「脱炭素」は日本国内でもよく耳にするワードですが全世界で広まっている動きです。
脱炭素はアメリカのバイデン大統領が進める重要な政策で、トランプ前大統領が力を入れていた化石燃料産業の推進とは真逆の政策である事も相まって世界中に大きなインパクトを与えました。
更にバイデン大統領はトランプ前大統領が離脱したCO2削減を目指すパリ協定にも就任早々に復帰し、これが脱炭素の流れを世界的に強める結果となりました。
そして、世界が脱炭素社会実現へと進む中、日本でも“2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする方針”が表明されました。
また、直近2023年6月、6年ぶりに「水素基本戦略」をとりまとめ今後15年間で官民で15兆円を超える投資を行うとしています。
そんな脱炭素社会実現に向けての切り札的な水素は、二酸化炭素を排出せず、様々な資源から作り出せる「夢の燃料」として、次世代エネルギーの中でも大きく注目されてきています。
ここでは「水素エネルギー」と水素エネルギーを普及すべく設置が進められてきている「水素ステーション」についての説明と、関連銘柄をピックアップしご紹介致します。
目次
将来性が期待される水素エネルギーとは?メリットなどについて
水素は主なエネルギー資源である石油・石炭・天然ガスである化石燃料と違い、CO2を排出しないクリーンエネルギーです。
先述通り大気汚染、温暖化などの環境問題により世界中で化石燃料に頼らない『脱炭素』の機運が高まってきており、先進国以外でも環境悪化が進む中国やインドでも脱炭素の構造改革を進めていく目標を示しています。
日本でも経済産業省が掲げる『脱炭素』社会実現に向け、次世代のエネルギーとして『水素』が期待されています。
水素エネルギーの他にも太陽光発電、風力発電など様々な再生可能エネルギーが利用されていますがそれらと比較した水素エネルギーのメリットは何でしょう?
それは、「保存」と「運搬」です。
太陽光や風力発電は自然の力を利用しますので発電量が天候状態に左右され調整が難しい点があります。
さらに発電所から電気を使用する場所が遠方である場合が多く、送電線の設置コストがあげれらます。
また、水素は貯蔵する事が可能ですので予め水素を作っておき、足りない時にエネルギー源として供給することが出来ます。
余剰電力を水と電気分解することで水素を生成し、蓄えておくことが出来ます。
水素は水から酸素を分離して取り出すことが出来るので、エネルギー源が豊富に存在していると言え、上記の化石燃料や、再生可能エネルギー由来の発電で生成されるなど、他のエネルギー資源と比べ圧倒的に入手が簡単という特徴をもっています。
他にも質量がガソリンの約3倍でエネルギー変更効率が高い(ロケットの燃料に使用されるほど)などのメリットがあります。
出典:IEA「 World Energy Balances 2019」の2018年推計値、日本のみ資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」の2018年度確報値。※表内の順位はOECD35カ国中の順位
日本のエネルギー自給率は2018年で11.8%と先進各国の比べ著しく低いです。
これはエネルギー資源が乏しい事や東日本大震災以降の原子力発電所停止が起因するようですが、海外に依存している現状は国際情勢に影響され安定的にエネルギー資源を確保できないリスクを持ち続けている事になります。
これらを踏まえ水素エネルギーの普及が急がれています。
- CO2を排出しない
- 天候に左右されず、様々な資源から生成可能
- 運搬・貯蔵可能
- 燃料を輸入する必要がない
- エネルギー密度が高い
水素エネルギーは経済産業省(エネルギー庁)がロードマップを作成し推進
『脱炭素』化を掲げる経済産業省(エネルギー庁)も水素エネルギーを推進すべく、「水素基本戦略」や「水素・燃料電池戦略ロードマップ」など、将来目指すべきビジョンと行動計画を示しています。
日本は2017年に各国に先駆けて「水素基本戦略」を策定しました。
2030年までの普及に向けた行動計画や数値目標を盛り込んでいます。
