な原材料のヨウ素は日本が世界生産量の約3割を占めていることから、原材料は輸入に頼る必要がないとされているペロブスカイト太陽電池

今回はこのペロブスカイト太陽電池に関わる事業を行っているペロブスカイト太陽電池関連銘柄の値動きなどについてまとめ、それに伴う急騰例もご紹介していこうと思います。

ペロブスカイト太陽電池とは

「ペロブスカイト太陽電池」とは?

出典:「ペロブスカイト太陽電池」とは?

ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を持つ化合物を用いる「ペロブスカイト太陽電池」です。塗布や印刷技術で量産でき、ゆがみに強く軽い太陽電池の実現が期待されており、実用化は最短で2025年、遅いと5年以上かかると予測されています。

ペロブスカイトとは灰チタン石のことで、複酸化物がとる独特の結晶構造は「ペロブスカイト構造」と呼ばれます。コンデンサーの材料であるチタン酸バリウムや、銅酸化物の高温超伝導体がとる結晶構造として知られています。

ペロブスカイトを用いた太陽電池は、リジッド基板とリムーバー基板の両方を用いて製造することができるため、安価であることに加えて、より軽量で柔軟性を持たせられる可能性があると言われています。

2009年にハロゲン化鉛系ペロブスカイトを利用した太陽電池が桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授が09年に原型となる論文を発表し、世界で研究が進み、直近7年で変換効率が約2倍に向上し次世代太陽電池の本命に躍り出ることに。

この流れから政府は太陽電池の設置場所が増え再生可能エネルギーの導入拡大が見込める、また主要材料のヨウ素の生産量は日本が世界シェアの約3割を占め資源リスクが低いなどの理由で実用化を後押しするとしています。

富士経済は2023年3月、ペロブスカイト太陽電池などの市場展望をまとめた「2023年版 新型・次世代太陽電池の開発動向と市場の将来展望」を公表し、ペロブスカイト太陽電池の市場は、2035年に1兆円規模に拡大するとしています。

ペロブスカイト太陽電池の特徴

「ペロブスカイト太陽電池」とは?

出典:「ペロブスカイト太陽電池」とは?

ペロブスカイト太陽電池は低温プロセスにより製造されることにより製造過程の電力消費量も小さく、1日に製造できる量が多いことから低コスト化が期待できます。

塗布(スピンコート)技術で容易に作製できることから既存の太陽電池よりも低価格となり、さらにフレキシブルで軽量な太陽電池が実現でき、シリコン系太陽電池では困難なところにも設置することが可能になります。

このような特徴を有する太陽電池で、シリコン系太陽電池と同程度の変換効率を有するものはありませんでした。

ペロブスカイト太陽電池の利用

ペロブスカイト太陽電池は2021年9月に世界で始めて量産され、ポーランドのスタートアップ企業が建物の外壁などに設置する電池として出荷。普及すれば世界の再生可能エネルギーの割合が高まる可能性があります。

ペロブスカイト太陽電池の軽量かつフレキシブルさにより、航空・宇宙分野をはじめとした機械、センサーや腕時計のような機器類、建物や高架橋などの構造物への設置など、用途が広がる可能性を秘めています。

2024年5月、ペロブスカイト太陽電池の普及に向け、積水化学工業など国内メーカーや経済産業省、東京都といった約150団体が近く協議会を立ち上げることも報じられました。報道によると2040年度の電力構成を定める次期エネルギー基本計画に反映させるため、今夏にも同年度の導入量目標を策定するとのこと。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄の本命株

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄の本命株として注目すべきは絶賛人気化しているエヌ・ピー・シー(6255)伊勢化学工業(4107)リコー(7752)パナソニックホールディングス(6752)三菱マテリアル(5711)。さらにフジプレアム(4237)も本命株と言えます。東芝も本命ではありますが、上場廃止が決定したことを受けて割愛しています。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄 本命株 エヌ・ピー・シー(6255)

6255 エヌ・ピー・シーの株価チャート

エヌ・ピー・シー(6255)は約30年に渡りシリコン結晶系及び薄膜系太陽電池向け製造装置を提供。

薄膜系太陽電池製造装置の製造工程はペロブスカイト型太陽電池の製造工程と共通する部分があることからペロブスカイトの市場を狙う自動機メーカーの中でも優位性を持っています。

経済紙が「経済産業省は再生可能エネルギーの電力を高く買う固定価格買い取り制度(FIT)で、軽くて曲がる次世代の太陽光発電装置『ペロブスカイト型』を優遇する」と報自他ことをきっかけに関連株として物色されました。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄 本命株 伊勢化学工業(4107)

4107 伊勢化学工業の株価チャート

伊勢化学工業(4107)は、ペロブスカイト太陽電池の原材料となるヨウ素の大手メーカーで、今後の需要増が期待されています。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄 本命株 ホシデン(6804)

6804 ホシデンの株価チャート

ホシデン(6804)は2021年よりペロブスカイト太陽電池事業への参入を表明。翌2022年にはデジタル端末の電源モジュール部品などで活用が見込まれるペロブスカイト太陽電池の事業を強化するため京都大学発スタートアップのエネコートテクノロジーズ(京都府久御山町)に出資しています。エネコートテクノロジーズは京大化学研究所の若宮淳志教授が取り組んできたペロブスカイト太陽電池関連の研究を生かす狙いで設立されており、

