【2020年】最新テンバガー候補株!株価10倍期待銘柄

2020年にテンバガー(株価10倍)を期待出来る銘柄は?

令和元年となった2019年にテンバガーを達成したのはホープ(6195)とレアジョブ(6096)と商号(社名)をREVOLUTIONに変更した原弘産(8894)の3銘柄となってますが、2020年はテンバガー(株価10倍)銘柄がより多く誕生するのを期待したいですね。

テンバガー銘柄を上手く狙うには、まず過去のテンバガー銘柄を分析し、これまでの傾向・特徴を把握しておくことが大切かと思います。

そして、テンバガー候補株の条件として挙げられる、『創業者が筆頭株主』『上場してから4年以内の銘柄』『時価総額300億円以下の新興株』『テーマ性がある銘柄』『業種がIT・通信業』『株価500円以下の低位株』『急成長株』などに当てはまる次のテンバガー候補株を探っていく感じでしょうか。

100万円が1,000万円に、1,000万円なら1億円になる夢のテンバガー株。

2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催(※新型コロナウイルス感染症の拡大により1年程度の延期が決定となりました)となったり5G商用サービスが開始となったりする年ですが、今回は改めてテンバガー銘柄の傾向・特徴・条件などをまとめ、2020年にテンバガー(株価10倍)を期待出来そうな銘柄がないか探ってみたいと思います。

※【2022年版】最新テンバガー候補銘柄!次の株価10倍期待株についてはコチラ↓↓

2022.05.20

【2022年最新版】テンバガー(株価10倍)候補銘柄・大化けが予想される低位株

テンバガー(Ten Bagger)株とは?

そもそもテンバガー(Ten Bagger)株って何?という株初心者の方もおられるかと思いますので簡潔に意味合いの説明をすると、「テンバガー(Ten Bagger)株」とは一般的に「株価が10倍以上となった大化け銘柄、または10倍以上になりそうな銘柄」のことを指す言葉です。

ざっくり「大きく儲かる株」という意味合いで使われたりもするかと思いますが、テンバガーはウォール街の業界用語(スラング)に由来するもので、元々は野球用語のヒットを意味する言葉「1塁打(One Bagger)」、「2塁打(Two Bagger)」の「バガー(Bagger)」が語源となっていて、“一試合で「10塁打(Ten Bagger)」を記録するぐらい凄いこと”から転じて出来た株式用語です。

英語でググってみると「In Search of That ‘Tenbagger’」「Utah Vanadium Miner Has ‘Tenbagger’ Potential」「Searching for 100-baggers」などといった見出しの記事がでてきて、10倍株、100倍株は米国株式市場で馴染みのある言葉だというのが分かるかと思います。

テンバガー(Ten Bagger)を広めたのは「ピーター・リンチ」

テンバガー(Ten Bagger)を広めた「ピーター・リンチ」

テンバガー(Ten Bagger)の語源、由来は分かったけど、誰が広めた言葉なの?と思う人もいるかと思いますので、少しだけ掘り下げますと、テンバガー(Ten Bagger)という言葉を世に広めたのはあの伝説のファンドマネージャー「ピーター・リンチ(Peter Lynch)」です。

ピーター・リンチ(Peter Lynch)

米国の投資家、投資信託マネージャー、相場師、バリュー投資家、慈善家。

1977年より米フィデリティ・インベストメンツ(Fidelity Investments)の株式投資信託マゼラン・ファンド(Magellan Fund)の運用にあたり、引退するまでの13年間に同ファンドの資産を1800万ドルから140億ドルへ増やし世界最大の規模に育て上げる。

全米NO.1ファンドマネージャーとまで言われた株式投資界で伝説の人物であり、「10倍株(テンバガー)を見つけるには、まず自分の家の近くから探すことだ」「自分の知っているものに投資する」「持っている株について理解する」「10歳の子供に対して2分以内に理由を説明できないならば、その株を持つべきではない」など、数々の名言・投資家へのアドバイスを残している。

ピーターリンチの著書「株で勝つ-アマの知識でプロを出し抜け」を読んで株式投資の基本的な考え方を学ばれた方も多いかと思いますが、テンバガー(Ten Bagger)という言葉を広めたピーター・リンチ(Peter Lynch)の銘柄発掘法、テンバガー(株価10倍)の見つけ方は参考になるかと思いますので、そちらも少しまとめておきたいと思います。

