スマート家電やIoT製品が今より身近なモノになり、自動車業界のEVシフトがさらに進んだ先には、”充電や電力供給の仕組みはワイヤレスが当たり前の未来“があるかも知れません。
今、ワイヤレス充電(給電)市場が脚光を浴びる、ひとつのニュースが大きな話題を呼んでいます。『新型iPhoneがワイヤレス充電機能を搭載!標準規格の「Qi(チー)」を採用。』
株式市場にも強い影響力をもつアップルの発表だけに、「ワイヤレス充電(Qi)とはどんな技術なのか?」「ワイヤレス充電に関連する市場や銘柄はなにか?」など、関連テーマへの影響や本命・出遅れ株の情報収集に乗り出したという方もいるのではないでしょうか?
このページでは、ワイヤレス充電のモバイル主要規格「Qi」を交えて、どのような製品・市場なのか?また、ワイヤレス充電関連銘柄を「モバイル機器」「EV(電気自動車)」と、二つの市場に分けて分かりやすくご紹介します。
ワイヤレス充電(給電)とは?
出展:Qualcomm https://www.qualcomm.com/products/halo/features
ワイヤレス充電とは、充電用ケーブル(=ワイヤー)を機器に接続しない(=レス)でも充電(給電)可能とする非接続式の充電システムのことです。
サイトや書き手によって、「ワイヤレス給電」「非接触給電」「コネクタレス充電」などと表記される場合もあります。
モバイル機器のワイヤレス充電では、新型iPhoneに採用された「Qi(チー)」と呼ばれる規格が主流です。
ケーブルを差し込まず、充電パッドに置くだけでOKという便利な機能です。
充電ポートやコネクターなどの劣化が起こらないメリットもあります。
電気自動車の場合、重いケーブルで手を汚すこともなく、所定の場所にクルマを停めさえすれば充電可能となり、車両トラブルのリスクや感電の不安も解消されます。
また、道路に送電装置を埋め込み、走行中に充電を可能とするシステムの開発を進めている企業もあります。実用化すれば、EVの抱える課題はすべてクリアになります。
なお、EV向けのワイヤレス充電には国際的に統一された規格がありませんが、総務省では国内・国際規格の標準化に動いており、いずれは統一されるはずです。
この点に関しては今後も情報収集が必須です。
さて、ここでは、日本でもっとも普及しているワイヤレス充電規格「Qi(チー)」についてご説明します。
Qiを標準化したのは誰か?
規格内容はどう進化しているのか?
実は、Qi規格に策定段階からかかわり、日本においてQiにもっとも精通しているといっても過言ではない企業があります。
それが半導体・電子部品大手の【6963】ロームです。
Qiの沿革とロームの関わりについても併せてご紹介します。
iPhoneに搭載された「Qi(チー)」とは?
出展: Apple https://www.apple.com/jp/iphone-x/#wireless-charging
2017年9月に発表された新型iPhoneに搭載されたことで一躍知名度の上がったワイヤレス充電機能「Qi(チー)」とは、いったいどんなものなのでしょうか?
