新型iPhone(アイフォン)・Apple関連銘柄

iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄は新型iPhoneが発表される時期に盛り上がりをみせてきているテーマ株です。

iPhone13シリーズは2022年も旺盛な需要が継続し、中国では第一四半期(2022年1~3月)の中国のスマートフォン売上高で初めて首位に立ちました。世界的に5Gが加速する中、iPhone13シリーズはは成功を収めています。

そして2022年9月、Appleはスマートフォン「iPhone」の新機種iPhone14シリーズを発表。これを受け話題となってきているテーマ性かと思いますので、しっかり関連銘柄を把握しておきたいテーマ株として今回は改めて「新型iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄」についてまとめてみたいと思います。

テーマ株を上手く狙う方法についても書いているので、是非最後まで目を通してみて下さい。

新型iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄とは?

新型iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄とは、米アップル社が開発し販売しているiPhoneに使われている電子部品や部材を手掛ける会社や、関連性があるのではと思われる銘柄を指します。

米アップル社は工場を持たないファブレス企業として知られ、製造を台湾のFoxconnなどに委託しており、日本製の電子部品が多く使われていることでも知られています。

米アップル社が開発し販売するiPhoneは新型が発売となる度に話題となり、世界的なヒット、高い売上が期待されることから、米アップル社のiPhoneに電子部材やパーツを供給している日本の企業はその恩恵への期待感から物色人気を強める傾向があります。

分かりやすい例を挙げると、2013年に「iPhone5s」が発売となった際は、“指紋認証機能”が搭載されることが話題となり、ディー・ディー・エス(3782)など指紋認証製品を開発している銘柄は、業績拡大への期待感などから新型iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄として大きく買われました。

ディー・ディー・エスのチャート画像

長期チャートでディー・ディー・エス(3782)の株価推移を振り返ってみると、当時の人気化ぶりが良く分かるのではないでしょうか。

2017年9月に発表された「iPhoneX」では、新たな認証方法として「Face ID」と呼ばれる“顔認証機能”が搭載され話題となりましたが、iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄として“新たに搭載される技術に絡んだ銘柄”は特に注目したい感じですかね。

なので米アップル社は毎年9月に新製品発表会を行ってきていますが、新たに発表となる新型iPhoneには何か新しい機能や技術が搭載されていないかはしっかりとチェックしておきたいところではないでしょうか。

米Apple(アップル)とiPhone(アイフォン)の歴史

Apple Inc.のロゴ画像

一口かじられたリンゴのロゴマークを知らない人は殆どいないのではないかと思いますが、アメリカのカリフォルニア州に本社を置くアップル社は「スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)」と「スティーヴン・ゲイリー・ウォズニアック(Stephen Gary Wozniak)」に「ロナルド・ウェイン(Ronald Wayne)」を加えた3人が1976年4月1日に共同で創業した会社です。

もともとの会社名は「アップルコンピュータ・カンパニー(Apple Computer Company)」でしたが、2007年1月9日、主力事業の変化から「アップル(Apple Inc.)」に改称されました。

コンピュータの「iMac(Macintosh)」、音楽プレイヤーの「iPod」、メディアプレイヤーの「iTunes」、タブレットの「iPad」、ウェアラブル端末の「Apple Watch」など、数々のヒット製品を生み出してきていますが、中でもアップルの売上を大きく支えているのがスマートフォンの「iPhone」です。

スティーブジョブズとウォズニアックの画像

「スティーブ・ジョブズ」と「スティーブ・ウォズニアック」が出会っていなければ?

アップルと言えばスティブ・ジョブズのイメージを持たれている方が多いかと思いますが、ウォズの魔法使いと言われた天才スティーブ・ウォズニアックの存在がなければきっと今のアップルはなかったでしょう。

資産家「マイク・マークラ(Mike Markkula)」がアップルに投資していなかったら?