ピーターリンチから学ぶテンバガー株の見つけ方・銘柄発掘手法

ピーターリンチは株式を6つのタイプ「低成長株」「優良株」「市況関連株」「急成長株」「業績回復株」「含み資産株」に分類してますが、タイプ別に分けることで、テンバガー(株価10倍)を狙える銘柄を見つけやすくなると思います。

「低成長株」テンバガーが難しいタイプ

「低成長株」としては電力会社があげられたりしますが、特徴としては「歴史ある企業」「大型株」「高配当」「安定している」などがあげられる感じでしょうか。

ディフェンシブ株と言われたりもしますが、安定感や配当が魅力的だったりはしますが事業拡大の余地が低くテンバガー(株価10倍)を見込むのは難しいタイプとなります。

テンバガーを達成するほど株価を大きく上げるには“株価を大きく上げるだけの買い材料”であったり“成長性への期待感”が必要になってきます。

なのでテンバガーを期待できそうな銘柄を探す際は、株価が10倍になってもおかしくないぐらいの成長性がありそうな株を探すのが大切です。

「優良株」テンバガーまではいかないも十分なリターンを期待できるタイプ

「優良株」は堅調に右肩上がりに推移するのが特徴で、米国株で言うとコカコーラ(KO)、P&G(PG)、ユニオンパシフィック(UNP)、ハーシー(HSY)などが該当する感じでしょうか。

優良株の定義は色々あるかと思いますが、一般的に収益性や財務の健全性において高い安全性を確保している銘柄のこと言い、知名度の高さやグローバルに事業展開していることなども特徴として挙げられています。

日本株だとトヨタ自動車(7203)、ソニー(6758)などが挙げられる感じでしょうか。

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)のチャート

上記画像はプロクター・アンド・ギャンブル(PG)のチャートですが、優良株への投資は十分なリターンを期待できるのが見てとれるかと思います。

長期投資で株価2倍、3倍は目指せますが、テンバガー(株価10倍)とまではいかないかなって感じの株ですね。

「市況関連株」タイミングが重要でテンバガー狙い向きとは言えないタイプ

「市況関連株」は「売上」と「利益」が循環的に上下するのが特徴として挙げられる株式のことを言います。

シクリカル銘柄(景気敏感株)と言われたりもしますが、分かりやすく言うと景気変動に株価が左右されやすい銘柄のことで、自動車・航空などの製造業や、鉄鋼業・化学などが市況関連株です。

2020年に入り新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し航空関連株が株価を大きく下げましたが、景気がいいときは優良株を上回る上昇となったりもしますが、不況時は大きく株価を下げたりするので、買いで入るタイミングには注意が必要なタイプとなります。

2019年7月あたりから需要増への期待が先行し株価を上げた半導体関連銘柄もシクリカル銘柄(景気敏感株)に当てはまる感じですかね。

好景気時のチャートだけを見ると優良株と間違えてしまう可能性があるので、優良株かどうか長期チャートをしっかりと確認して見極めるようにしましょう。

「急成長株」テンバガーを狙えるタイプ

アマゾン(AMZN)のチャート

「急成長株」は文字通り急成長している会社のことですが、米国株で成長株の代名詞とも言えるアマゾン(AMZN)のチャートを見ると「急成長株」はテンバガーを狙えるタイプだと言うのが一目で分かるかと思います。

アマゾン(AMZN)の株価は20年で400倍と凄まじいの一言ですが、急成長した会社の背景を探ることで、今どういう事業を行っている会社をテンバガー狙いで買えばいいかが見えてきたりするのではないでしょうか。

日本株なら日本だけでなく世界でも通用しそうな事業をやってる会社に着目するといいかもしれませんね。

アマゾンのチャートを見ると、“急成長を期待できる銘柄を探す価値”が分かるのではないかと思いますが、株価400倍ともなると10万円が4,000万円に、100万円だと4億円もの金額になるわけですから夢のある話ですね。

40歳ぐらいの方で老後資金がなかったとしても、20年後に400倍になるような株を100万円分買えていれば、老後が一気にゆとりある生活となることでしょう。

「業績回復株」もテンバガーを狙える可能性があるタイプ

「業績回復株」は業績が大きく落ち込み倒産リスクなどがあったものの、どうにか乗り越え立ち直った会社のことです。

立ち直れずに実際に倒産してしまう可能性があるので、倒産リスクがある中で買うのは難しいかとは思いますが、トイザラスは経営がうまくいっていなかった親会社であるインターステート・デパートメントストアズから独立し株価は57倍となりました。