Qiとは、2010年に策定された「電磁誘導方式」によるワイヤレス充電の国際標準規格の名称です。
iPhoneの採用したQi規格は、WPC(Wireless Power Consortium=ワイヤレスパワーコンソーシアム)という規格標準化団体が策定したもの。
現在、日本で他の規格はほとんど普及していないため、当面はQiが日本のワイヤレス充電の主流になるでしょう。
Qiは2009年に策定されたバージョン0.95を経て、2010年に低電力用バージョン1.0「最大5Wまでの低電力向けQi規格」が策定・公開されました。
2012年にバージョン1.1にグレードアップし、一部機能を改善。2015年に「中電力用Qiバージョン1.2」規格が策定されました。
これにより最大15Wでの充電に対応、将来的には120Wまで給電可能にするとしています。
ちなみに、WPCには現在290社以上の企業が加盟していますが、管理・運営は25社の正会員(レギュラーメンバー)によりなされています。
他の260社以上はすべて準会員(アソシエイトメンバー)で、規格策定は限られたレギュラーメンバーだけで行われています。
この規格策定に携わっている限られたレギュラーメンバーのひとつが【6963】ロームです。
他に日本企業は、【6752】パナソニック、【6502】東芝、【6758】ソニーという、世界に名だたる一流ブランド3社のみです。
iPhoneワイヤレス充電・Qi関連の本命株「【6963】ローム」
ロームは非常に多くの技術分野で強みを持っています。
品目別に売り上げを見ると、LSI(ICよりさらに素子の集積度を高めた高密度集積回路)が46%、半導体素子が37%、モジュール(独立性が高く、追加や交換が容易にできるように設計された部品)が11%となり、多くの技術分野に関連する日本の代表的な電子部品メーカーです。
2016年9月からの一年間、ロームの株価は5000円台から8000円台後半まで順調に右肩上がり。
新型iPhoneが発表された2017年9月中旬からは、前月の月次動向や好調な売上高、さらに上期経常利益を50%上方修正するなどの好材料が続き、10月上旬に年初来高値を更新しました。
産業機械、車載機器、ゲーム向けなどの製品が好調な上に、新型iPhone向け部品の立ち上げなどがあったためのようです。
時価総額が巨大であるため値動きは軽くはありませんが、アップル関連銘柄、iPhone関連銘柄など、多くの株式テーマに関連する材料性に富んだ銘柄です。
Qi規格との関係も深い、ワイヤレス充電関連銘柄、Qi関連銘柄の「本命中の本命」といえそうです。
ワイヤレス充電(給電)関連銘柄一覧
ワイヤレス充電(給電)関連銘柄は、新型iPhoneに採用された「Qi(チー)」、世界的なEVシフトによる市場拡大が現実味を帯びた「EV(電気自動車)」と、広域な関連性を秘めた注目のテーマ株です。
そのため、ワイヤレス充電に関連する株を物色する際、「iPhone」や「Qi」、「EV(電気自動車)」と、分類化されたテーマの中から見つける煩わしさを感じている方も多いのではないでしょうか。
このトピックでは、複数のテーマに派生するワイヤレス充電(給電)関連銘柄を「モバイル機器向け」と「EV(電気自動車)向け」の2種類に分け、一覧でご紹介します。
また次のトピックでは、「本命」「出遅れ」とワイヤレス充電(給電)関連株の資金流入の動向を踏まえて、個別株をピックアップしてご紹介していきます。
モバイル機器向け、ワイヤレス充電(給電)関連銘柄
- 【4100】戸田工業
- 【6145】日特エンジニアリング
- 【6723】ルネサスエレクトロニクス
- 【6752】パナソニック
- 【6762】TDK
- 【6810】マクセルホールディングス
- 【6864】エヌエフ回路設計ブロック
- 【6963】ローム
- 【6981】村田製作所
- 【9433】KDDI
出展:Apple https://www.apple.com/jp/shop/product/HL802ZM/A/belkin-boost-up-wireless-charging-pad?fnode=97