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄 本命株 リコー(7752)

7752 リコーの株価チャート

リコー(7752)はペロブスカイト太陽電池のルーツとも言える色素増感太陽電池(DSSC)を実用化レベルまで引き上げた実績を持つことから宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究を行っており、リコーの持つ技術を宇宙開発に転用し、コストダウンやイノベーションを図ろうとしています。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄 本命株 パナソニックホールディングス(6752)

6752 パナソニックホールディングスの株価チャート

パナソニックホールディングス(6752)は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とともに技術開発を進めており、2020年に実用化レベルのモジュールで世界最高のエネルギー変換効率を達成しています。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄 本命株 三菱マテリアル(5711)

5711 三菱マテリアルの株価チャート

三菱マテリアル(5711)もエネコートテクノロジーズに出資しており、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「グリーンイノベーション基金事業/次世代型太陽電池の開発」にも参画しています。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄 本命株 フジプレアム(4237)

4237 フジプレアムの株価チャート

フジプレアム(4237)は太陽光発電システム施工・販売を行っている会社で京都大学とともにペロブスカイト太陽電池の開発に取り組んでおり、2021年に世界で初めて、ペロブスカイト型太陽電池の量産化に成功。フィルム太陽電池研究コンソーシアムに参画するなど実用化に向けて着実に開発が進んでいます。2023年4月、政府は『曲がる太陽電池』を2030年までに普及させる方針を打ち出す」と報じられたことで大きく注目されました。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄の出遅れ株

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄 出遅れ株 積水化学工業(4204)

4204 積水化学工業の株価チャート

積水化学工業(4204)は、独自技術である「封止、成膜、材料、プロセス技術」を活かし、フィルム型ペロブスカイト太陽電池開発の肝といわれる屋外耐久性において10年相当を確認し、30cm幅のロール・ツー・ロール製造プロセスを構築。エム・エム ブリッジ、恒栄電設と共に2024年からフィルム型のペロブスカイト太陽電池の共同実証実験を進めています。

2024年12月、三菱UFJ銀行とフィルム型ペロブスカイト太陽電池(PSC)を同銀行大井支店およびMUSGグローバルラーニングセンターに設置し、国内初となる銀行店舗・研修施設でのPSC実証実験を行うことで協定書を締結したと発表しています。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄 出遅れ株 K&Oエナジーグループ(1663)

1663 K&Oエナジーグループの株価チャート

K&Oエナジーグループ(1663)は、天然ガス事業に次ぐ第二の事業として、天然ガス採取の際に汲み上げられる地下水からヨウ素を製造。現在の年間生産量は約1600トンで、世界のヨウ素シェアの約5%を占めています。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄 出遅れ株 サムコ(6387)

6387 サムコの株価チャート

サムコ(6387)は、ペロブスカイト太陽電池を作るためのALD(Atomic Layer Deposition 原子層堆積)装置を手がけており、京都大学化学研究所 若宮研究室に納入しています。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄 出遅れ株 カネカ(4118)

4118 カネカの株価チャート

カネカ(4118)は、高効率技術開発を進めており、自社設計のポリイミドを基板に用い、薄膜シリコン太陽電池の量産技術を活用することで世界最薄水準である約10μm厚の超薄型ペロブスカイト太陽電池を開発。フィルム型ペロブスカイト太陽電池における世界最高水準である20%に迫る変換効率を実現しています。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄 出遅れ株 豊田合成(7282)

7282 豊田合成の株価チャート

豊田合成(7282)は、エネコートテクノロジーズに出資し、共同でペロブスカイト太陽電池を開発。開発中の電子技術を活用した製品や自動車部品への適用なども検討しています。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄を狙うには?

ペロブスカイト太陽電池は今後も急成長が期待されるとともに、多くのベンチャー企業が参入したり、或いは投資・出資したりと発展し続ける分野と言えるため、長期的なテーマとしても注目されると言えます。

開発に進展があったり、ベンチャー企業への出資、共同開発などの材料、またペロブスカイト太陽電池の普及に向けた国を挙げての動きにも注目しておいた方がよさそうです。

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5595QPS研究所9434,9753ヵ月で5.27倍
3778さくらインターネット2,16010,9802ヵ月で5.08倍
5586Laboro.AI6862,9995ヵ月で4.37倍
7003三井E&S6912,8983ヵ月で4.19倍
4011ヘッドウォータース6,32020,4905ヵ月で3.24倍
2970グッドライフカンパニー1,5905,0906ヵ月で3.20倍
3744サイオス4121,2851ヵ月で3.11倍
2160ジーエヌアイグループ1,3903,8657ヵ月で2.78倍
5285ヤマックス7181,9857ヵ月で2.76倍
4107伊勢化学工業8,08020,7507ヵ月で2.56倍

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ABOUTこの記事をかいた人

リョウジ

運営チーム統括。株式投資歴15年以上の30代後半。日々のマーケットの動きを注意深く観察し、リスク管理と長期的な視点を重視した投資戦略で収益は比較的安定。愛犬と過ごす時間を大切にしており、散歩の時間は長め。投資家仲間や友人と情報交換を行いながら、常に最新の市場トレンド、株式テーマをキャッチアップし、短期トレードの儲けのコツ「テーマ株・材料銘柄投資」に関する役立つ情報をご紹介しています。