業績回復株は成長株より短期で儲けれる可能性があるタイプだと思いますが、倒産リスクがあるような銘柄がお宝株となったりするのは株式投資の面白いところですね。

しかしながら、倒産し上場廃止となってしまっては元も子もないので、一発逆転の可能性はあるかもしれませんが、見切り発車で投資ではなく投機的な投資、ギャンブル的な投資となってしまわないように注意しましょう。

「含み資産株」は隠れたテンバガー候補株?

「含み資産株」は不動産や株式や特許など、価値がある資産を保有しているが、その資産がまだ株価に反映していないかったり気付かれていなかったりで過小評価されている株です。

中南米、東南アジア、中東など、新興国は先進国より高い成長性を秘めており、海外で不動産や土地を保有していたりする会社は、その不動産や土地の価値が上がり大きな資産となったりします。

ただ、含み資産株は逆にその保有資産の価値が下がる可能性もあるので、商いリスクを想定しておく必要がありそうな感じでしょうか。

その他、IPOで人気化が予想される会社の大株主も含み資産株と言えそうな感じでしょうか。


簡潔にピーターリンチが分類する株式6つのタイプについて書いてみましたが、こうして文字に起こしてまとめてみると、テンバガー(株価10倍)を狙うならどういう条件に当てはまる銘柄を探ればいいのか、なんとなくイメージ出来たのではないでしょうか?

ピーターリンチが分類する株式6つのタイプをみると「急成長株」「業績回復株」「含み資産株」を探っていけば良さそうなのが分かるかと思いますが、次は実際に過去のテンバガー(大化け)銘柄を振り返り、傾向・特徴を分析してみたいと思います。

過去のテンバガー達成(大化け)銘柄から傾向・特徴を分析

20年で株価400株となったアマゾン(AMZN)や、親会社から独立し株価57倍となったトイザラスなど、過去のテンバガー達成(大化け)銘柄を考察すると、テンバガー(株価10倍)株の傾向・特徴が見えてくるかと思いますが、2020年のテンバガー候補株を探る上で、直近の流れを把握するのも大切です。

なので2019年、2018年はどういう銘柄がテンバガーとなったかを振り返り、これまでの傾向・特徴を分析してみたいと思います。

2019年のテンバガー・大化け(値上がり率上位)銘柄は?

まず、2019年のテンバガー銘柄、大化け(値上がり率上位)銘柄を見てみましょう。

2019年の年初来安値からの値上がり率上位銘柄(※12月30日時点)
コード 銘柄名 市場 安値 高値 上昇率 発行済株数
6195 ホープ マザーズ 900(01/04) 14,340(12/30) 15.93倍 5,576,800
6096 レアジョブ マザーズ 217(01/04) 3,145(12/23) 14.49倍 9,453,200
8894 REVOLUTION 東証2部 8(02/20) 84(11/12) 10.5倍 189,692,398
6840 AKIBAホールディングス JQS 1,150(01/04) 8,750(12/24) 7.60倍 919,256
3135 マーケットエンタープライズ マザーズ 526(01/04) 3,650(11/19) 6.93倍 5,208,400

2019年はホープ(6195)、レアジョブ(6096)、REVOLUTION(8894)が年初来安値から年初来高値でテンバガー(株価10倍)超えとなってますね。

【2019年テンバガー株】ホープ(6195)

2019年テンバガー株ホープ(6195)のチャート

2019年にテンバガー(株価10倍)を達成しているホープ(6195)は、広告事業として自治体から様々な媒体の広告枠を入札により仕入れ民間企業に販売するSR(SMART RESOURCE)サービスを行っていたり、エネルギー事業として電力販売事業である新サービス「GENEWAT(ジェネワット)」を推進し、順調に販売額を拡大してきている会社ですね。

2019年11月6日に発表となった決算内容(2020年6月第1四半期決算)を見ると売上高(非連結)が前期の4.20億円から4.6倍となる19.62億円に伸び、経常損益は1.2億円の赤字から800万円の黒字に浮上してきています。

メディア事業として自治体と地域住民をなぐアプリ「マチイロ」をサービス提供していたりもする会社ですが、地方自治体絡みの独自性ある事業内容が注目されてきている感じでしょうか。