ジョブズがペプシコーラ(Pepsi-Cola)から「ジョン・スカリー(John Sculley)」を引き抜いてアップルのCEOに就けていなかったら?

スカリーがジョブズを辞任に追い込んでいなければ?

第5代CEOの座についた「ギルバート・フランク・アメリオ(Gilbert Frank Amelio)」がNeXT社を買収しジョブズがアップルに復帰していなければ?

CEOに復権したジョブズが「PowerBook G3」やポリカーボネイト素材をベースにトランスルーセント(半透明)筐体を採用した「iMac」など、視覚的な訴求力あるデザインのパソコンを発表していなかったら?

初代iMac(ボンダイブルー)の画像

スティーブ・ジョブズはスタンフォード大学の卒業式辞スピーチにて、最初に「点と点をつなぐ」という話をされていましたが、米アップル社の歴史を振り返ってみると、つながるべき点がつながったように見えたりで、なんとも感慨深いものがありますね。

一時は“あと90日で倒産”という状況まで陥ったアップル社が2012年8月20日、株式時価総額6,230億ドル超えとなりマイクロソフト社の記録を更新し史上最高額となったのも凄い話ですが、そんな米アップル社を大きく成長させた製品がスマートフォンの「iPhone」でしょう。

iPhoneの歴史と概要
機種 販売日 概要
iPhone(初代) 2007年6月29日 クワッドバンドGSM端末。日本などGSMを通信方式に採用していない国では販売されていない。複数の指で画面の拡大縮小などを行える技術「マルチタッチ」で操作が可能となる。
iPhone3G 2008年7月11日 第3世代移動通信システム「3G」に対応。GPS搭載。有料クラウドサービス「MobileMe」対応。日本ではソフトバンクから発売。
iPhone3GS 2009年6月19日 iPhone3Gと比べ処理性能が最大2倍高速化。ビデオ撮影。テザリング機能。音声コントロール(ハンズフリーボイスコントロール)。3メガピクセルのオートフォーカスカメラ。
iPhone4 2010年6月24日 強化ガラスを用いたデザインとなり小型化。ハードウェアでは「MPU(マイクロプロセッサ)」や「GPU(グラフィックス プロセッシング ユニット)」や半導体メモリをひとつの集積回路にまとめた「Apple A4」を搭載。画面解像度が4倍の960×640に広げられる。テレビ電話機能「FaceTime」のたみに本体前面にカメラが搭載される。
iPhone4S 2011年10月14日 利用者の音声に対応する自然言語処理システム「Siri」を搭載。デュアルコアApple A5チップ搭載。グラフィック性能は7倍に向上。フルHD1080p動画の撮影が可能となる。日本ではソフトバンクに加え、au(KDDI/沖縄セルラー電話連合)でも発売。スティーブ・ジョブズが見届けた最後のiPhone。
iPhone5 2012年9月21日 画面サイズが3.5インチから4インチに変更され縦に大きくなる。イヤホンジャックが下面に移動。「Apple A6」プロセッサー搭載。カメラ性能向上。薄さ7.6ミリと従来より薄くなる。
iPhone5s/iPhone5c 2013年9月20日 iPhone5sにて指紋認証センサー「Touch ID」搭載。指紋認証でロック解除やApp Storeでの購入などが可能となる。スマホ用としては世界初となる64ビットに対応した「Apple A7」チチップ搭載。CPUとGPUがApple A6より2倍高速化。カメラの性能が向上し「バーストモード」や「スローモーションビデオ撮影」などが可能となる。カラーバリエーションが3色「スペースグレイ」「ゴールド」「シルバー」となる。キャリアにNTTドコモが加わる。
iPhone6/iPhone6 Plus 2014年9月19日 画面サイズがiPhone6が「4.7インチ」、iPhone6 Plusが「5.5インチ」と大きくなる。システムプロセッサに「Apple A8」搭載。CPUは従来比25%高速化。「VoLTE」での通話も可能となる。カメラ機能では顔検出機能が強化される。タイムラプスビデオ撮影も可能となる。iPhone6 Plusでは光学手ぶれ補正にも対応。
iPhone6s/iPhone6s Plus 2015年9月25日 0.2ミリ厚くなり、それぞれ14グラムと20グラム重くなる。カラーバリエーションに「ローズゴールド」が追加される。画面をタッチし押し込むことによる操作「3D Touch」に対応。システムプロセッサに「Apple A9」搭載。従来比でCPUが70%高速化される。
iPhone SE(第1世代) 2016年3月31日 4インチ端末の位置づけとなったiPhone 5sの後継機。サイズがiPhone 5sとほぼ同じで中身をiPhone 6sとほぼ同等にする。3D Touchには対応していない。「SE」は「Special Edition」の略とのこと。