「水素・燃料電池戦略ロードマップ」は水素の製造から貯蔵・輸送等さまざまな要素を含めた2014年6月に策定されたロードマップです。
2016年3月には家庭用燃料電池(エネファーム)の普及拡大や、水素と酸素で発電しモーターを駆動する燃料電池自動車(FCV)の市販が開始され、FCVに水素を供給する「水素ステーション(ST)」の整備拡大などを行ってきました。
2019年3月12日にはロードマップが更新され、水素社会実現に向け産学官連携で進めていくアクションプランが策定されました。
内容はFCVとハイブリッド自動車(HV)の価格差300万円を70万円ほどに縮小する事や、水素ステーションに関しても2025年に320ヵ所、2030年に900ヵ所程度の整備を行う事を目指しています。
※FCV:水素と酸素で発電してモーターを駆動する自動車。
※HV:エンジンとモーターの2つの動力で走る自動車。
※ST:水素ステーション。
※FC:燃料電池。
日本は水素エネルギーに関連した高い技術力を持っています。
水素・燃料電池関連の市場規模は日本だけでも2030年に1兆円程度、2050年に8兆円程度に拡大すると試算されており、将来的に大きく成長する分野として期待されています。
日本の燃料電池分野の特許出願件数は世界1位で、2位以下の欧米をはじめとする諸外国と比べて5倍以上と大きな差があり、水素エネルギー利活用分野における現時点での日本の競争力は高いと言えます。
水素社会の実現を進めることで、日本の産業競争力を強化することが出来ます。
経済産業省がロードマップを作成し推進してきていることから、「水素エネルギー」や「水素ステーション」に絡んだ企業は国策銘柄と言えそうですね。
まだまだこれから普及が進められていくことを考えると、中長期的に注目したいテーマ株と言えるのではないでしょうか。
水素ステーションとは?今後の普及見通し・設置予定数などについて
「水素ステーション」とは、燃料電池自動車(FCV)の燃料を補給するためのガソリンスタンドのような水素供給設備です。
水素ステーションやFCVは水素社会実現に向けた政策の中でも最も身近なものの1つでしょう。
政府は前述の「水素・燃料電池戦略ロードマップ」にも盛り込まれている水素ステーションの設置目標を2020年度までに160カ所、2025年までに320カ所、2030年までに900カ所と設定しました。
世界初の取り組みとして2018年に設立された「日本水素ステーションネットワーク合同会社」(JHyM:ジェイハイム)は、トヨタなどの自動車メーカー、インフラ業者、金融業者など民間11社の合同会社です。
JHyMは先述の「水素基本戦略」で水素ステーション整備の推進役として位置付けられており、ガソリンスタンドよりも建設コストが高いとされる等、水素ステーション整備における各課題を効率的に行いFCVの普及に取り組むとしています。
「水素・燃料電池戦略ロードマップ」の目標に対し2020年度では162カ所で運用と目標達成している状況です。
「水素基本戦略」とは?
「水素基本戦略」は2023年6月、政府が水素や再生可能エネルギーに関する関係閣僚会議を開き正式に取りまとめたもの。
(2)脱炭素型発電
(3)燃料電池
(4)水素の直接利用(脱炭素型鉄鋼、脱炭素型化学製品、水素燃料船)
(5)水素化合物の活用(燃料アンモニア、カーボンリサイクル製品)
の5類型、9分野を中核となる戦略分野とし、重点的に取り組むとしており、今後15年間で官民あわせて15兆円を超える投資を行い、2040年の水素の利用量を今の6倍の1200万トン程度にまで引き上げたいとしています。
水素ビジネス関連企業の本命銘柄は?関連株一覧まとめ
バイデン大統領の選挙当選後から“脱炭素”に絡んだ関連銘柄が大きく買われ、水素関連株も株価上昇をみせています。
2021年に入り、いったん株価は落ち着いたものの折に触れ注目されています。
たびたび大きなニュースが流れては関連銘柄が買われていますので企業分析をしっかりとして準備をしておきたいところです。
証券コード | 銘柄名 | 概要 |
---|---|---|
