地球資源を利用した再生可能エネルギーが注目される中、太陽光発電に使用される太陽光パネルの寿命による大量廃棄が懸念されています。
この事態に政府が使用済みの太陽光パネルのリサイクルを義務化する検討に入った事が報じられました。
そこで今回は特に物色された太陽光パネルリサイクル関連銘柄の値動きなどについてまとめ、それに伴う太陽光パネルリサイクル関連銘柄の急騰例もご紹介していこうと思います。
目次
太陽光パネルのリサイクル義務化へ 政府、法制化検討
太陽光パネルは全体の重量のうち6割ほどをガラスが占めていて、シリコン、アルミニウム、プラスチックなども使われていますが、現状はリサイクルの義務がありません。
既存のリサイクルに関する法律は自動車、家電、小型家電を対象としているため、太陽光パネルについても義務化が検討されることとなりました。
政府は使用済みの太陽光パネルのリサイクルを義務化する検討に入った。2030年代には耐用年数を迎えるパネルが大量発生する。埋め立て処分を減らして環境への負荷を抑える狙いがある。25年の通常国会にも関連法案を提出する。
太陽光発電の導入は固定価格買い取り制度(FIT)が始まった12年以降に急拡大した。耐用年数は20~30年といわれる。30年代半ば以降には大量廃棄のピークが訪れる。
太陽光パネルの寿命
太陽光パネルの寿命は25~30年と言われています。
太陽光パネルは年々少しずつ劣化しますが、一般的に、年間0.5%から1%程度の出力低下が見込まれるとされており、多くのメーカーの出力保証期間は25年で設定されています。
もちろん目安であって具体的な統計結果もほとんどないのですが、太陽光パネルが急速に普及された2000年代初頭から見てそろそろ寿命の時期にきているからこそ、話題になり始めているんですね。
住宅用太陽光発電システムが登場したのが1993年。翌1994年には補助金制度が開始されました。当初は設置するのに莫大な費用がかかったからです。
そして2009年、余剰電力買取制度(売電制度)が始まったことで家庭用太陽光発電の普及が進み、2011年に起きた東日本大震災に伴う福島原発の事故を機に、一気に注目され普及が進みました。
使用済みの太陽光パネルはどうなる?
寿命を迎え使用済みとなった太陽光パネルは産業廃棄物として扱われ、廃棄処分の際は最終処分場に埋め立てられます。
2012年に固定価格買取制度(FIT)が導入されて以降に開始された太陽光発電事業は2040年頃には終了するため、大量廃棄が予想されます。
太陽光パネルは、有害物質である鉛、カドミウム、セレンなどを含んでいることから、産業廃棄物として適切に決められた方法で廃棄しなければなりません。それは企業はもちろん、個人であっても自治体に「家庭ゴミ」として処分を依頼することはできません。
現状では使用済みの太陽光パネルのうち約77%がリユースされ、約23%がリサイクルまたは処分されています。
環境省の調査によると、2030年代後半には年間約50~80万トンもの使用済み太陽光パネルが排出される見通しです。
太陽光パネルリサイクル関連銘柄
現在、太陽光パネルのリサイクルサービス事業を行ったり、実証実験を開始し、2030年に向けた動きを進めている上場企業はどんどん増えています。
本来、リサイクル、リユースを得意とする企業も今後どんどん参戦してくるかもしれません。
証券コード | 銘柄名 | 概要 |
---|---|---|
1712 | ダイセキ環境ソリューション | 太陽光パネルのリサイクルサービス事業を行う |
3856 | Abalance | グループ会社「PV Repower」が太陽光パネルのリサイクルサービス事業を行う |
4651 | サニックス | 使用済み太陽光発電パネルのリサイクル事業に参入。全国展開を目指す。 |
5411 | JFEホールディングス | グループ会社「J&T環境」が太陽光パネルのリサイクルサービス事業を行う |
5711 | 三菱マテリアル | 主要設備を導入し太陽光パネルのリサイクル実証を開始 |
6255 | エヌ・ピー・シー | 太陽光パネルのリサイクルサービス事業を行う |
8053 | 住友商事 | 住友商事、三井住友ファイナンス&リース、SMFLみらいパートナーズ、アビヅ、SMARTの5社が使用済み太陽光パネルのリユース・リサイクル事業の実現に向けた実証実験の覚書を締結 |
8316 | 三井住友フィナンシャルG | 住友商事、三井住友ファイナンス&リース、SMFLみらいパートナーズ、アビヅ、SMARTの5社が使用済み太陽光パネルのリユース・リサイクル事業の実現に向けた実証実験の覚書を締結 |