やや地味な印象を受ける銘柄かもしれませんが、ホープ(6195)は株価を上げる前は『創業者が筆頭株主』『上場してから4年以内の銘柄』『時価総額300億円以下の新興株』など、テンバガー候補株の条件がいくつか当てはまっていた銘柄ですね。

株式分割の発表もあり大納会の高値まで株価を上げましたが、ホープ(6195)を9万円で100株買っていたら9万円が143万4千円になった訳ですから凄いですよね。

ホープ(6195)を安いところでたくさん買われていた方は、2019年最高の年となったのではないでしょうか。

【2019年テンバガー株】レアジョブ(6096)

2019年テンバガー株レアジョブ(6096)のチャート

続いて、2019年にテンバガー(株価10倍)を達成しているレアジョブ(6096)はオンライン英会話の最大手で「eラーニング」「教育ICT」「EdTech(エドテック)」などが関連テーマとして挙げられる銘柄ですね。

レアジョブ(6096)は東京都渋谷区に本社を置き、Skype(スカイプ)を利用したオンライン英会話サービス事業「レアジョブ英会話」を行う会社ですが、採用率1%のフィリピン人講師が約6,000人登録していて、従来の英会話教室や留学よりも安価で、場所や時間を問わずマンツーマンで英語を話せるのが評価されているようです。

2019年時点で売上高が創業以来12期連続の増収となってましたが、2020年に東京オリンピック開催を控え英会話需要拡大への期待感が先行した感じでしょうか。

JR東日本(9020)が訪日外国人への対応力強化に向け、全社員を対象とした英語研修プログラムとして「レアジョブ英会話 法人向けサービス」を採用することを発表していましたが、テーマ性の流れに乗ったのも買われた要因としてありそうな感じですかね。

レアジョブ(6096)は2019年11月6日に「インドのオンライン英会話事業者Multibhashi社に出資」を発表していますが、海外でも通用しそうなビジネスモデルなので、海外展開による成長性も期待できそうで、データやAI等のテクノロジーの活用に向けた先行投資を行ってきているのも面白そうですね。

PERが高めで今後の成長をだいぶ織り込んだ株価となっており、2021年に東京オリンピックの開催がどうなるかというところはあるかと思いますが、テンバガー(株価10倍)を達成したレアジョブ(6096)についてこうしてみてみると、株価を上げる前は『時価総額300億円以下の新興株』『テーマ性がある銘柄』『株価500円以下の低位株』『急成長株』など、テンバガー候補株の条件とされる要項がいくつか当てはまっているのが分かりますね。

しかも、レアジョブ(6096)は2014年6月27日上場と上場からまだ5年ほどで、上場時の筆頭株主は代表取締役社長の「加藤 智久」氏で、業種は「サービス業」ですが、Skype(スカイプ)を利用したオンライン英会話サービスを行っていることからIT系と言えますし、ほんとテンバガーの条件がしっかり揃っていた銘柄だったって感じですね。

2018年のテンバガー銘柄一覧

2018年のテンバガー銘柄に関しましては、昨年まとめた内容と重複するかと思いますので割愛しますが、改めてみるとエムティジェネックス(9820)は「テンバガー銘柄」であり「逆テンバガー銘柄」であり色々と凄い銘柄ですね。

2019.03.14

【2019年版テンバガー候補】株価10倍が期待できる!注目テーマ・関連銘柄

昨年2018年に書いた記事ではテンバガーを達成したエムティジェネックス(9820)について、“光通信(9435)による大量保有がきっかけだと考えられています”と書きましたが、エムティジェネックス(9820)は突如ツイッターに現れたインフルエンサー「>トンピン(山田享)」銘柄として話題となった株ですね。

トンピン フィナンシャルグループCEOのツイッター画像

2018年はエムティジェネックス(9820)に加えテリロジー(3356)が大きく株価を上げたことで、「トンピン(山田享)」氏は相場への影響力を強めた印象ですが、今やツイッターのフォロワー数は5.3万人(2019年12月時点)となり、すっかり株クラ界で馴染みの人物となった印象ですね。