8088 | 岩谷産業 | LPガストップ。水素事業のパイオニア。圧縮水素、液化水素のトップシェア。 |
4091 | 日本酸素ホールディングス | 水素ステーション・水素・燃料電池実証プロジェクトに参画している。 |
5020 | ENEOSホールディングス | 水素ステーションを四大都市圏で46ヶ所展開している。(※2021年6月現在)日本国内における水素ステーションのおよそ3割を占めている。 |
8132 | シナネンホールディングス | 同社も水素ステーション・水素・燃料電池実証プロジェクトに参画している。 |
5019 | 出光興産 | 水素ステーションを展開。2021年3月に2拠点目となる「千葉北水素ステーション」をオープン。 |
6370 | 栗田工業 | 移動式水素製造設備など・水素・燃料電池実証プロジェクトに参画している。 |
6366 | 千代田化工建設 | 常温・常圧で輸送・貯蔵可能な水素システム。有機ケミカルハイドライド(OCH)法を用いた水素の貯蔵・輸送を展開。 |
6331 | 三菱化工機 | プラント事業製品として水素製造装置や水素ステーションを取り扱っている。2008年度よりNEDO「水素製造・輸送・貯蔵システム等技術開発」に参画している。 |
6391 | 加地テック | 水素ステーションなどで使用する燃料電池用高圧水素ガスコンプレッサーを手掛けている。水素圧縮機など。 |
6495 | 宮入バルブ製作所 | 液体水素用の極低温バルブを取り扱っている。 |
3441 | 山王 | パラジウム合金でできた水素透過膜に関する特許を取得。 |
3891 | ニッポン高度紙工業 | 燃料電池向け低価格電解質膜を開発。 |
5659 | 日本精線 | パラジウム合金圧延箔を使用した水素分離膜モジュールの開発に成功。 |
5974 | 中国工業 | 水素ステーション用複合容器蓄圧器の研究開発を行っている。 |
6497 | ハマイ | FCV向けバルブ類の研究・水素タンク用安全栓などを取り扱っている。 |
6498 | キッツ | 水素ステーション用バルブを開発・販売している。 |
6824 | 新コスモス電機 | 水素ステーション用ガス検知警報器を取り扱っている。 |
7727 | オーバル | 水素計測用の流量計を各種取り揃えている。 |
9888 | UEX | 水素ステーション用ステンレス鋼を取り扱っている。 |
4114 | 日本触媒 | グリーン水素向けの高効率のアルカリ水電解用セパレータを取り扱っている。 |
4183 | 三井化学 | 下水汚泥を原料とするバイオ水素の製造実証に着手。 |
4043 | トクヤマ | トヨタ自動車とともに副生水素を利用した定置式FC発電機の実証運転を行っている。また、パナソニックと副生水素を用いた純水素型燃料電池の実証実験を行っている。 |
4004 | 昭和電工 | ホテルの燃料電池向けに使用済プラスチック由来低炭素水素の供給を行う。 |
6201 | 豊田自動織機 | 高浜工場の再エネ水素充填所「H2PLAZA」が2019年3月に完成。 |
6901 | 澤藤電機 | 水素事業に本格参入。プラズマでアンモニアから高純度の水素を生成する装置を開発。 |
1963 | 日揮ホールディングス | アンモニア関連株・アンモニアから水素を生成する実証試験を旭化成と福島で行う。 |
3407 | 旭化成 | 欧州の航空燃料を水素とCO2から作り出す産学連携の「Take Offプロジェクト」に参画している。 |
7013 | IHI | アンモニア関連株・アンモニの直接利用技術の研究開発を行う。 |
5331 | ノリタケカンパニーリミテド | アンモニア関連株・アンモニアを直接燃料とする燃料電池による発電に成功。東京ガスなどと水素を燃料として使用する焼成炉を開発。 |
7012 | 川崎重工業 | 水素を作る・運ぶ・貯める・使う、あらゆるプロセスで参画。世界初となる水素を燃料として使用した専用ガスタービン(1000キロワット級)を開発。 |
7203 | トヨタ自動車 | 世界初のFCV(燃料電池自動車=水素自動車)MIRAIを開発・発売。 |