EV(電気自動車)向け、ワイヤレス充電(給電)関連銘柄
- 【1801】大成建設
- 【4312】サイバネットシステム
- 【5801】古河電気工業
- 【5985】サンコール
- 【6383】ダイフク
- 【6471】日本精工
- 【6502】東芝
- 【6505】東洋電機製造
- 【6622】ダイヘン
- 【6624】田淵電機
- 【6844】新電元工業
- 【6926】岡谷電機産業
- 【6996】ニチコン
- 【7013】IHI
- 【7404】昭和飛行機工業
出展:TDKテクマグ http://www.tdk.co.jp/techmag/knowledge/200912u/index2.htm
ワイヤレス充電(給電)関連銘柄<本命・出遅れ>11選
ここでは、ワイヤレス充電に関連する主要銘柄情報をご紹介します。
今後大きく成長するであろう株式テーマから、本命・出遅れ全11銘柄をリストアップしました。
充電機器メーカーとしてQiを採用する銘柄もそうではない銘柄もあり、規格に直接関係しない部品サプライヤーもあります。これらの多彩な銘柄をご確認いただき、投資家の皆さんの株購入のサポートや今後注目すべき銘柄の探索に役立てていただければと思います。
【4100】戸田工業 <出遅れ>
人類最古の顔料といわれるベンガラ(酸化鉄)の製造販売を起源とする【4100】戸田工業は、ワイヤレス充電関連だけでなく、リチウムイオン電池関連銘柄としても人気の企業です。
独自の素材を強味とする戸田工業で期待される材料は、自社製ハイパフォーマンスフェライト原料からなる薄くて軽く充電効率の高い無線充電アンテナと、高透磁率・低損失のフレキシブルフェライトシート。
モバイル機器の薄型化に最適とされ、急速に需要を伸ばしているため、生産の拡大・強化に努めているといいます。
2017年夏以降、電気自動車(EV)関連銘柄の人気にけん引されるようにリチウムイオン電池関連銘柄として株価が高騰、現在はやや下げていますが中長期的には上昇トレンドにあるようです。
【4312】サイバネットシステム <出遅れ>
【4312】サイバネットシステムは、CAE(Computer Aided Engineering)と呼ばれる、研究開発工程での試作品によるテストや実験の代わりにコンピュータ上の試作品を使ってシミュレーションし、分析する技術を用いて製品の設計・製造や工程設計の事前検討の支援を手掛ける企業です。
ワイヤレス充電関連では、電力供給システム全体をシミュレーションし、iPhoneなどのモバイル電子機器や電気自動車などの充電に必要な技術を効率的に開発するとアナウンス。
例えば、EV向けにはコイルアンテナの設計段階で「車体・シールドの影響、渦電流を可視化したい」「送受信回路の特性を加味してコイルアンテナの設計評価を行いたい」といった要望に対してソリューションを紹介しています。
ワイヤレス充電関連銘柄のほかにも、IoT関連銘柄やAR/VR関連銘柄など多くのテーマ・業種のものづくりに長年かかわり、他社にはマネのできない安定した収益構造を持つといわれるサイバネットシステム。
時価総額が小さめなため細かな値動きはあるものの、中長期的には株価が上昇しそうな、テーマ性・材料性が豊富な有望株です。
【6145】日特エンジニアリング <本命>
コイル用自動巻き線機の最大手である【6145】日特エンジニアリング。
コイルが必須となるワイヤレス充電関連銘柄としてはもちろん、EVモーターの開発に絡む電気自動車(EV)関連銘柄や、やはりコイルが欠かせないスピーカー製造に絡むAIスピーカー関連銘柄など、今、人気の株式テーマに関連することが非常に多いのが魅力です。
実際、多くの有望分野で引き合いがあるようで、第一四半期の経常益は前年同期比で40%近い増益。2017年9月には年初来高値をつけるなど好調な上昇トレンドを見せていました。
10月からは値を下げていますが、夜明けは近いとみる観測もあり、早めのチェックが必要かもしれません。
【6624】田淵電機 <出遅れ>
赤字拡大などで値を下げている電子機器・電源メーカーの【6624】田淵電機 ですが、ワイヤレス充電関連銘柄としてだけでなく、任天堂スイッチ関連銘柄の部品サプライヤーとしても注目されています。
