記事更新履歴
- 初回投稿日:2020/6/25
- 更新:2025/4/25
iPS細胞は、再生医療に期待される多能性幹細胞です。病気や怪我で失われた組織や臓器を再生するために、iPS細胞を分化誘導し、その細胞を移植することで機能を回復させます。
iPS細胞関連銘柄と言えば、2012年から2013年にかけて一大ブームを巻き起こしたテーマでもあり、今後も再生医療では、病気やケガで失われた組織や臓器の再生に役立ち、難病研究では、病気の原因を解明し、新しい治療法開発につながる可能性があることから長期的にも注目できるテーマのひとつです。
今回は再生医療関連株の中でも特に注目したい、iPS細胞関連銘柄の値動きについて触れながらiPS細胞の重要性、成長性、今後の見通しなどをまとめ、半導体関連銘柄の本命株・出遅れ株・注目株をご紹介したいと思います。
iPS細胞に関する最新トピック
iPS細胞で慢性腎臓病治療がマウスで効果(2025/4)
京都大iPS細胞研究所などの研究グループがヒトのiPS細胞から作製した腎臓のもととなる細胞(腎前駆細胞)を慢性腎臓病のマウスに移植したところ、腎機能の低下が抑制されたと発表。数年以内に臨床試験(治験)開始を目指すとしています。研究グループは、腎前駆細胞を従来の100倍以上作製できる培養方法を開発。薬剤で慢性腎臓病を再現したマウスに、ヒトのiPS細胞から作製した腎前駆細胞を移植したところ、腎機能の低下や腎臓の老化が抑制。腎前駆細胞が血管の形成を促すたんぱく質などを分泌して腎障害を軽減することも分かったそうです。
出典:慢性腎臓病(CKD)に対する細胞治療の効果をマウスで確認 ―数年以内の臨床試験開始を目指す―
前頭側頭葉変性症の治療にガバペンチンが有効な可能性(2025/4)
若年性認知症を来す前頭側頭葉変性症(FTLD)患者のiPS細胞既存薬スクリーニングを行い、治療薬候補・治療標的分子を同定したと発表。FTLDは指定難病の一つで、若年性認知症の最も一般的な原因の一つとして知られており、現在はFTLDの根本的な治療薬はありません。
今回の研究により、FTLD-Tau患者のiPS細胞を用いた薬剤スクリーニングとメカニズムの解析により、CACNA2D2遺伝子がコードするα2δ2がFTLD-Tauの治療標的となり得ることが示され、また、CACNA2D2を標的とする既存薬であるガバペンチン、プレガバリン、ミロガバリンが、FTLDの治療薬として有望である可能性が示されました。
出典:若年性認知症を来す前頭側頭葉変性症に対する治療薬候補と治療標的分子のiPS創薬による同定
iPS細胞を用いたパーキンソン病治療 治験で安全性と有効性が示唆(2025/4)
パーキンソン病の患者の脳にiPS細胞から作り出した細胞を移植する新たな治療法を開発している京都大学の研究チームは、7人の患者を対象にした治験の結果、安全性と有効性が示されたと発表。治験に協力した製薬会社は今後、国に製造・販売の承認申請を行うことにしています。
iPS細胞由来のドパミン神経前駆細胞は生着し、ドパミンを産生し、腫瘍形成を引き起こさなかったことが示されたことによって、パーキンソン病に対する安全性と臨床的有益性が示唆されたとしています。

出典:「iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞を⽤いたパーキンソン病治療に関する医師主導治験」において安全性と有効性が示唆
他にも2月にはヒトiPS細胞分化モデルにおける単一細胞トランスクリプトーム解析を用いた膵腺房細胞発生メカニズムの解明されるなど、近年次々と研究結果も発表されており、その将来性にも期待がかかる流れになっています。
iPS細胞関連銘柄の本命株
コード | 銘柄名 | 主な取り組み | 関連分野 |
---|---|---|---|
219A | Heartseed | iPS細胞由来の心筋球を用いた心不全治療に注力。 | 心疾患再生医療 |
2370 | メディネット | 細胞加工施設(CPC)や細胞医療支援サービスを提供。 | 細胞治療支援 |
2372 | アイロムグループ | iPS細胞を用いた再生医療の治験支援や細胞加工事業を展開。 | 治験支援・細胞加工 |
3386 | コスモ・バイオ | iPS細胞研究用試薬や機器を供給。研究支援に特化。 | ライフサイエンス研究支援 |
4506 | 住友ファーマ | 他家iPS細胞由来のドパミン神経前駆細胞を用いたパーキンソン病治療の臨床試験を米国で実施中。また、網膜色素変性治療のための他家iPS細胞由来網膜シートのフェーズ1/2試験も進行中。 | 神経・眼科領域の再生医療 |
4570 | 免疫生物研究所 | iPS細胞を用いた免疫療法の研究に関与。 | 免疫再生医療 |
4592 | サンバイオ | 脳梗塞や外傷性脳損傷に対する再生医療等製品「SB623」を開発。 | 神経再生医療 |
4593 | ヘリオス | iPS細胞由来の網膜色素上皮細胞などを用いた治療法を開発中。 | 眼科・神経領域の再生医療 |
4894 | クオリプス | iPS細胞から心筋細胞を大量生産する技術で心疾患治療を目指す。 | 心疾患領域の再生医療 |
4896 | ケイファーマ | iPS細胞由来の神経細胞による難病治療薬の研究開発。 | 創薬・再生医療 |
4974 | タカラバイオ | iPS細胞の培養や遺伝子編集技術を研究者向けに提供。 | 研究用試薬・再生医療 |
4978 | リプロセル | 世界初のiPS細胞関連製品を商業化。研究用iPS細胞や分化細胞を提供。 | 再生医療支援・研究支援 |
7774 | ジャパン・ティッシュエンジニアリング | 再生医療製品の製造・販売。iPS技術を用いた皮膚・軟骨再生を研究。 | 再生医療製品 |
iPS細胞関連銘柄 本命株 Heartseed(219A)