9247 | TREホールディングス | グループの「信州タケエイ」が太陽光パネルのリサイクル事業を開始。 |
9501 | 東京電力ホールディングス | グループ会社「東京パワーテクノロジー」が太陽光パネル廃棄物の100%リサイクル処理を手掛ける |
これらの中で現時点で本命株と言えるのはAbalance(3856)、エヌ・ピー・シー(6255)、ダイセキ環境ソリューション(1712)あたりでしょうか。
太陽光パネルリサイクル関連銘柄 本命株 Abalance(3856)
太陽光パネルリサイクル関連銘柄 本命株 エヌ・ピー・シー(6255)
太陽光パネルリサイクル関連銘柄 本命株 ダイセキ環境ソリューション(1712)
その他では太陽光関連株として有名なサニックス(4651)当たりは将来的に注目される可能性があったり、東京電力ホールディングス(9501)もグループ会社の動きによっては出遅れ株に相応しい銘柄となりそうです。
太陽光パネルリサイクル関連銘柄 出遅れ株 サニックス(4651)
太陽光パネルリサイクル関連銘柄 出遅れ株 東京電力ホールディングス(9501)
太陽光パネルリサイクル関連の本命株や出遅れ銘柄を上手く狙うには?
太陽光パネルのリサイクルに関わるニュースは主に今回のような政府の動きには注目する必要がありそうですが、何より新規参戦してくる銘柄が今後続々と出てくるかもしれないという点で、内容をよく見極める必要があります。
主に「太陽光関連株」、「リサイクル・リユース関連株」はよく確認しながら株価や出来高の動きを注目しておくとよさそうです。
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配信銘柄 | 配信日/始値 | 高値日/高値 | 騰落率 |
---|---|---|---|
セキュア(4264) | 2024/4/17 1,428 | 2024/5/8 3,105 | 117.44% |
Laboro.AI(5586) | 2024/3/4 1,371 | 2024/3/8 2,999 | 118.75% |
Kudan(4425) | 2024/2/22 981 | 2024/3/13 3,405 | 247.09% |
三井E&S(7003) | 2024/02/20 1,211 | 2024/03/08 2,898 | 139.31% |
第一屋製パン(2215) | 2023/09/12 410 | 2024/02/02 855 | 108.54% |
霞ヶ関キャピタル(3498) | 2023/07/31 5,370 | 2024/04/03 18,800 | 250.09% |
パス(3840) | 2023/05/19 74 | 2023/12/13 177 | 139.19% |
ヤマックス(5285) | 2023/05/16 505 | 2024/03/28 1,985 | 293.07% |
プライム・ストラテジー(5250) | 2023/04/24 2,118 | 2023/7/5 4,690 | 121.44% |
ソシオネクスト(6526) | 2023/03/02 9,750 | 2023/06/21 28,330 | 190.56% |
三光産業(7922) | 2023/2/15 362 | 2023/4/3 730 | 101.66% |
アースインフィニティ(7692) | 2023/2/9 132 | 2023/4/14 890 | 574.24% |
セルシス(3663) | 2023/1/20 747 | 2023/2/13 690 | -8.26% |
TDSE(7046) | 2023/1/24 1,635 | 2023/6/13 3,925 | 140.06% |
※上記は実績の一部を抜粋しています。同社提供銘柄の全てにおいて同様の結果が得られる訳ではなく、買い推奨後に下落した事例もございます。
もちろん全ての銘柄が上昇するわけではありませんが、コンスタントに10%程度の上昇結果を出し、時に上記のような大化けを見せる銘柄も多く配信しているため、安定した利益が狙いやすいのではないでしょうか。
また比較的短期間で上昇している銘柄が多いのも特徴的。これだけの成果が出る銘柄を無料で見られるので、銘柄選びにお悩みの方は参考になるんじゃないかと思います。
上記の配信結果からも株エヴァンジェリストのすごさはお分かり頂けたかと思います。
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