20年ぶりとなる新たな紙幣の発行まで3日であと1か月。
20年ぶりとなる新紙幣発行に対応すべく、ハードやソフトの更新特需として株式市場にも少なからず影響が起こります。
今回は注目されるべき新紙幣関連銘柄の値動きなどについてまとめ、本命株9銘柄、出遅れ株4銘柄、大穴株2銘柄を含む注目株全15銘柄をご紹介したいと思います。
新紙幣について
紙幣の発行は1885年(明治18年)に第1号が誕生し、これまで53種類の紙幣が発行されてきました。
1000円札、5000円札、10000円札全てが差し変わるのは2004年以来20年ぶり。その前が1984年のため20年サイクルとなっているようです。
紙幣が新たに発行される経緯の最も大きな理由は、偽札防止つまり偽造防止のため。
キャッシュレス決済の普及が進む中でも紙幣の新規発行は偽札防止の観点から重要なわけです。
今回の新紙幣発行に際しても、現在発行している紙幣は04年に発行を開始して以来20年近くが経過し、その間に民間の印刷技術が大幅な進歩を遂げていることを刷新の理由として挙げており、また目の不自由な人や外国人のためにも、ユニバーサルデザインの考え方を踏まえた紙幣デザインが世界の潮流であるともしています。
ユニバーサルデザインとはできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすることであり、例えばこれまでお札中央の文字は漢数字でしたが、アラビア数字に変更となり、サイズも大きく変更されています。
新紙幣に採用された人物
新千円札:北里柴三郎

破傷風を予防・治療する方法を開発した微生物学者で、「近代日本医学の父」と呼ばれている北里柴三郎を肖像に採用。
新五千円札:津田梅子

生涯を通じて、女性の地位向上と女子教育に尽力した教育家、津田梅子を肖像に採用。
新一万円札:渋沢栄一

生涯において500もの企業設立などにかかわり、“日本近代社会の創造者”と言われる渋沢栄一を肖像に採用。
新紙幣の発行による経済効果
2019年に新紙幣発行について発表された際には新紙幣の発行やATM改修など直接の経済効果は1.6兆円見込めると報じられました。
これはATMなどの機械、自動販売機や駐車場の精算機などにかかる費用を換算したもので、紙幣識別装置を扱う日本金銭機械(6418)や紙幣計数機を扱うグローリー(6457)、紙幣搬送システムなどを取り扱うオーイズミ(6428)などを中心に新紙幣関連株が物色されました。
しかし2004年に新紙幣が発行されたときに比べ、現在はQRコード決済などキャッシュレス決済が普及していることから、改修や買い替えが前回ほどには発生しないとの見方も。
もちろん日本は世界に比べるとキャッシュレス決済の普及は遅く、経済産業省が昨年4月に発表した22年のキャッシュレス決済比率は36.0%で、10年前の12年の15.1%と比較すると着実に上昇しているものの、まだまだ現金派の方も多いのが現状とも言えます。
結果として2004年ほどではなくとも新紙幣に対応する必要があるとの見方もあり、特需は期待できるといえそうです。
新紙幣関連の本命株・出遅れ株・大穴株
新紙幣関連の本命株としては先述した通り、日本金銭機械(6418)やグローリー(6457)、オーイズミ(6428)などの代表的な銘柄があります。
他にも紙幣処理機などをてがけるムサシ(7521)、現金処理機硬貨紙幣つり銭機と言えばOKI(6703)、紙幣処理関連機器の高見沢サイバネティックス(6424)。
またパチンコ周辺機器を中心としたシステム機器を提供しているマースグループホールディングス(6419)はAir紙幣搬送システム、各種貨幣関連機器(紙幣識別機・紙幣計数機他)なども提供。そして銀行券印刷機械を製造する国内唯一のメーカーとして知られる小森コーポレーション(6349)や紙幣用原料パルプの三菱製紙(3864)も本命と言えます。
新紙幣関連銘柄の本命株 日本金銭機械(6418)

新紙幣関連銘柄の本命株 グローリー(6457)

新紙幣関連銘柄の本命株 オーイズミ(6428)

新紙幣関連銘柄の本命株 ムサシ(7521)

新紙幣関連銘柄の本命株 OKI(6703)

新紙幣関連銘柄の本命株 高見沢サイバネティックス(6424)

新紙幣関連銘柄の本命株 マースグループホールディングス(6419)

新紙幣関連銘柄の本命株 小森コーポレーション(6349)

新紙幣関連銘柄の本命株 三菱製紙(3864)