Heartseed(219A)は、iPS細胞を用いた心筋再生医療に取り組むバイオベンチャー。心臓の再生医療で第一人者の慶応大学の福田恵一名誉教授が創業。iPS細胞から高純度の心室型心筋細胞を作製する技術、移植技術やiPS細胞の作製方法などの独自技術によって注目の企業です。
iPS細胞関連銘柄 本命株 メディネット(2370)

メディネット(2370)は、細胞医療支援を中核とするバイオベンチャー企業で、細胞加工や治療支援サービス、細胞加工施設(CPC)の運営などを手がけています。主にがん免疫細胞療法の分野で実績があり、近年ではiPS細胞を活用した再生医療分野への応用にも注力。iPS細胞由来の細胞製品の品質管理や加工・製造支援を通じ、研究機関や医療機関の臨床応用をサポートする体制を強化しています。特に、他家iPS細胞を用いた再生医療製品の受託加工などを視野に入れた展開が期待されています。
iPS細胞関連銘柄 本命株 アイロムグループ(2372)

アイロムグループ(2372)は、治験支援(SMO)事業を中核とし、医薬品開発支援や再生医療分野にも積極的に取り組むヘルスケア企業です。近年では、iPS細胞を活用した再生医療関連事業にも注力しており、細胞加工や製造に対応する施設「CPC(細胞加工センター)」の整備を進めています。また、他家iPS細胞を用いた治療法の開発支援や、細胞治療の商用化に向けた受託サービスの拡充を図っており、今後の再生医療市場において重要な役割を果たすことが期待されています。
iPS細胞関連銘柄 本命株 コスモ・バイオ(3386)

コスモ・バイオ(3386)は、研究用試薬・機器の販売を中心に、ライフサイエンス分野における研究開発支援を行う企業です。iPS細胞関連では、再生医療や細胞治療研究をサポートするためのiPS細胞培養用試薬や分化誘導キットなどを国内外から取り扱い、大学や研究機関への供給を強化しています。また、iPS細胞由来の細胞製品や抗体、タンパク質などの販売にも注力し、基礎研究から応用研究まで幅広く支援しています。研究現場のニーズに応える豊富な製品ラインナップを通じて、iPS細胞研究の加速に貢献しています。
iPS細胞関連銘柄 本命株 住友ファーマ(4506)

住友ファーマ(4506)は、住友化敬の医薬品準大手として、医療用医薬品や診断薬の提供を行う中枢神経領域とガンの医薬品開発に注力している企業です。また京都大学iPS細胞研究所と共同でパーキンソン病に対するiPS細胞由来ドーパミン神経前駆細胞移植治療を開発。他にもiPS細胞を用いた加齢黄斑変性の治療法開発に取り組んでおり、2028年度の市場投入を目指しています。具体的には、健康な第三者由来のiPS細胞から網膜色素上皮細胞(RPE細胞)を誘導し、それを移植することで網膜の修復を試みる治療法です。
iPS細胞関連銘柄 本命株 免疫生物研究所(4570)

免疫生物研究所(4570)は、抗体や免疫関連製品の研究・開発・製造・販売を行う企業で、特に疾患の早期診断や創薬支援に向けた製品展開に強みを持っています。iPS細胞関連では、iPS細胞を用いた疾患モデルの構築や創薬支援のためのツール開発を進めており、分化誘導に必要な抗体や解析用の試薬などを提供しています。また、iPS細胞由来の細胞を用いた評価系の構築支援にも取り組んでおり、創薬や再生医療分野におけるiPS細胞活用の促進に寄与しています。研究用試薬の供給と技術支援を通じて、今後もiPS細胞関連分野の発展を支える存在といえます。
iPS細胞関連銘柄 本命株 サンバイオ(4592)