iPhone7/iPhone7 Plus 2016年9月16日 ボディ素材に7000番台のアルミ合金を採用。フロントガラスはイオン強化ガラスを採用。防沫・耐水・防塵性能を強化。ステレオスピーカー搭載。システムプロセッサに4コアの「A10 Fusion」チップ搭載。ストレージ容量に256GBが設定され64GBが廃止となる。Apple Payによる非接触決済サービスが利用可能となる。日本向けモデル(A1779, A1785)では「FeliCa」にも対応し、「Suica」「QUICPay」「iD」のサービスが利用可能。
iPhone8/iPhone8 Plus 2017年9月22日 背面がガラス素材となり、側面がアルミ合金に変更される。カラーバリエーションが「ゴールド」「シルバー」「スペースグレイ」の3色に減少。色域にiPhoneで初めて「True Tone」を採用。ワイヤレス充電(Qi規格)対応。
iPhone X 2017年11月3日 ホームボタンが廃止され全面ディスプレイになる。ディスプレイにサムスン電子製有機ELディスプレイ「Super Retina HD Display」が採用される。カラーバリエーションは「スペースグレイ」と「シルバー」の2色のみ。Touch IDの代わりに顔認証システム「Face ID」が搭載される。システムプロセッサは「A11 Bionic」を搭載。ワイヤレス充電(Qi規格)対応。FeliCa対応。高速充電に対応。ストレージ容量が64GBと256GBの2種類になる。
iPhone XS/iPhone XS Max 2018年9月21日 XS MaxはiPhone史上最大ディスプレイ「6.5インチ」。3D Touch対応。カラーバリエーションは「スペースグレイ」「シルバー」「ゴールド」の3色。XSのディスプレイサイズは5.8インチ。耐水性能はIP68に対応(最大水深2メートルで最大30分間)。ワイヤレス充電可能。SoCの「A12 Bionic」は6コアのCPUとニューラルエンジンを搭載。50%消費電力が少ない効率コアに進化。1200画素のカメラを2つ(広角F1.8と望遠F2.4)を搭載。
iPhone XR 2018年10月26日 「Liquid Retina HD Display」と銘打った史上最大の6.1インチLCDを搭載。3D Touch非対応。側面に航空宇宙産業で使用されるアルミニウムが使用されている。IP67に対応(最大水深1メートルで最大30分間)。チップは「A12 Bionic」を搭載。カメラは「4K 60fps」で撮影可能。カラーバリエーションは「ホワイト」「ブラック」「ブルー」「イエロー」「コーラル」「(PRODUCT)RED」がある。
iPhone11/iPhone11 Pro/iPhone11 Pro Max 2019年9月20日 iPhone XRと同等Liquid Retina HDディスプレイを搭載。新たに超広角レンズ(13mm)のカメラを搭載。ナイトモードに対応。カラーバリエーションは「パープル」「グリーン」「ホワイト」「ブラック」「イエロー」「(PRODUCT)RED」がある。バッテリー駆動時間がiPhone XRに比べ1時間伸びる。プロセッサ「A13 Bionic」を搭載し20%高速化。iPhoneシリーズで初めて「Pro」の名が冠される。スマホ史上もっとも頑丈な二重のイオン交換プロセス強化ガラス(ユーニング製)を採用。
iPhone SE(第2世代) 2020年4月24日 iPhone8と同じサイズ(4.7インチ)でiPhone11と同じ「Apple A13 Bionic system-on-chip(SoC)」を搭載。3D Touchは「Haptic Touch(触覚タッチ)」に置き換わっている。
iPhone12/iPhone12 Pro 2020年10月23日 iPhone12シリーズはスマートフォン最速のCPUとなる「Apple A14 Bionic」を搭載し、5G通信に対応。有機ELディスプレイ「Super Retina XDR」を採用。MagSafe電源によりワイヤレス充電が可能。イヤホン(EarPods)の同梱が廃止される。
iPhone12 mini/iPhone12 Pro Max 2020年11月13日 画面のサイズが「mini」は5.4インチと小さめで「Pro Max」が6.7インチと大きめ。 Proシリーズは新たにLiDAR(Light Detection and Ranging)スキャナが搭載されたことにより撮影性能が向上。
iPhone13/iPhone13 mini/iPhone13 Pro/iPhone13 Pro Max 2021年9月24日 全モデル共通で撮影モードに「フォトグラフスタイル」と「シネマティックモード」が追加。最新の「A15 Bionicチップ」搭載。
iPhone14/iPhone14 Plus/iPhone14 Pro/iPhone14 Pro Max 2022年9月14日
Plusは9月17日
衛星通信を用いた緊急SOSやeSIMの積極化。

