2023年5月19日から21日まで開催予定の先進7か国首脳会議、通称「G7広島サミット」。
2022年5月23日、岸田文雄首相とバイデン米国大統領の共同記者会見において、2023年G7サミットを被爆地では初めてとなる広島で開催すると発表されたことで、核兵器を持つ米国、英国、フランスの首脳が被爆地で顔をそろえる歴史的なサミットとなり注目を集めています。
岸田首相は1月9日未明、欧州3か国とカナダ、米国を歴訪するため、政府専用機で羽田空港を出発。G7広島サミットに向け、各首脳と個別に会談し、事前調整を行う狙いがあるとされており、また開催地となった広島市ではG7広島サミットの成功に向け、広島県、広島市や経済・交通・医療などの分野の関係団体で「広島サミット県民会議」を立ち上げ、「オール広島」を強調しサミットの開催支援や歓迎機運の醸成、広島の魅力発信などに取り組んでいます。
そこで今回は改めて、「G7広島サミット」開催までに物色が期待されるG7広島サミット関連銘柄をご紹介の値動きなどについてまとめ、それに伴うG7広島サミット関連銘柄の急騰例もご紹介していこうと思います。また記事の最後には「G7広島サミット関連銘柄一覧」として2023年1月6日時点の時価総額、PERをまとめていますのであわせてご覧ください。
目次
G7の歴史
G7はフランス、米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダの7か国及び欧州連合(EU)が参加する枠組のこと。G7の会議には、G7メンバー以外の招待国や国際機関などが参加することもあります。
1973年に財務相が臨時に集まったことに端を発し、1975年にフランス、米国、英国、ドイツ、日本の5カ国による先進国首脳会議が1975年に計画され、以後G5と呼ばれるようになります。同年開催された第1回先進国首脳会議にイタリアが参加したことで、G6となり、翌1976年にカナダが加わり第2回先進国首脳会議が開催されG7となりました。それ以来、貿易、経済、安全保障、気候変動などの主要なグローバルな問題を議論し、その解決策を調整するための公式かつ注目を集める場となっています。1998年サミットから2014年のロシアによるクリミア併合まではロシアもサミットに参加していたためG8と呼ばれていました。G7は世界の純資産(317兆ドル)の60%近くを占め、世界のGDPの32-46%を占めています。
2022年はドイツのエルマウで開催され、2023年広島で開催。日本での開催は7回目。近年はインドや中国などの新興国の急速な経済発展の反面G7の経済力と影響力低下に伴い、世界経済に関してはG7にEUとロシアおよび新興経済国11ヶ国を加えたG20の枠組みで議論される事が多くなっていますが、このことについて当時外務大臣だった岸田首相は「G7は特に、自由、民主主義、法の支配、人権と言った基本的な価値観を共有する主要国の枠組みだと思います。」と述べています。
G7の枠組みの拡大についても数年おきに議論されていますが、2021年に日本は拡大に反対すると正式に表明しています。
被爆地での歴史的な開催となるG7広島サミット
唯一の戦争被爆国である日本の総理大臣として、私は広島ほど平和へのコミットメントを示すのにふさわしい場所はないと考えています。核兵器の惨禍を人類が二度と起こさないとの誓いを世界に示し、バイデン大統領を始め、G7首脳と共に、平和のモニュメントの前で平和と世界秩序と価値観を守るために結束していくことを確認したいと思っています。私は、バイデン大統領にもこうした考え方を伝え、来年のG7サミットを広島で開催し、その成功に向けて共に取り組んでいくことを確認しました。
岸田首相は、ロシアによるウクライナ侵攻で核の脅威が高まる中、被爆の実相を世界に発信する上で、被爆地・広島の開催がふさわしいと判断し、調整を進め広島での開催が実現。
首脳会議の議長として、欧米の5つのメンバー国を訪問中の岸田首相は、一連の会談で、ロシアのウクライナ侵攻や世界経済のリスクなどについて「共通認識を持ったうえで、議長国として考え方を示したい」と述べていました。
G7広島サミット関連となりそうなテーマは?