サンバイオ(4592)は、再生細胞医薬品の開発に特化したバイオベンチャーで、脳や神経の再生医療に強みを持つ企業です。iPS細胞そのものを用いた製品はまだ開発段階にありますが、iPS細胞技術の発展によって再生医療全体が加速する中、同社も将来的な応用に向けて注目されています。主力パイプラインの「SB623」は、外傷性脳損傷や脳梗塞などの神経疾患を対象とした幹細胞治療薬で、アメリカや日本での臨床試験が進められています。iPS細胞由来の細胞を応用した研究にも関心を示しており、再生医療分野でのポジションをさらに強化していく可能性があります。
iPS細胞関連銘柄 本命株 ヘリオス(4593)

ヘリオス(4593)は、再生医療と遺伝子治療を軸に事業展開しているバイオベンチャーで、特にiPS細胞を活用した再生医療製品の開発に注力しています。京都大学iPS細胞研究所(CiRA)との共同研究を通じて、iPS細胞由来の網膜色素上皮細胞(RPE細胞)を用いた加齢黄斑変性の治療法開発を推進中です。また、網膜や肝疾患、肺疾患など幅広い分野にiPS細胞技術を応用することを視野に入れており、複数の開発パイプラインを保有しています。ヘリオスは、再生医療の社会実装を目指す中で、iPS細胞の産業応用において最前線を走る企業のひとつです。
iPS細胞関連銘柄 本命株 クオリプス(4894)

クオリプス(4894)は、大阪大発のスタートアップ企業。iPS細胞を使い心筋梗塞や狭心症など「虚血性心疾患」の患者を対象に、世界初の心筋細胞シートの開発をはじめ、幹細胞治療や細胞外マトリックス(ECM)を活用した再生医療製品など様々な細胞製品の研究開発・製造を行っています。
iPS細胞関連銘柄 本命株 ケイファーマ(4896)

ケイファーマ(4896)は、再生医療分野でのiPS細胞技術の応用に注力しているバイオテクノロジー企業です。特に、iPS細胞を利用した疾患治療法の開発を進めており、がんや自己免疫疾患などに対する治療法をターゲットにしています。また、ケイファーマは、iPS細胞由来の免疫細胞や、遺伝子編集技術を活用した治療法の開発を行い、再生医療の実用化に向けた研究に力を入れています。企業としては、iPS細胞技術の商業化を早期に実現し、医療現場における再生医療の導入を推進することを目指しています。
iPS細胞関連銘柄 本命株 タカラバイオ(4974)

タカラバイオ(4974)は、バイオテクノロジーと再生医療分野で広く知られる企業で、特にiPS細胞を活用した治療法の開発に力を入れています。同社は、iPS細胞を利用してパーキンソン病や視覚障害に対する治療法を研究しており、再生医療における製品の商業化を目指しています。iPS細胞を用いた細胞治療や遺伝子治療の研究にも取り組み、医療現場での実用化を進めています。
iPS細胞関連銘柄 本命株 リプロセル(4978)

リプロセル(4978)は、iPS細胞を用いた再生医療や創薬研究に取り組む企業です。同社は、iPS細胞の商業化を進めるとともに、再生医療分野での新しい治療法の開発に注力しています。特に、iPS細胞を利用した細胞治療や臓器再生、がん治療に向けた研究を行い、医療現場での実用化を目指しています。また、リプロセルは、iPS細胞を使った創薬支援技術や疾患モデルの提供を行い、製薬業界との連携を強化しています。
iPS細胞関連銘柄 本命株 ジャパン・ティッシュエンジニアリング(7774)

ジャパン・ティッシュエンジニアリング(7774)は、iPS細胞を活用した再生医療分野で注目を集めている企業です。特に皮膚再生医療の分野で革新的な取り組みを行っており、重度の皮膚損傷を受けた患者に対する治療法を提供しています。同社の代表的な製品である「JACE®(ジェイス)」は、iPS細胞由来の皮膚を移植することで、熱傷や外傷による皮膚欠損の治療を目指しています。また、角膜再生医療や軟骨再生医療の研究も進めており、iPS細胞を活用した治療法の実用化を目指して取り組んでいます。再生医療の先駆的な企業として、医療現場での応用が期待されています。
iPS細胞関連銘柄の出遅れ株
iPS細胞関連銘柄 出遅れ株 コージンバイオ(177A)

コージンバイオ(177A)は、iPS細胞を用いた心筋再生医療に取り組むバイオベンチャー。心臓の再生医療で第一人者の慶応大学の福田恵一名誉教授が創業。iPS細胞から高純度の心室型心筋細胞を作製する技術、移植技術やiPS細胞の作製方法などの独自技術によって注目の企業です。
iPS細胞関連銘柄 出遅れ株 セルシード(7776)