もしスティーブ・ジョブズが生きていたらどんなiPhoneが生まれていたものかと思ったりもしますが、最初にiPhoneが販売されてからもう14年以上が経ち、スティーブ・ジョブズが膵がんで亡くなられから2021年10月5日で10年になるかと思うと早いものですね。

iPhoneの歴史を振り返ってみると、そう言えば最初はソフトバンクしか販売していなかったななど思い返されることがあるかと思いますが、スティーブ・ジョブズが見届けた最後のiPhoneから搭載された音声アシスタント機能「Siri」は2010年にアップルが買収した企業名「Siri」に由来するもので、iPhone4SのSはSiriのSからきているようです。

2020年4月5日、米アップル社がAIスタートアップ企業「Voysis」を買収したことが報じられましたが、iPhoneのSiriはより便利に使いやすく改善されていくのではないでしょうか。

今後も米アップル社がある限り新型iPhoneが発表となっていくかと思いますが、iPhoneシリーズの人気はもう長く続き本当に凄いですね。

2022年8月8日~14日にかけてのスマートフォン販売台数ランキングは、1位が「iPhone SE(第2世代)」で2位が「iPhone 12」となっており、この2製品で販売台数シェアは35%ほどとなっています。

新型iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄が注目されてきているのは、iPhoneの売上が凄く、iPhoneに使われている製品を取り使っている会社が受ける恩恵の大きさを期待してかと思いますが、2022年に発売となる見込みのiPhone14シリーズも大きく売れそうですよね。

ゴールドマン・サックスが2020年に米アップルのiPhoneの販売数(第2四半期)が新型コロナウイルスの影響により30%以上落ち込む可能性があると予測し、投資判断を「ニュートラル」から「売り」に引き下げ話題となりましたが、2021年8月時点での投資判断は「ニュートラル」としており、“アップルの売上高の伸びが今後もGDP(国内総生産)を上回るには、最近のARPU(平均月間売上高)と契約者数の両方またはいずれか一方の伸びの傾向を変える必要がある”と分析しているようです。

新作iPhoneが売れそうとなれば、関連銘柄へ物色人気が波及していくのではと思われるので、テーマ性の流れに上手く乗れるよう、関連銘柄の株価推移や今後の報道内容にはしっかりと注目しておきたいところではないでしょうか。

iPhone14シリーズの特徴

iPhone14シリーズの特徴

出典:Apple(https://www.apple.com/)