2019年、また「トンピン(山田享)」銘柄からエムティジェネックス(9820)のように大きく株価を上げる銘柄が出てくるのではと、「トンピン(山田享)」氏がツイッターで公表するポジションに注目されていた方も多いのではないかと思いますが、2019年に「トンピン(山田享)」銘柄として話題となった天昇電気工業(6776)は、トンピンこと山田享氏の大量保有報告書が提出となった9月30日前場11時過ぎに一瞬上げるも急落しストップ安となり、翌日10月1日も窓を開けての下落となりましたね。

2019年トンピン(山田享)天昇電気工業(6776)のチャート

また、富士興産(5009)もトンピンこと山田享氏のプロフィールに「買い5009」が7月5日に追加され話題となった銘柄かと思いますが、富士興産(5009)は7月8日高値1,907円から急落し、イナゴトレーダーは大きな損失となってしまったのではという恐ろしいチャートを形成していますね。

2019年トンピン(山田享)富士興産(5009)のチャート

2019年12月10日時点でトンピンこと山田享氏が公表しているポジションは「【買】天昇電気工業(6776)」「【買】富士興産(5009)」「【買】テリロジー(3356)」「【買】スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)」「【買】安永(7271)」となってましたが、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)が大きく株価を上げたのはスマホアプリ「ドラクエウォーク」が大ヒットしたからだと思いますし、2019年はエムティジェネックス(9820)やテリロジー(3356)のような盛り上がりをみせるトンピン銘柄はみられなかった感じですかね。

※【追記】「【買】スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)」は2020年1月24日時点でプロフィール欄から消えてましたが、株価をだいぶ上げたので利益を確定した感じでしょうか?

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)では大きな利益を得られたのではないかと思いますが、コロナショックの影響を受けてかポジションの公表が一時期からなくなり、2020年7月1日時点でもトンピンさんのツイッターアカウント「トンピン フィナンシャルグループCEO」で公表されているポジションはありませんね。

しばらく公表されていない印象で、新たに追加された際はまた盛り上がりをみせるかもしれないので、2020年後半、「トンピン(山田享)」氏の銘柄に注目してみるのも面白いかもしれませんね。

テンバガー候補株の条件まとめ

2019年、2018年のテンバガー銘柄を振り返ってみましたが、それではテンバガー候補株の条件を一覧にまとめ、2020年テンバガー(株価10倍)を期待できそうな銘柄がないか探っていきたいと思います。

テンバガー候補株の条件に関しては、ネット上や書籍などで色々と書かれていたりしますが、ざっとまとめると次に記載するような要項が挙げられている感じでしょうか。

テンバガー候補株の条件一覧

  • 創業者(代表取締役社長)が筆頭株主もしくは2位株主
  • 社長が40歳代
  • 上場してから4年以内の銘柄
  • 時価総額300億円以下
  • テーマ性がある銘柄
  • 業種がIT・通信業
  • 株価500円以下の低位株・ボロ株
  • 急成長株・ベンチャー企業
  • 新興株(マザーズ・JASDAQ)もしくは東証2部銘柄

社長が若くて、設立浅くて、時価総額が軽くて、将来性・成長性がある事業を行っている会社ってことですね。

こうしてテンバガー候補株の条件を一覧として文字に起こしてみると、ほんと“テンバガー(株価10倍)株を狙いたければ急成長株を探せ”という感じが凄く分かるのではないでしょうか。

テンバガー(株価10倍)株を掴むためには上記でまとめた条件を踏まえて「成長株投資」を日々心掛けてトレードすれば良さそうですが、では“成長株をどうすれば上手く見つけることが出来るか?”というところですね。

ピーター・リンチ(Peter Lynch)は「身近にある有望企業を自分で調べて投資せよ」と話してますが、これまでのテンバガー株をみてみると、スマホアプリ「パズドラ」がヒットしたガンホー(3765)や、テレビCMが話題となったRIZAPグループ(2928)や、「いきなりステーキ」が話題となったペッパーフードサービス(3053)など、思いのほか成長株を見つけるヒントは身近にあったりするので、大切なのは「最近の流行り」「ヒットしているもの」「売れているもの」「人気を集めているもの」「話題となっているもの」にしっかりとアンテナを張ることでしょうか。

株価が大きく上がる為には、それだけ多くの人に買われる必要性があります。

なので“多くの人に分かりやすい買い材料がある株”が、大きく買われる可能性があるってことですね。

日頃からニュースや新聞をチェックし旬な情報にアンテナを張ることは投資家にとって常識かと思いますが、そこから一歩先を上手く予測し投資を行えるかどうかって感じでしょうか。