セルシード(7776)は、細胞シート技術を活用した再生医療を提供し、傷ついた組織や臓器の治癒力を最大限に引き出す革新的な治療法を提供。UpCell®を用いて作製した細胞シートを患部に貼ることで、細胞や臓器の再生を目指した研究の発展や治療法の確立を目指しています。クオリプス(4896)はiPS細胞由来心筋シートの開発に特化していますが、セルシードは細胞シート技術全般を扱う企業で、クオリプスが物色されると連動する傾向も。
iPS細胞関連銘柄 出遅れ株 ブライトパス・バイオ(4594)

ブライトパス・バイオ(4594)は、がん免疫治療薬の研究、開発、製造、販売を行う創薬ベンチャー。2024年にベルギーのCellisticとiPS細胞由来BCMA CAR-NKT細胞の第I相臨床試験に向けたプロセス開発・製造契約を締結したことを発表しています。
iPS細胞関連銘柄 出遅れ株 東和薬品(4553)

東和薬品(4553)は、ジェネリック医薬品を中心に提供する製薬企業で、医薬品の製造・販売を行っています。iPS細胞に関しては2019年にタイムセラ社と共同研究開発契約を締結して以降、iPS 創薬の実現に向けたドラッグ・リポジショニング事業に着手し、家族性アルツハイマー病の治療薬創製を目的として、病因物質を抑制する根本治療薬候補として見出されたブロモクリプチンの新規適応取得を目指した共同研究を行っています。
iPS細胞関連銘柄 出遅れ株 ニプロ(8086)

ニプロ(8086)は、医療機器や医薬品の製造・販売を行う企業で、特に透析治療や血液関連の製品に強みを持っています。京都大学・日産化学工業と共にNEDOプロジェクトにおける様々な共同研究を行っており、直近ではヒト多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の革新的な培養液(培地)と自動培養装置を開発しています。
iPS細胞関連銘柄 出遅れ株 東京エレクトロン(8035)

東京エレクトロン(8035)は、半導体製造装置を中心に、高度な電子機器や製造装置を提供する企業です。iPS細胞技術には直接的に関与していませんが、同社は再生医療やバイオテクノロジー分野で使用される先進的な製造技術を提供しており、iPS細胞研究に間接的に貢献しています。特に、微細加工技術や精密機器の製造において、iPS細胞の研究や再生医療に必要な装置を提供しており、バイオ産業の発展を支援しています。
iPS細胞関連銘柄 出遅れ株 島津製作所(7701)

島津製作所(7701)は、分析機器や計測機器を製造・販売する日本の大手企業で、医療やライフサイエンス分野においても広く知られています。iPS細胞に関連した取り組みとして、島津製作所は再生医療やバイオ技術分野で使用される高度な分析機器を提供しています。特に、iPS細胞の品質管理や解析に用いられるフローサイトメトリーや質量分析装置など、iPS細胞の研究・製品化に必要不可欠な技術支援を行っています。また、再生医療を支えるための新しい分析技術の開発にも注力しています。
iPS細胞関連銘柄まとめ
iPS細胞は日本が世界に誇る技術だけに、新しい医療製品の開発、実用化への期待も大きいテーマです。
こうしたテーマ株は日本経済新聞やYahoo!ニュースなどでの報道内容や、時事ネタが刺激材料となってきたりしますが、テーマ株の中でも特に“成長性”を期待できそうで業績を大きく伸ばしてきそうな銘柄には早い段階から注目しておきたいところではないでしょうか。
しかしながら、どの企業がどういうテーマ性に絡み、注力している事業がどれぐらい成長し業績を伸ばしてきそうなのか、銘柄を個別で調べ分析していくのも骨の折れる作業です。
サラリーマン投資家や主婦をしながら株取引を行われている方など、なかなか銘柄を個別に調べたりしている時間を取れないでいる人が殆どではないでしょうか。
新聞やニュースをチェックし旬なテーマ性を探ったり、関連銘柄を個別で分析している時間がないという人は、人気テーマに絡んだ銘柄情報などを配信してくれる株情報サイトに登録して、「自分で調べたり分析する」のではなく、「アナリストが分析しまとめた情報を受け取る」ようにした方が、無駄な時間を省け、要領良く上値余地を期待できそうな個別銘柄を見つけれるようになるかと思います。
日々の配信情報をチェックしているだけで時事ネタに強くなり、テーマ株の流れにもついていけるようになるのではないかと思うので、テーマ株を上手く狙っていきたいと少しでも思われる方は、下記リンク先よりメルマガ登録し、ご自身の目で今後配信となる個別銘柄の株価推移を追ってみて下さい。