ベーシックモデルの「iPhone 14」と上位モデルの「iPhone 14 Pro」シリーズは、ともにディスプレーサイズが6.1インチと6.7インチの2機種を用意。

現在の主流ともいえる大画面志向の影響からiPhone 12/13シリーズで販売不振となっていた「mini」がなくなり、衛星通信を活用して携帯電話がつながらない場所から緊急SOSを発信できる機能を搭載。

急速に進む円安の影響で価格が非常に高くなっている点も注目されていますが、それでも直近の円安を反映した価格となっているようで、今後の状況次第ではかなり高価なものになってしまうかもしれませんね。

iPhone・Apple関連銘柄としてアップルのサプライヤーに注目

ではどの銘柄に注目すればいいのかということになるかと思いますが、Apple公式サイトの「サプライヤー責任」にて日本企業もリストアップされた「サプライヤーリスト(英語)」を見ることができます。

iPhone・Apple関連銘柄を適切に探る上でまず確認したいのは、このApple公式サイトで公開されている最新のサプライヤーリストでしょうか。

2021年9月現在、「2021 Apple Supplier List」が公開となっています。

Appleサプライヤーで上場している日本企業(2021年)
証券コード 企業名 概要
6770 アルプスアルパイン 電子部品大手。スマートフォン端末向けアクチュエーターなどを提供。アルプスアルパインのVCMアクチュエータは、小型化ニーズ、低背化ニーズなどに対応。大口径レンズの搭載にも対応している。
5201 AGC 世界トップ級大手ガラスメーカー。ディスプレイ用ガラスや電子部材等を取り扱っており、iPhone向けのパーツとしては強化ガラスや液晶保護フィルムを製造してきている。TFT液晶/有機EL用ガラス基板において世界第2位のシェアを持つ。
4980 デクセリアルズ 電子部品、接合材料、光学材料などの製造・販売を展開。
5803 フジクラ エレクトロニクス事業部門にてスマートフォン向け製品を取り扱っている。電子電装に注力。
6806 ヒロセ電機 コネクタ専業メーカー。スマートフォン向けが主力で「基板対ケーブル」「小型同軸/同軸スイッチ」「I/O」「FPC/FFC」「カードソケット」「基板対基板」などを取り扱っている。「
6501 日立製作所 電気機器メーカー。スマホやタブレットの導入サポートを行ってきている。
6807 日本航空電子工業 NEC系コネクター大手。USB Type-Cコネクタが、ノートPCやスマートフォン等の機器に普及している。
6740 ジャパンディスプレイ 中小型ディスプレイデバイス及び関連製品の開発、設計、製造及び販売を行う。スマホやタブレット、ノートPC等、多様なモバイル製品の液晶モジュールを展開。Apple向けの液晶を手掛けている。
5020 ENEOSホールディングス JX金属にて「ディスプレイパネル」「有機ELパネル」「フラッシュメモリ」などに使用される先端素材を提供。
6971 京セラ 電子部品大手。液晶パネル、カバー、ケース、バッテリー等、幅広くiPhone向けの部品を取り扱ってきている。
6479 ミネベアミツミ iPhone向けに「薄型LEDバックライト」「カメラ用部品」「スイッチ」等を製造。MacBookシリーズのスイッチ類も製造。
6981 村田製作所 iPhone向けに積層セラミックコンデンサ、通信モジュール、回路基板など、多くの電子部品を製造・提供してきている。樹脂多層基板「メトロサーク」等。
5334 日本特殊陶業 点火プラグやセンサーで世界最大手。電子機器やスマートデバイスに適した半導体ICパッケージ、半導体用製造部品の提供も行う。
7915 NISSHA 主力のタッチパネルがiPhone等に採用されている。
6988 日東電工 FPD・タッチパネル関連製品や半導体関連製品などを取り扱っている。有機ELディスプレイ用の材料を幅広く生産、販売してきている。
7240 NOK NOKは自動車用オイルシール最大手の会社だが、エレクトロニクス製品としてPCやカメラなどのデジタル機器に採用されている「フレキシブルサーキット(FPC)」や、「精密ゴム・樹脂製部品」等を取り扱っている。
6752 パナソニック 大手電気機器メーカー。iPhoneやiPad端末にスマホアプリ「TVシェア」をインストールし、ビエラが接続されているホームネットワークにWi-Fiを接続することで、自分専用のリモコンとして使用することが出来る。
6723 ルネサスエレクトロニクス 半導体大手。割り込み対応統合デジタル光センサ等を取り扱っている。
6963 ローム iPhoneに採用されたワイヤレス充電の国際規格「Qi(チー)」に対応している送受信用制御ICを手掛けている。
6753 シャープ 大手電気機器メーカー。Appleサプライヤーとしてディスプレイの生産などを担当している。
6758 ソニー スマホ用CMOSイメージセンサーが世界トップシェア。ソニーが開発した非接触型ICカード技術方式「FeliCa(フェリカ)」がiPhoneに搭載されている。
4005 住友化学 総合化学大手。情報電子化学部門にて液晶や有機ELなどのフラットパネルディスプレイに不可欠な部材「偏光フィルム」や、多くのモバイル製品で採用されているタッチセンサーディスプレイの主要部材である「タッチセンサーパネル」等を取り扱っている。
5802 住友電気工業 情報通信関連事業やエレクトロニクス関連事業などを行っており、化合物半導体GaAs基板はスマートフォン用パワーアンプ・スイッチ、LED(照明、装飾、表示器)などに使われている。
6976 太陽誘電 セラミックコンデンサ世界大手。iPhone向けコンデンサの主要サプライヤーとして地位を確立してきている。
6762 TDK 電子部品大手。パウチ型のリチウムイオンポリマー電池がスマホ向けで高シェア。
5741 UACJ アルミ総合メーカー。