テンバガー候補株のスクリーニング方法

新興株(マザーズ・JASDAQ)もしくは東証2部銘柄で株価500円以下の低位株といっても300銘柄ぐらいはあるかと思います。

スクリーニングとは、「条件に当てはまる銘柄を探すこと」「ふるいにかけること」を言いますが、例えば「新興株(マザーズ・JASDAQ)もしくは東証2部銘柄」「株価500円以下」という条件に「業種:情報・通信業」「時価総額:300億円以下」などの条件を加えスクリーニングすることで、より条件に当てはまる銘柄を探すことができます。

スクリーニングは「SBI証券」や「楽天証券」など証券会社各社や、総合投資情報サイト「トレーダーズウェブ」や「株マップ.com」などで行えるので、スクリーニングを利用せず銘柄を探されている方は、一度試しに利用してみるといいでしょう。

銘柄スクリーニングの画像

「トレーダーズウェブ」の「銘柄スクリーニング」は、「市場」「業種」「終値」などの他に「信用倍率」「時価総額」「PER」「PBR」「EPS」「売上高成長率」「経常増益率」「最終利益変化率」などを条件として銘柄を絞ることができます。

残念ながらアプリ版の提供はないようですが、「トレーダーズウェブ」の「銘柄スクリーニング」は無料で使いやすくて見やすい印象です。

「株マップ.com」の簡易スクリーニングでは「ROE」や「自己資本比率」でも最小値や最大値を条件設定し検索できるのがいいと思います。

【2020年最新版】次のテンバガー候補株は?

それでは2020年、次のテンバガー候補株と考えられそうな銘柄を考察していきたいと思います。

まず、「新興株(マザーズ・JASDAQ)もしくは東証2部銘柄」「情報・通信業」「サービス業」「終値500円以下」「時価総額300億円以下」「売上高成長率10%以上」「経常増益率10%以上」を条件としスクリーニングしてみたところ、下記4銘柄が表示されました。

スクリーニングによる2020年テンバガー候補株(※2019年12月12日時点)
コード 銘柄名 市場 業種 終値 時価総額
2342 トランスジェニック マザーズ サービス 404 70.17億円
2404 鉄人化計画 東証2部 サービス 364 29.97億円
4770 図研エルミック 東証2部 情報通信 420 26.40億円
6072 地盤ネットホールディングス マザーズ サービス 208 48.02億円

この4銘柄だと上場してからの期間がまだ浅いのは2012年12月上場の地盤ネットホールディングス(6072)でしょうか。

【2020年】テンバガー候補株?地盤ネットホールディングス(6072)

6072 地盤ネットホールディングスのチャート

地盤ネットホールディングス(6072)は地盤調査から解析、対策提案、品質証明書の発行に至るまで、地盤に関する一貫したサービスを展開している会社ですが、上場来高値は2013年5月15日に付けた6,040円(1→2の株式分割前)となっています。

業績が振るわず株価は200円台となってますが、地盤ネットホールディングス(6072)は水害対策の一環として地質調査の必要性が高まってくるかどうかでしょうか。

政府が2019年12月5日、26兆円規模の大型経済対策を閣議決定しており、災害復旧を含む国土強靭化関連費としては7兆円程度としているので、国策関連銘柄として需要増を期待した思惑的な買いが強まってくる可能性はあるかもしれませんね。

上場来高値6,040円まで株価を上げた経緯があることを考えると、ポテンシャルはある銘柄かもしれません。

2020年に入り新型コロナウイルスの感染が拡大しDNAワクチンを大阪大学などと共同開発するアンジェス(4563)や、セネジェニックス社と提携し新型コロナウイルス感染症に有効な新薬開発に係る事業を新たに開始することを決議したテラ(2191)などバイオ株が大きく買われる流れとなりましたが、南海トラフ巨大地震が30年以内に発生する確率が80%と言われてきているので、今後の報道内容や発生する地震の大きさ次第では大型地震への警戒感が強まる流れもあるかもしれませんね。

スクリーニングで絞った銘柄だと次にまだテンバガーとまではいかないまでも面白そうなのは図研エルミック(4770)でしょうか。

【2020年】テンバガー候補株?図研エルミック(4770)