5922 | 那須電機鉄工 | 水素吸蔵合金タンクを手掛けている。 |
7003 | 三井E&S | 水素ステーション設備および水素製造設備向けに大流量化を進めていた高圧大流量水素圧縮機の販売を開始。 |
「水素」に絡んだビジネスを行っている関連企業をざっと一覧にまとめてみましたが、中でも本命株として注目を集めてきている銘柄は「岩谷産業(8088)」「加地テック(6391)」「山王(3441)」「日本精線(5659)」「川崎重工業(7012)」「トヨタ自動車(7203)」あたりでしょうか。
水素エネルギー・水素ステーション関連銘柄 岩谷産業(8088)
岩谷産業(8088)はLPガスでシェアトップとなるガス専門の商社です。
1941年に始めた水素事業に関しても圧縮水素、液化水素のトップシェアメーカーで液化水素についてはシェア100%を誇っています。
日本で初めて商用水素ステーションを開設、全国で水素ステーションの構築を続けています。
チャートを見ると2020年末あたりから物色が強まり株価を大きく上げていますね。
出典:岩谷産業HP http://www.iwatani.co.jp/jpn/business/gas.html
10年後には同社の水素ステーションが至る所で見られるようになりそうな感じですかね。
水素ステーションはまだまだ設置が進められていくかと思うので、今後の株価推移にも注目したい銘柄ではないでしょうか。
水素エネルギー・水素ステーション関連銘柄 加地テック(6391)
加地テック(6391)は水素ステーションに必要な燃料電池自動車用の高圧水素ガスコンプレッサー大手となる会社です。
2021年4月に経済産業省が2030年までに目標とする900カ所の水素ステーション用コンプレッサーについて既に公募された29か所のうち18か所分を受注したと発表しました。
現在は本社工場内に水素ステーション向け製品用の工場を建設中。
工場完成は2023年3月期とし大規模な建設というものです。
今期は旧工場の取り壊しによる特損がどれぐらい発生するかが気になるところでしたが、2021年7月30日に旧工場取り壊し費用を特損として計上することが発表になりました。
株価は2021年1月13日高値9,400円までの上昇をみせましたが、直近は上値の重い展開となり4,600円台まで下落してきていますね。
業績が良くなってきており営業増益が続いているので、反転したところを拾えると大きく利益が出せる可能性がありそうな銘柄かもしれませんね。
水素エネルギー・水素ステーション関連銘柄 山王(3441)
山王(3441)は貴金属表面処理、加工分野、いわゆる「メッキ」加工技術のトップ企業です。
自社で培った技術の応用で開発された「水素透過膜」の実用化と関係特許の権利化に向けた施策を続けています。
水素透過膜は水素を生成するう上で必要だった各工程を簡素化し、コスト削減が可能になると期待されています。
主事業の貴金属メッキ加工は5Gなどの電子部品等で需要が安定的なのも魅力です。
時価総額が79.8憶円ほど(2021年11月12日時点)と小型銘柄の為、度々急騰を見せている銘柄でもありますので、再びテーマ性の盛り上がりとともに物色人気が強まるのを期待し、押し目で上手く拾ってみたい銘柄ではないでしょうか。
水素エネルギー・水素ステーション関連銘柄 日本精線(5659)
日本精線(5659)は、燃料電池用をはじめ高純度水素ガスの製造、精製分野に適用可能なパラジウム合金圧延箔を使った水素分離膜モジュールを開発している企業です。
パラジウム合金は水素のみを透過し、高純度の水素精製を可能とします。
2022年3月期は売上高420億円(前期比23.1%増)、営業利益42億円(同46.5%増)を見込んでいます。
主力事業のステンレス鋼線は自動車関連が復調し、太陽光パネルや半導体向け極細線も伸長を見込んでいます。
5G、データセンター活況で半導体向けガスフィルターも好調予想が出ています。
2021年7月26日、第1四半期決算で4期ぶり最高益更新の見通しを発表し、翌日は窓を開けての上昇となりました。
年間配当も200円とし更なる成長に期待が伺えます。