Appleのサプライヤーは新しくリスト入りした日本企業もあれば、リストから外れた日本企業もあったりするので注意が必要です。

2018年に公開されていたAPPLEサプライヤーと比較すると「イビデン(4062)」「SMK(6798)」「東芝(6502)」あたりがサプライヤーから外れている感じでしょうか。

また、iPhone・Apple関連銘柄の中には、NISSHA(7915)のように米アップルへの依存度を下げようとしてきている企業もあります。

iPhone・Apple関連銘柄に注目する際は、しっかりと最新のサプライヤーリストを確認し、どれぐらい需要がありそうかをなるべく確認するようにしましょう。

その他、以前Appleのサプライヤーリストに入っていた銘柄としては、第一精工(6640)、ダイキン工業(6367)、戸田工業(4100)、東レ(3402)、豊田合成(7282)などが挙げられます。

iPhone関連銘柄の筆頭株として注目されてきている村田製作所

6981 村田製作所のチャート

AppleのサプライヤーでiPhone関連銘柄の筆頭株として注目されてきているのが村田製作所(6981)です。

iPhone・Apple関連銘柄に注目する際は、村田製作所の株価推移を見ておくといいでしょう。

村田製作所のチャートを見ると、2019年8月26日安値4,304円あたりから株価を上げ、2020年1月14日高値6,920円あたりまで堅調な株価推移となりましたが、新型コロナウイルスの影響により2020年3月17日安値4,602円までの下落、その後は再び株価を上げ上場来高値は2021年1月27日つけた10,835円となっていますね。

新型コロナウイルスの感染が拡大しiPhoneの販売にも影響を与えてくるのではと懸念されましたが、今後の報道内容とiPhone関連銘柄の筆頭株として注目されてきている村田製作所の株価推移は併せてしっかりと確認しておくようにしましょう。