出遅れ株としては、新紙幣の発行に伴う釣り銭機のシステム更新に伴って2024年4月期売上高、営業利益を上方修正したスマレジ(4431)、POSレジ大手の東芝テック(6588)、紙幣鑑別センサモジュールの製造受託を手掛けるユビテック(6662)、紙幣識別などに光技術が応用されている浜松ホトニクス(6965)も再び注目されるかもしれません。
そして渋沢栄一が創業の澁澤倉庫(9304)、北里柴三郎をはじめとする医師らが発起人となり設立されたテルモ(4543)は大穴株のひとつと言えそうです。
また直近ではTBグループ(6775)が新紙幣対応クラウド型タッチ券売機「CashHive CLOUD 券売機」の販売開始を発表したことも注目されています。
新紙幣関連銘柄の出遅れ株 スマレジ(4431)

新紙幣関連銘柄の出遅れ株 東芝テック(6588)

新紙幣関連銘柄の出遅れ株 ユビテック(6662)

新紙幣関連銘柄の出遅れ株 浜松ホトニクス(6965)

新紙幣関連銘柄の出遅れ株 TBグループ(6775)

新紙幣関連銘柄の大穴株 澁澤倉庫(9304)

新紙幣関連銘柄の大穴株 テルモ(4543)

新紙幣関連銘柄の値動きを上手く狙いたい人は?
2024年、新たに発行される新紙幣関連銘柄について簡潔にまとめてみましたが、新紙幣を正式に発表した2019年に一度物色されていることもあり、当時の値動きも参考にしてみるとよさそうです。
また短期的なテーマ性とは別に、物色されたことによる業績への影響を考慮した中長期的な目線でもみることができるので、決算なども確認しながら、関連銘柄の値動きを狙う際は、短期的な動きに惑わされず注目しておきたいところです。
今回は新紙幣関連銘柄関連銘柄についてまとめてみましたが、こうしたテーマ株はニュースや新聞で取り上げられたり、著名なアナリストが紹介したりするなどして物色人気を強めてくるケースが多いです。
なので投資家からの注目を集め株価を上げてくる銘柄を上手く狙いたいと思われる方は、リアルタイムに最新のニュースや話題性に絡んだ銘柄情報などを配信している株情報サイトにメルマガ登録するなどして、『自分で時間をかけて色々と情報をチェックする』のではなく『アナリストなどが簡潔にまとめてくれた情報をリアルタイムに受け取る』ようにしておくといいかと思います。
この後の相場で流れに沿ったテーマ株を上手く物色していきたいと少しでも思われる方は、試しにでも一度、銘柄情報など株式投資に関連する情報を配信しているサイトを日々のトレードに活用してみることをおすすめします。
テーマ株投資に役立つ!オススメの株情報サイト【新生ジャパン投資】
「新生ジャパン投資」は、かつてラジオNIKKEI第1で毎週火曜に配信していた株式情報番組「株教室」(※現在は放送終了)でコメンテーターをしていた株の大魔神『高山緑星』こと「前池英樹」が代表を務めている株情報サイトです。
株初心者の方はご存じないかもしれませんが、20年以上にわたり数多くの大化け銘柄を輩出し続け、相場界のレジェンドとまで言われているのが『高山緑星』こと「前池英樹」です。
証券コード | 推奨銘柄 | 配信時株価 | 高値 | 推移 |
---|---|---|---|---|
5595 | QPS研究所 | 943 | 4,975 | 3ヵ月で5.27倍 |
3778 | さくらインターネット | 2,160 | 10,980 | 2ヵ月で5.08倍 |
5586 | Laboro.AI | 686 | 2,999 | 5ヵ月で4.37倍 |
7003 | 三井E&S | 691 | 2,898 | 3ヵ月で4.19倍 |
4011 | ヘッドウォータース | 6,320 | 20,490 | 5ヵ月で3.24倍 |
2970 | グッドライフカンパニー | 1,590 | 5,090 | 6ヵ月で3.20倍 |
3744 | サイオス | 412 | 1,285 | 1ヵ月で3.11倍 |
2160 | ジーエヌアイグループ | 1,390 | 3,865 | 7ヵ月で2.78倍 |
5285 | ヤマックス | 718 | 1,985 | 7ヵ月で2.76倍 |
4107 | 伊勢化学工業 | 8,080 | 20,750 | 7ヵ月で2.56倍 |
上記のような大化けを見せた銘柄はなんと無料で閲覧できる【朝刊】にて「本日の無料推奨銘柄」として紹介されていた銘柄です。
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