ワイヤレス充電に関連する好材料として、同社はアルミ製の縒り線(よりせん)を特徴としていることが挙げられます。
一般的な銅線を使ったコイルに比べて1/2~1/3程度に軽くできるのが特徴で、電気自動車(EV)関連銘柄などで今後重要なキーワードとなりうる「軽量化」にスポットが当たれば同社にも注目が集まる可能性があります。
時価総額の規模は小さく、現在の株価が底と見る向きもあり、今後も監視が必要な銘柄といえます。
【6723】ルネサスエレクトロニクス <本命>
家電やウェアラブル機器から電気自動車(EV)関連まで、幅広くワイヤレス充電システムソリューションを展開する【6723】ルネサスエレクトロニクス。
車載用マイコン分野では世界トップクラスのサプライヤーでもあり、多くの株式テーマに関連する本命銘柄です。ただし、かなりの大型株であり、値動きは重めであることは否めません。
ワイヤレス充電関連銘柄としてのルネサスエレクトロニクスは、EV向けには送電用IC(多数の回路素子を統合した集積回路)・受電用ICをラインアップ。モバイル機器はもちろんのこと、補聴器やウェアラブル機器向けにも小型・防水・防塵機能を高めたICチップを開発するなど、多くの分野でその技術が必要とされています。
ワイヤレス充電関連銘柄、電気自動車(EV)関連銘柄、IoT関連銘柄、スマートフォン関連銘柄という、現在人気のテーマの本流に乗っている企業といってもよいでしょう。
【6844】新電元工業 <本命>
【6844】新電元工業は、パワー半導体や通信電源などを扱う電気機器メーカーです。
車載部品分野では世界トップシェアを誇る二輪車用電装品、車載用半導体デバイス、電子制御ユニットなどの高信頼性車載機器における小型・軽量化技術と高効率小型耐環境技術、通信・制御技術を長年培ってきました。
2017年9月にはアメリカのワイトリシティ社とEV向けのワイヤレス充電技術に関するライセンス契約を締結。
自社の技術を活用し、電気自動車向けの非接触電力伝送システムの製品化を進めるとしています。
もともとEV・PHEV用急速充電スタンドなどを手掛けていただけにEV関連のノウハウは豊富と思われ、電気自動車(EV)関連銘柄としての期待感もあって株価は上昇トレンドを示しています。
電気自動車にリンクする急速充電関連銘柄とともに、ワイヤレス充電関連銘柄としても注意して観察するとよさそうです。
【6864】エヌエフ回路設計ブロック <出遅れ>
微小信号のスペシャリストである【6864】エヌエフ回路設計ブロックは、量子コンピュータ関連銘柄としても人気を集め、2017年9月には一時ストップ高となる急騰を見せました。
これは、同社が量子コンピュータ向けに微小信号を分析する電子計測器を手掛けたことに起因したものですが、ワイヤレス充電関連銘柄としても見逃せない企業です。
同社の電気計測器はワイヤレス充電システムの共振特性や伝達効率を測定でき、そのため関連銘柄の一角として注目が集まっています。
時価総額は規模が小さく、人気化すると急騰しやすいのも特筆できるポイントでしょう。
やや知名度が低い面がありますが、他にリチウムイオン電池製造装置関連銘柄としても視野に入れる必要がある、隠れた注目銘柄です。
【6926】岡谷電機産業 <出遅れ>
【6926】岡谷電機産業は、ノイズフィルターなどの電磁波トラブルを防止するノイズ対策部品、雷の被害から機器を守るサージ対策部品などを扱う電気・電子部品メーカーです。
同社はワイヤレス充電やIoTモジュール、マイクロ波発電など、新規事業4つのロードマップを2017年5月に作成。
共振用コンデンサーで需要喚起するなど、2017年はワイヤレス充電関連に注力することを発表しています。
同社は電磁ノイズ対策部品を多数手掛けており、また、漏洩電磁波対策用フィルターも製造していることから、有事に対する防衛関連銘柄の一角としても資金が向かい、2017年9月には値上がり率トップとなる大幅続伸を記録しています。
ワイヤレス充電関連銘柄、防衛関連銘柄、IoT関連銘柄など、複数の株式テーマでチェックしていくべき銘柄といえそうです。