村田製作所の株価推移を見ておくことで、iPhone関連銘柄がテーマ性を強めてきているかどうかを判断できたりするかと思います。

5G対応となるiPhone12は必要部品が増えるデメリットがあるのではという声がありましたが、村田製作所は次世代通信規格「5G」に対応したスマホ端末などに使う超小型電子部品を開発し2020年は大きく株価を上げていますね。

村田製作所がiPhone向けに提供する部品の代表例として「積層セラミックコンデンサ」が挙げられますが、製造方法を工夫しその体積は従来品から5分の1も小さくなったようです。

新型iPhone13シリーズにも村田製作所の部品を使うメリットが期待されそうなので、村田製作所はまたiPhone関連銘柄としてテーマ性を強め株価を上げてくるかもしれませんね。

新型iPhone13関連銘柄としての注目株は?

コロナショックにより多くの銘柄が株価を下げ、どの銘柄を買おうか迷われた方も多いかと思いますが、しっかりとアフターコロナを見据え探っていきたいのは業績を伸ばしてきそうな銘柄であったりテーマ性を強めてきそうな銘柄かと思います。

新型iPhone12は5G対応となり大きな話題となりましたが、新型iPhone13も進化しまた話題となってくることが予想されるので、「iPhone関連銘柄」は2021年このあと注目しておきたいテーマ性の一つではないでしょうか。

では新型iPhone13関連銘柄としてどの銘柄に注目すればいいか?ということになるかと思いますが、新型iPhone13は「ノッチ(ディスプレイ上部の凹んだ箇所)の小型化」「新しいカメラ機能」「A15チップ」「電池持ちの改良」「120Hz動作のProMotionディスプレー」などが噂されてきているので、その辺に絡んでいそうな銘柄を探っていきたいところでしょうか。

ちなみに、一部モデルでLightningコネクタが撤廃となるのではと噂されていましたが、USB-Cは防水性能が低いという理由で搭載せず、当面の間はLightningコネクタが継続されるようです。

5G通信は電池の消費がかなり早くなってしまうようなので、スマホ用電池で高いシェアを誇っているTDK(6762)は今年2021年も注目しておきたいところではないでしょうか。

新型iPhone13関連銘柄としてTDK(6762)に注目

6762 TDKのチャート

TDK(6762)のチャートを見ると、村田製作所と株価推移が似てるのが分かるかと思いますが、TDKも2019年8月末あたりから2020年1月半ばあたりまで株価を上げ、そこからコロナショックにより2020年3月23日安値6,740円までの下落、そこから再び年末にかけ株価を上げる展開となっています。

TDKは2021年1月高値から株価を下げ上値の重い展開となってきていますが、2022年3月期第1四半期の税引き前利益(連結)は前年同期比55.7%増の322.38億円に拡大し、通期の同利益は前期比23%増の1,500億円になる見通しとなっています。

2021年8月安値11,220円あたりから株価を上げてきていますが、iPhone13シリーズの売れ行きがどうなるかであったり、電子部品業界に影響してくるであろう5G市場が今後どう拡大してくるかなどによってきそうな感じでしょうか。

しかしながら、TDKはM&Aを行いセンサービジネスを拡大してきており、5Gの基地局向けで使われるような電子部品には精力的に先行投資を行うとしているので、今後の成長性に再び期待感が向かってくるかもしれませんね。

新型コロナウイルス感染症の影響により先行き不安感が残る相場となってはいますが、しっかりと今後の見通しを立てテーマ性を強めてきそうな銘柄や業績を上げてきそうな銘柄に注目していくようにしたいですね。

新型iPhone13関連銘柄として太陽誘電(6976)にも注目

6976 太陽誘電のチャート

太陽誘電はiPhone向けコンデンサの主要サプライヤーとして地位を確立してきていて、iPhone関連報道があった際に物色されてきている銘柄です。

5G機器は消費電力が4Gより増え大容量のバッテリーが必要となるため、4Gの約3倍となる約1000個ものコンデンサを使用する場合もあるようですが、これにより小型かつ大容量に対応した積層セラミックコンデンサ(MLCC)は需要がいっそう高まるのではとみられています。