4770 図研エルミックのチャート

図研エルミック(4770)の株価チャートを見ると、2019年10月10日に株価を上げ、11月22日あたりから12月5日高値473円まで株価を上げましたが、同社はセキュリティ機器の標準規格「IPカメラ(ONVIF)」を簡単に実装するためのミドルウェアや、スマートハウス、HEMSを実現するECHONET Liteのミドルウェアなど、通信規格用ミドルウェアの開発・販売を手掛けており、多方面のニーズを取り込んできています。

今後IoT化やAI化が進む上で同社のミドルウェア需要はより高まるのではないかと思われます。

図研エルミック(4770)は2014年に値を飛ばしテンバガーを達成した経緯がある銘柄ですが、2014年にNTTコミュニケーションズが安全性の高いネットワークを構築するサービスを始めるというニュースが株価上昇のきっかけとなったように、また何か今後の報道内容がきっかけとなり急騰する可能性はあるかもしれませんね。

2020年は水害対策関連銘柄、国土強靭化関連銘柄、東京オリンピック関連銘柄インバウンド関連銘柄民泊関連銘柄、5G関連銘柄、AI関連銘柄などが注目テーマとして挙げられるかと思いますが、鉄人化計画(2404)はカラオケ事業やレストラン事業として「赤から鍋」や「鶏セセリ焼」をメイン商品とする「赤から」のフランチャイズ店舗を運営していたりする会社なので、新型コロナウイルスの感染が拡大せず東京オリンピックが開催となっていればインバウンド需要が大きな追い風となったかもしれませんね。

2404 鉄人化計画のチャート

鉄人化計画(2404)はちょっと地味な印象を受ける銘柄で日頃の出来高が少なく、2019年は株価350円~400円あたりを推移していましたが、新型コロナウイルスの影響を受け株価を下げ、テレワーク関連の材料が出るも300円あたりで上値が重い展開となっている感じですかね。

今後発表となってくる決算内容や業績見通し次第で少しは株価を戻すかなってところでしょうか。

スクリーニングは条件に当てはまる銘柄をすぐに絞れるのがいいところではありますが、低位株は業績が低迷していたり事業内容が地味だったり何かしら不人気要素があったりするので注意が必要です。

テンバガーの条件でスクリーニングして簡単に面白そうな銘柄が見つかるわけではないですが、不人気株にテンバガーの芽があり、お宝株が眠っていたりするので、人気なさそうな銘柄でも一度まず調べてみることが大切です。

テンバガー候補株の探し方も色々あるかと思いますが、「5G(第5世代移動通信システム)」や「AI(人工知能)」など、2020年注目を集めそうなテーマ性に絡んだ低位株もテンバガー候補株とまではいかないかもですが抑えておきたいところでしょうか。

【2020年テンバガー候補株】5G関連銘柄の低位株

2020年は5G商用サービスが春先から開始され進められてきています。

とは言え本格的に展開されていくのは2020年末以降かと言われており、まだまだ話題性はこれから強まってくるのではないかと思われるテーマ株かと思います。

アップル(Apple)が2020年に5G対応となるiPhone(アイフォン)12/12Pro/12ProMaxを投入するのではないかとみられてますが、5G対応のスマホじゃないと利用できないサービスだったり、5G対応のスマホの通信速度が話題となってきそうな感じですかね。

5G関連銘柄は2018年、2019年と注目されてきているかと思いますが、2020年本命のテーマ性となってくるのではないかと予想されるので、テンバガー候補株として5G関連銘柄の低位株に注目してみたいと思います。

【5G関連銘柄の低位株】ブロードバンドタワー(3776)

ブロードバンドタワーの会社HPの画像

ブロードバンドタワー(3776)は2020年7月1日時点で株価206円、時価総額は127億円ほどの銘柄。

HPを見ると「5G」の文字が目に飛び込んできますが、業界に先駆け5Gデータセンター「新大手町サイト」を2018年8月に開設してきている会社です。

株価は200円~250円あたりを推移してきていますが、2020年5月13日に発表となった2020年12月期第1四半期決算(連結)は経常利益270百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益225百万円と黒字に浮上していて、通期は経常利益が△170百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が△115百万円の見通し。

大手町の新データセンターは、2019年9月に第2期工事を完了させ、新データセンター全体の設置可能ラック数は約750ラックとなったようですが、9月末時点の750ラックに対する契約率は約7割となっており、コネクティッド化や自動運転化やAIなど、用途が拡大していくことを考えると、今後の業績は良くなっていくことが期待されるのではないでしょうか。