【6963】ローム <本命>
カスタムLSI分野でトップを走る、半導体・電子部品メーカーの【6963】ローム。
ワイヤレス充電の規格標準化を目的とした規格団体のWPC(ワイヤレスパワーコンソーシアム)にレギュラーメンバーとして参画し、「Qi(チー)規格Ver1.2」の認証を世界で初めて取得したことで知られています。
同社は2017年10月に年初来高値を更新し、直後、第二四半期累計の連結経常利益を50%上方修正。
純利益が前年同期比2.5倍に上振れる見通しを示しました。
ワイヤレス充電関連銘柄としてだけでなく、iPhone関連銘柄、電気自動車(EV)関連銘柄、有機EL関連銘柄、ドライブレコーダー関連銘柄など、多くの人気株式テーマにかかわる大手企業ですから、常に視野に入れておくべき銘柄であることは間違いありません。
【6981】村田製作所 <本命>
電子部品の製造・販売をおこなう世界トップクラスの企業であり、iPhone関連銘柄、アップル関連銘柄、自動運転関連銘柄、電気自動車(EV)関連銘柄、全固体電池関連銘柄など、非常に多くの人気テーマにかかわるのが【6981】村田製作所です。
ワイヤレス充電についても他社の追従ではなく、「電界結合方式」を採用した独自のワイヤレス電力伝送システムを有し、Qiの電磁誘導方式とは異なる電力伝送システムを採用しています。これは、スマートフォンはもちろん、タブレットやPC、照明や住宅設備関連にまで対応可能というものです。
「電界結合方式」は現在のところは少数派ですが、電磁誘導方式にはないメリット*1を持つともいわれ、将来的に期待できると考えられています。時価総額の規模が大きい大型株なため必要投資額が大きくなるのは難点ですが、様々なテーマを抱える堅実な銘柄であるのは異論のないところでしょう。
*1 電界結合方式のメリット
- 高効率充電エリアが広い…水平方向の位置自由度が高く、充電台のどこでも充電可能
- 機器に組み込みやすい…非常に薄い電極を使用できるため、機器のデザインを損なわない
- 電力伝送部の発熱がない…電力伝送部の温度上昇がなく、電池付近に配置しても問題ない
【7013】IHI <本命>
【7013】IHIは、陸海空プラス宇宙までも守備範囲とする総合重機大手。関連する株式テーマは非常に多く、時価総額も巨大です。
ワイヤレス充電関連銘柄としては、2011年に技術ライセンス契約、2012年にはIP(知的財産)ライセンス契約をアメリカのワイトリシティ社と結び、EV向け・産業機械向けに共同開発を進めてきた実績があります。
また、同年三井ホームと戸建住宅における充電装置の実用化に向けた研究開発に共同で取り組むことも発表。
2016年には三井ホームの「スマートハウスMIDEAS」にて、総務省の高周波利用設備の許可を受けて実証実験を開始しています。
同社のワイヤレス充電は「磁界共鳴方式」を採用しており、送電装置と受電装置の距離を電磁誘導方式より長くできることが特徴。
両装置を20cm離しても3kWを超える電力を90%以上の高効率で送電可能です。
2018年~2019年頃の実用化を目指しているとのことですから、実用化・製品化のタイミングを注意深く見守っていく必要がありそうです。
まとめ:巨大市場の可能性十分なワイヤレス充電(給電)関連銘柄
ワイヤレス充電関連銘柄は、時代のニーズを背景に今後ますます発展していく可能性にあふれた株式テーマです。
実用化が進むモバイル機器用のワイヤレス充電関連技術にも、まだまだ進化の余地があります。今後もさらに利便性を高め、Qi規格もバージョンアップを続けていくでしょう。
また、EV向けのワイヤレス充電関連業界も、これからの成長が大いに期待されます。
停車中のみならず走行中にも充電できる機器の開発やインフラ整備が進めば、電気自動車の弱点はクリアになり、EVの普及に弾みがつきます。
電気自動車市場が盛り上がれば、ワイヤレス充電業界が活性化し、巨大市場へと成長する可能性は十分です。
進化する技術に裏打ちされた有望銘柄の初動を見逃さないように、ワイヤレス充電関連銘柄は長期的に情報収集を続けるべきテーマといえるでしょう。
巡ってきたチャンスを確実に利益につなげたいものです。