水素エネルギー・水素ステーション関連銘柄 川崎重工業(7012)
川崎重工業(7012)は水素エネルギー関連の中心的な銘柄です。
水素を作る・運ぶ・貯める・使うとあらゆるプロセスで技術を保有しています。
具体的には水素発電の技術開発、世界初の水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」の製造など、水素運搬船・水素運搬車・水素貯蔵タンクを手掛けたり、オーストラリアに豊富に存在する褐炭(生成1億年未満の若い石炭)から取り出した水素を、日本に持ち込む事業にも参画しています。
川崎重工業は2021年6月1日の決算で水素関連事業で2031年には3,000億円の売上を目指すと発表しました。
これは当時の2.5倍になる売上高で、投資家から注目を集める流れとなりました。
世界的に脱酸素社会実現へ向けシフトする流れとなり、大量の水素を資源国から船で運搬する必要性が強まったことで同社のニーズが増し、運搬船や液化機の引き合いが世界中で高まっているそうです。
2021年8月5日、第1四半期決算で通期経常見通しを40%上方修正、未定だった上期配当を20円に修正した結果、株価上昇をみせました。
しかし、2021年11月9日に発表となった第2四半期決算で、通期経常を21.4%下方修正し、大きく売られる展開となりました。
色々と買い材料を内包した銘柄だと思うので、調整後の値動きに注目が集まりそうですが、水素事業以外にも船舶、鉄道、航空などの輸送機器、産業用設備などの事業も行っていますので水素以外の事業も順調なのか見極めてからエントリーした方がいいかもしれませんね。
水素エネルギー・水素ステーション関連銘柄 トヨタ自動車(7203)
トヨタ自動車(7203)は2020年12月にFCV(燃料電池自動車)となる「MIRAI(ミライ)」を発売しました。
先行しているEV(電気自動車)に比べ燃料充填時間が短く、トラックなどの大型車にも使用できるメリットがあります。
MIRAIの価格は消費税込みで710万円からとまだちょっとお高い印象ですが、今後はまだまだ高額なFCVのコストダウン実現に期待が集まります。
2021年8月4日に発表した決算では営業利益の通期予想の40%を第1四半期だけで叩きだしました。
半導体不足で生産が滞ったにも関わらず、です。
チャートを見ると2021年に入り強い値動きをみせてきていますが、2021年は世界的に自動車販売が好調である事も踏まえトヨタは今後も引き続き要注目の銘柄だと言えるでしょう。
水素エネルギー・水素ステーション関連銘柄 三井E&S(7003)
船舶用エンジン首位の三井E&S(7003)はライセンサーであるMANエナジーソリューションズSEと国際海運の水素関連ビジネスの早期立上げを狙い、当社玉野工場敷地内にあるシリンダ直径50cmの舶用2サイクルテストエンジン(以下テストエンジン)での水素燃焼運転に世界で初めて成功。
2021年度にダイハツディーゼル株式会社と共に採択された国土交通省補助事業「海事産業集約連携促進技術開発費補助金」を活用しており、テストエンジン4S50ME-T(出力7MW、定格回転数117rpm、MEP=2.10MPa)の4シリンダの内の1シリンダを、LNG(天然ガス)焚きエンジンME-GI機関デザインをベースとした水素燃焼用に改造、2023年10 月に当社玉野工場内に完成した水素ガス供給設備(液化水素タンク、水素ガス圧縮機他、以下水素供給設備)とのカップリング運転にて、水素漏洩などの不具合なくテストエンジンの100%負荷運転に成功しています。
2023年から船舶の燃費規制が強化されるなど、海事産業に脱炭素の波が押し寄せる中、業績回復に向けての動きから注目されています。
水素エネルギー・水素ステーション関連銘柄の出遅れ株を上手く狙いたい人は
水素ビジネスはまだまだ発展途上であり、企業は将来に向けての投資を行っている最中です。
現在の株価は全体的に調整局面とみるべきかもしれませんが、折に触れ注目されてきているので中長期投資を中心にタイミングよくエントリーしておきたいところです。