ブロードバンドタワー(3776)は今後5G関連のIRがまた発表となってくるのを期待したい銘柄でしょうか。

2021.11.17

5G(第5世代移動通信システム)関連銘柄

【2020年テンバガー候補株】人工知能(AI)関連銘柄の低位株

政府は2019年12月9日、令和元年度補正予算案に、「AI(人工知能)」や「5G(第5世代移動通信システム)」の導入を進め経済成長を目指す「デジタル・ニューディール」の関連予算として、9550億円超を計上する方針を固めています。

AI関連銘柄も2018年、2019年と注目されてきているかと思いますが、国策関連テーマとして2020年も盛り上がりをみせるのではないかと予想されるので、テンバガー候補株としてAI(人工知能)関連銘柄の低位株に注目してみたいと思います。

【AI(人工知能)関連銘柄の低位株】レカム(3323)

レカム(3323)はITソリューション事業としてOA機器全般の販売を行っていたりエネルギーソリューション事業として新電力サービスの提供を行っている会社ですが、2019年11月5日にNTT東日本と提携しAI-OCRをパッケージ化したサービス「RET‘S OCR」の提供を開始することを発表していたり、2019年12月2日に「おまかせAI働き方みえ~る(仮称)販売開始に関するお知らせ」を発表していたり、2020年6月25日にAI清掃ロボット「Whiz」の取り扱いを開始したことを発表したりしています。

また、2019年12月25日にマザーズ市場に上場したAI技術を用いたOCRサービス「DXSuite」の提供等を行う「AI inside(4488)」の大株主であり、上場時の保有株は58,000株(1.85%)となっています。

AI inside(4488)は想定価格2,660円に対し仮条件が3,000円~3,600円で決定となり、公募価格3,600円に対し初値12,600円と人気化したIPOですが、2020年6月23日高値41,300円まで上場来高値を更新してきています。

大株主であるレカム(3323)にはロックアップが90日かかっていて、株式の一部を売却したことを2020年4月16日に発表していますが、もしかしたらAI insideとの関係性がまた注目されてくるかもしれません。

2021.11.16

AI(人工知能)関連銘柄の本命・出遅れ株は?【2023年最新版】

2020年テンバガーを狙う上で抑えておきたい株情報サイト

ここまでテンバガー候補株の条件についてや、2020年のテンバガー候補株についていくつか書いてみましたが、テンバガー銘柄を探す上で最も大切なのは「大衆心理の動向を先読みできるかどうか」だと思います。

株式投資に関する本を色々と読んで勉強しても、最終的には、「トレンドを先読みすることが大切」というところにいきつくのではないでしょうか。

つまり常にニュースや新聞などをチェックして、新しい情報に敏感になることが大切です。

仮にテンバガー株を掴めたとしても、下落リスクに耐えつつ株式を保有し続けることができるかどうかというメンタル面もあるかと思いますが、情報に疎い人はまずテンバガー(株価10倍)株なんて掴めないでしょう。

ただ、専業投資家でないなら常にニュースや新聞などをチェックしテンバガー銘柄を探すのも大変です。

サラリーマンをしながら株をされているとかでしたら、常にニュースや新聞などをチェックするのが大切なのは分かっていても、なかなか情報を色々とチェックする時間がないという方が殆どではないでしょうか。

しかしながら、今時は無料で投資に役立つ情報を配信してくれる株情報サイトがある時代です。

なので常にニュースや新聞などをチェックしている時間的な余裕がないという方は、投資に役立つ株情報サイトにメルマガ登録するなどして、『毎日自分でニュースや新聞を色々とチェックする』のではなく『株情報サイトが要所をまとめてくれた情報を受け取って目を通す』ようにすればいいかと思います。

当サイトでは読むのに時間がかかり初歩的な知識が身に付くだけのような書籍(本)のアフィリエイトは行っていません。

純粋に旬な情報を要領良く集める手法として株情報サイトを紹介しています。

書籍(本)を読んで勉強になることは多いかと思いますが、リアルタイムに飛び交う情報にアンテナを張ることが、投資を行う上で何より大切かと思いますので、実際に利用価値があるものかどうか、一度試しにでも株情報を配信しているサイトにメルマガ登録してみることをおすすめしています。

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