2022年にドイツで開催されたエルマウサミットでは、3日間に渡り様々なテーマについて活発な意見交換が行われました。
- インフレおよび景気後退の懸念に対する共通の対応策
- 「気候クラブ」の前進
→ 気候危機に対するグローバルな対応として「気候クラブ」の設立 - インフラと投資のためのパートナーシップ強化
- 外交・安全保障問題に関する調整、ロシアへの圧力強化
- ウクライナに対する支援拡大
→ 財政・人道・軍事・外交面の支援を必要な限り続け、復興支援を行う - エネルギー供給の確保
→ 排出削減目標や環境目標で妥協せず、ロシア産エネルギーへの依存を低減する - 気候変動対策の迅速化
- COVID-19パンデミックの克服
→ パンデミックに対しより適切に備えグローバル・ヘルスの強化に対応する - 飢餓との闘い
→ 世界の人々を飢えと栄養不足から守るグローバルな食料安全保障に向けた連合 - 世界におけるジェンダー平等の推進
今回のG7広島サミットは被爆地での開催ということもあり、ロシアによるウクライナ侵攻に関連する議論を含む多くの議論が想定されます。
G7広島サミット関連株8銘柄をピックアップ
G7関連銘柄として挙げられるのは主に開催地に関連した事業を行う企業、また議題に上がりやすい再生エネルギーなどの環境問題に関連した企業が挙げられます。今回は広島で開催されるため、広島の交通機関やインバウンド効果が期待できる企業などが対象となると見られます。
交通、ホテルなどの宿泊面で言えば広島電鉄(9033)、内海造船(7018)、阪急阪神ホールディングス(9042)、ロイヤルホテル(9713)、小売店や百貨店、飲食店などのインバウンド需要が見込める銘柄としてはハローズ(2742)、イズミ(8273)、ポプラ(7601)などが挙げられます。また広島サミット県民会議に協賛する企業として、セーラー万年筆(7992)も注目しておきたいところ。
G7広島サミット関連株 広島電鉄(9033)
広島電鉄(9033)は、広島県を主たる事業対象地域としている鉄道・軌道事業、バス事業、不動産事業を行っています。岸田首相とバイデン大統領の共同記者会見を受けて2022年5月、下落傾向にあった株価は一時的な急騰劇を見せました。
G7広島サミット関連株 内海造船(7018)
内海造船(7018)は日立造船系の中堅造船会社で、広島県尾道市の瀬戸田、因島に2事業所を所有。グループ企業の内海エンジニアリングがホテル・ギフト事業を行っており、因島で唯一のリゾートホテル「ナティーク城山」を運営しています。
G7広島サミット関連株 阪急阪神ホールディングス(9042)
阪急阪神ホールディングス(9042)は、阪急電鉄・阪神電気鉄道・阪急阪神不動産・阪急交通社・阪急阪神エクスプレス・阪急阪神ホテルズおよびこれら6社の子会社を統括する持株会社。阪急阪神ホテルズが呉阪急ホテルを運営しています。
G7広島サミット関連株 ロイヤルホテル(9713)
ロイヤルホテル(9713)は大阪の「リーガロイヤルホテル」を中心にグループ会社としてリーガロイヤルホテル広島を運営しています。
G7広島サミット関連株 ハローズ(2742)
ハローズ(2742)は、広島・岡山・香川・愛媛・徳島・兵庫に展開する、24時間営業型の食品スーパーマーケットを展開しています。
G7広島サミット関連株 イズミ(8273)
イズミ(8273)は、中国・四国・九州エリアに「ゆめタウン」を展開。またグループ会社のイズミ・フード・サービスが、広島お好み一番地、たこ一番、焼肉丼 炙り一番、ハンバーグレストラン(いしがまや)、ミスタードーナツ、サーティワンアイスクリーム、大阪王将、イタリアン、和食、麺や一番などの運営しています。
G7広島サミット関連株 ポプラ(7601)
ポプラ(7601)は、広島県広島市安佐北区に本社を置く日本のコンビニエンスストアチェーン。関東・近畿・四国・九州にもありますが、本社は広島。こちらも広島電鉄(9033)同様、岸田首相とバイデン大統領の共同記者会見を受けて2022年5月、下落傾向にあった株価は一時的な急騰劇を見せました。
G7広島サミット関連株 セーラー万年筆(7992)
セーラー万年筆(7992)は1911年に広島県呉市で創業。1952年(昭和27年)には本社を呉から東京に移転しましたが、2021年(令和3年)4月、登記上の本店のみ69年ぶりに創業地である呉に戻しました。
その他G7広島サミットに関連しそうなテーマ
G7広島サミット関連株として、広島の交通機関やインバウンド効果が期待できる企業をピックアップしましたが、議題に上がりやすい再生エネルギーなどの環境問題に関連した企業に関連する再生エネルギー関連株やSDGs関連株、また核融合発電関連株なども物色対象となるかもしれません。またロシアによるウクライナ侵攻で高まる核の脅威についても議題として取り上げられるようであれば軍事・防衛関連株にも注目となります。
G7広島サミット関連銘柄のような値動きを上手く狙いたい人は?
今回は「G7広島サミット」開催までに物色が期待されるG7広島サミット関連銘柄の値動きについてご紹介しましたが、こうしたテーマ株は今回のようにニュースや新聞で取り上げられたり、著名なアナリストが紹介したりするなどして物色人気を強めてくるケースが多いです。
「G7広島サミット」のような一時的なテーマの場合は短期的な物色となりやすいものの、場合によっては業績度外視で大きく上昇する場合もあるのがテーマ株投資の魅力のひとつと言えます。
なので投資家からの注目を集め株価を上げてくる銘柄を上手く狙いたいと思われる方は、リアルタイムに最新のニュースや話題性に絡んだ銘柄情報などを配信している株情報サイトにメルマガ登録するなどして、『自分で時間をかけて色々と情報をチェックする』のではなく『アナリストなどが簡潔にまとめてくれた情報をリアルタイムに受け取る』ようにしておくといいかと思います。
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証券コード | 推奨銘柄 | 配信時株価 | 高値 | 推移 |
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5595 | QPS研究所 | 943 | 4,975 | 3ヵ月で5.27倍 |
3778 | さくらインターネット | 2,160 | 10,980 | 2ヵ月で5.08倍 |
5586 | Laboro.AI | 686 | 2,999 | 5ヵ月で4.37倍 |
7003 | 三井E&S | 691 | 2,898 | 3ヵ月で4.19倍 |
4011 | ヘッドウォータース | 6,320 | 20,490 | 5ヵ月で3.24倍 |
2970 | グッドライフカンパニー | 1,590 | 5,090 | 6ヵ月で3.20倍 |
3744 | サイオス | 412 | 1,285 | 1ヵ月で3.11倍 |
2160 | ジーエヌアイグループ | 1,390 | 3,865 | 7ヵ月で2.78倍 |
5285 | ヤマックス | 718 | 1,985 | 7ヵ月で2.76倍 |
4107 | 伊勢化学工業 | 8,080 | 20,750 | 7ヵ月で2.56倍 |
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