こうしたテーマ株は新聞やニュースなどで関連報道がでることで投資家からの関心を集め物色されたりしますが、最近は利用者の多い株情報サイトで取り上げられることで物色人気を強めてくるケースも珍しくありません。
なので人気テーマに絡んだ本命株・出遅れ株を上手く狙いたいと少しでも思われる方は、テーマ性や買い材料などに注目しリアルタイムに情報配信を行っているサイトを時間がある時に参照するように心掛けることをお勧めします。
テーマ株投資に役立つ!オススメの株情報サイト【新生ジャパン投資】
「新生ジャパン投資」は、かつてラジオNIKKEI第1で毎週火曜に配信していた株式情報番組「株教室」(※現在は放送終了)でコメンテーターをしていた株の大魔神『高山緑星』こと「前池英樹」が代表を務めている株情報サイトです。
株初心者の方はご存じないかもしれませんが、20年以上にわたり数多くの大化け銘柄を輩出し続け、相場界のレジェンドとまで言われているのが『高山緑星』こと「前池英樹」です。
証券コード | 推奨銘柄 | 配信時株価 | 高値 | 推移 |
---|---|---|---|---|
5595 | QPS研究所 | 943 | 4,975 | 3ヵ月で5.27倍 |
3778 | さくらインターネット | 2,160 | 10,980 | 2ヵ月で5.08倍 |
5586 | Laboro.AI | 686 | 2,999 | 5ヵ月で4.37倍 |
7003 | 三井E&S | 691 | 2,898 | 3ヵ月で4.19倍 |
4011 | ヘッドウォータース | 6,320 | 20,490 | 5ヵ月で3.24倍 |
2970 | グッドライフカンパニー | 1,590 | 5,090 | 6ヵ月で3.20倍 |
3744 | サイオス | 412 | 1,285 | 1ヵ月で3.11倍 |
2160 | ジーエヌアイグループ | 1,390 | 3,865 | 7ヵ月で2.78倍 |
5285 | ヤマックス | 718 | 1,985 | 7ヵ月で2.76倍 |
4107 | 伊勢化学工業 | 8,080 | 20,750 | 7ヵ月で2.56倍 |
上記のような大化けを見せた銘柄はなんと無料で閲覧できる【朝刊】にて「本日の無料推奨銘柄」として紹介されていた銘柄です。
テーマ性を重視することで比較的短期間での上昇が狙える銘柄も多く、無料配信ながら上記のような大化けをするケースも。上記は極端かもしれませんが他にも比較的高いパフォーマンスとなっており、無料でチェックするには十分すぎる結果を残していると言えます。
ここまで相場の流れに上手く乗れていないと少しでも思われる方は、相場の流れに沿ったテーマ株を配信してきている「新生ジャパン投資」のような株情報サイトをチェックしておくことをオススメします。
株は“その時々の強いテーマ株を上手く狙えるかどうか”で日々の収支が大きく違ってくるかと思いますが、世の中が大きく変わった2020年、2021年にかけてだとコロナウイルス関連銘柄(ワクチン関連株・バイオ株)や、ウィズコロナ関連銘柄(テレワーク関連株や巣ごもり消費関連株など)、そして2023年生成AIが人気化したことをきっかけとしたAI関連株全般など、上手く狙えた人と狙えなかった人とで大きく収支の差があるのではないでしょうか。
テーマ性の流れに沿った銘柄を上手く狙えた方は結構な利益を得れているのではないかと思いますが、今後これからまた色々とテーマ性を強めてくる銘柄はあるかと思うので、効率良く期待値が高い情報を集め収益性が高いテーマ株投資をしていきたいと思われる方は、「新生ジャパン投資」のような業界で著名な方が顔を出していて、利益に繋がる銘柄情報を配信してきているサイトをチェックしておくのがベターかと思います。
今、新生ジャパン投資から"次なる大化け候補株1銘柄"を無料で配信してもらうことができますが、長きにわたり大化け銘柄を輩出し続けてきている相場界のレジェンドの銘柄発掘力を体感できるかと思いますので、利益に繋がる銘柄を知り、チャンスを逃さずしっかりと資産を形成していきたいと思われる方は、この無料で試せる機会をぜひ活用してみて下さい。↓↓