積層セラミックコンデンサ(MLCC)は電流や電圧を安定させるために、スマホやテレビから、冷蔵庫や自動車に至るまで、あらゆる電化製品に使われている部品ですが、日本では村田製作所(6981)、TDK(6762)、太陽誘電(6976)などが製造しており、この3社で世界シェアの半分以上を占めています。

太陽誘電(6976)もコロナショックで2020年2月20日高値3,615円から2020年3月13日安値2,278円までの下落となりましたが、チャートを見るとそこから大きく株価を上げてきていますね。

成長性への期待感が先行してきている印象ですが、iPhoneや5G絡みで需要を伸ばしてきそうな部品を取り扱っているので、今後の株価推移にも注目したい銘柄ではないでしょうか。

iPhone関連銘柄の本命株や出遅れ株を上手く狙いたい人は?

新型iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄として、アップルのサプライヤーとなっている銘柄や、iPhone13絡みで注目したい銘柄などについて書いてみましたが、iPhone関連銘柄は調べると他にもまだまだたくさんあるかと思います。

EU(欧州連合)が2020年1月に全ての携帯電話に共通の充電器を導入するための法案を審議中であることを発表しましたが、iPhoneの「Lightning端子」が廃止され「USB-C」が搭載される日もそのうちくるかもしれません。

iPhoneは完全にワイヤレス充電のみにするとの噂もあるようですが、「USB-C」が搭載されるとなれば「USB-C関連銘柄」が、ワイヤレス充電のみになるとなれば「ワイヤレス充電関連銘柄」がiPhone関連銘柄としてテーマ性を強めてくるかもしれません。

USB-C関連銘柄としてはミネベアミツミ(6479)、エレコム(6750)、マクニカ・富士エレホールディングス(3132)、日本電産(6594)などが挙げられ、ワイヤレス充電関連銘柄はサイバネットシステム(4312)、ダイヘン(6622)、マクセルホールディングス(6810)、エヌエフ回路設計ブロック(6864)などが挙げられそうな感じでしょうか。

他にも、新型iPhone Proの2種に搭載されると話題になった「3D LiDARセンサー(走行空間センサー)システム」や、搭載が噂された深度測定に使用する「ToFカメラ」に関連する銘柄を探ってみるのもいいかもしれません。

「iPhone12Pro/ProMax」に「LiDAR(Light Detection and Ranging)スキャナ」が搭載され話題となりましたが、新たに新型iPhoneが発売となった際は、直ぐにどんな機能が実際に搭載されているかを確認するようにしたいですね。

つまりiPhone関連銘柄の本命株や出遅れ株を上手く狙いたい人は、どの会社がどういう部品を開発しているか把握し、最新のiPhone関連情報をしっかりと日々チェックすることが大切になってくるかと思います。

iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄に限らず、どんなテーマ株にも言えることかと思いますが、株式投資を成功させるには“新しい情報に敏感になること”が大切です。

この記事は定期的に更新をかけていければと思っていますが、それでもいずれ“古い情報”となってしまうかと思います。

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サラリーマン投資家の方や、主婦の方など、新聞やニュースをチェックするぐらいの時間はあるかもしれませんが、関連性がありそうな個別銘柄を探ったり、直近の決算内容や今後の見通しなどを分析したりする時間まではなかなか取れないという方が殆どではないでしょうか。

今時はネット上でいかに要領良く株式投資に関連した情報をチェックできるかどうかというところがあるかと思いますが、時間的余裕がなかったり個別銘柄を上手く分析する自信がない方は、“株情報サイトが簡潔にまとめてくれた最新情報を日々チェックする”ようにすればいいかと思います。

効率よくテーマ株情報などを集めたい方にとって大きなアドバンテージとなるかと思うので、まだ配信情報を見ていないという方は、試しにでも一度サイト内で公開となっている情報を参照してみることをオススメします。

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