2024年11月5日に行われるアメリカの大統領選挙。
民主党の候補者はバイデン大統領、共和党の候補者はトランプ前大統領がそれぞれ指名されることが固まり、それぞれが4年前と同様、対決する展開となっています。
そんな中、トランプ氏がペンシルベニア州バトラーで開かれていた集会での演説中に銃撃される事件が発生。トランプ氏は耳を負傷し、警護のシークレットサービスに守られながら車両に乗り込み移動し無事でした。
その際にシークレットサービスに守られながら右の拳を突き上げ、アメリカの国旗と共にその瞬間をとらえた写真は広く拡散されました。
共和党の全国大会ではトランプ前大統領が正式に共和党の大統領候補となり、トランプ氏が勝利する見方も一層強まっています。
この記事では「もしトラ」という言葉が作られるほどトランプ氏優勢の現状を踏まえ、米大統領選でトランプ氏の当選した場合に恩恵を受けるトランプ関連株の本命株・出遅れ株の値動きなどについてまとめ、それに伴う急騰例もご紹介していこうと思います。
「もしトラ」を踏まえたトランプ再選関連銘柄
出典：トランプ氏、銃撃直後の一瞬捉えアピール－バイデン陣営戦略練り直し
「もしトラ」を踏まえたトランプ再選関連で注目されるテーマは「円高メリット」、「防衛関連」、「化石燃料」などが挙げられます。
トランプ再選関連銘柄 円高メリット関連株
トランプ氏が大統領選で勝利した場合に円高になると言われるのは、経済政策、特に貿易政策や外交政策が時に強硬な姿勢を取ることがあるトランプ氏の特徴から、それらが国際経済、特に為替相場に影響を与える可能性があると見られています。
またそもそものドル安志向、財政拡張政策や金融絵策への露骨な介入による通貨の信認低下などが、急速な円高ドル安を引き起こす可能性があると見られていることから、円高メリット関連株は注目すべきテーマのひとつとなっています。
| 証券コード | 銘柄名 | 概要 |
|---|---|---|
| 2002 | 日清製粉グループ本社 | 国内最大の製粉会社。製粉ベースで国内シェア約40％。 |
| 9201 | 日本航空 | 大手航空会社。国内線や国際線、LCC、貨物輸送の航空運送、旅客サービス、空港内地上サービス等を提供。 |
| 9202 | ANA HD | 大手航空会社。国内線と国際線トップの全日空が中核。国内線や国際線、貨物運送を展開。 |
| 9603 | エイチ・アイ・エス | 旅行会社大手。海外旅行に強み。「変なホテル」等の運営を行うホテル事業も。 |
| 9843 | ニトリHD | 海外で製品を生産し国内で輸入して販売。 |
もちろん他にもありますが本命株と言えるのはこの辺りかと思います。
トランプ再選関連銘柄 円高メリット関連 本命株 日清製粉グループ本社(2002)
トランプ再選関連銘柄 円高メリット関連 本命株 日本航空(9201)
トランプ再選関連銘柄 円高メリット関連 本命株 ANAホールディングス(9202)
トランプ再選関連銘柄 円高メリット関連 本命株 エイチ・アイ・エス(9603)
トランプ再選関連銘柄 円高メリット関連 本命株 ニトリホールディングス(9843)
トランプ再選関連銘柄 防衛関連株
トランプ氏が大統領選で勝利した場合、中国との緊張が再び高まるリスクがあるため、防衛関連株が物色されやすくなると見られています。
| 証券コード | 銘柄名 | 概要 |
|---|---|---|
| 7011 | 三菱重工業 | 戦闘機・ヘリコプター・護衛艦・潜水艦・戦車の製造。 防衛省からイージス艦「あしがら」の受注実績を持つ。 |
| 7012 | 川崎重工業 | 潜水艦・ヘリコプター・対戦車誘導弾などの生産。 潜水艦を製造するのは、日本で三菱重工・川崎重工の2社だけ。 |
| 7013 | IHI | 多連装ロケットの日本仕様自走発射機をライセンス生産。イージス艦「こんごう型護衛艦」のエンジン・イージスシステム搭載護衛艦「鳥海」・ヘリコプター搭載護衛艦を手掛けた。 |
| 6208 | 石川製作所 | 91式機雷を製造。 |
| 4274 | 細谷火工 | 自衛隊向け発煙筒・照明弾の製造。 |
| 6203 | 豊和工業 | 火器・防音サッシを手掛け、防衛需要が高い。 89式5.56mm小銃、迫撃砲などを防衛省に納入。 |
トランプ再選関連銘柄 防衛関連 本命株 三菱重工業(7011)
トランプ再選関連銘柄 防衛関連 本命株 川崎重工業(7012)
トランプ再選関連銘柄 防衛関連 本命株 IHI(7013)
トランプ再選関連銘柄 防衛関連 本命株 石川製作所(6208)
トランプ再選関連銘柄 防衛関連 本命株 細谷火工(4274)
トランプ再選関連銘柄 防衛関連 本命株 豊和工業(6203)
トランプ再選関連銘柄 化石燃料関連株
化石燃料については、トランプ氏が当選した場合、2024年に再選されればバイデン大統領の看板政策である温暖化対策を骨抜きにし、化石燃料への投資を増やし、電気自動車(EV)への移行を加速させる規制を撤廃する方針であることを明言していることから、注目されているテーマのひとつ。
英調査会社の発表によると、トランプ氏が当選した場合、米国でエネルギー部門の脱炭素に向けた官民投資が1兆ドル(約156兆円)以上減り、二酸化炭素(CO2)排出削減の流れにブレーキがかかるとしています。
| 証券コード | 銘柄名 | 概要 |
|---|---|---|
| 1518 | 三井松島HD | グループ会社が世界の主要な石炭産地へ投融資を行う。 |
| 1605 | INPEX | 原油・ガス開発生産国内最大手。 |
| 1662 | 石油資源開発 | 国内10カ所の油田・ガス田で、石油と天然ガスを生産。 |
| 5020 | ENEOS HD | 国内シェア50％超の石油元売り首位 |
| 5019 | 出光興産 | 石油元売り業界2位。石油化学や原油・石炭開発も。 |
| 5021 | コスモエネルギーHD | 石油元売り業界3位。 |
トランプ再選関連銘柄 化石燃料関連 本命株 三井松島ホールディングス(1518)
トランプ再選関連銘柄 化石燃料関連 本命株 INPEX(1605)
トランプ再選関連銘柄 化石燃料関連 本命株 石油資源開発(1662)
トランプ再選関連銘柄 化石燃料関連 本命株 ENEOSホールディングス(5020)
トランプ再選関連銘柄 化石燃料関連 本命株 出光興産(5019)
トランプ再選関連銘柄 化石燃料関連 本命株 コスモエネルギーホールディングス(5021)
トランプ再選関連銘柄 出遅れ株
トランプ関連銘柄の出遅れ株としては、2016年当選時に恩恵を受けた金融関連株、インフラ関連株などもチェックしておいた方がよさそう。その他ではトランプ陣営が支持を明言した仮想通貨に関連した銘柄も注目はしておいてもいいかもしれません。
| 証券コード | 銘柄名 | 概要 |
|---|---|---|
| 8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 金融関連株。 |
| 8316 | 三井住友フィナンシャルグループ | 金融関連株。 |
| 8411 | みずほフィナンシャルグループ | 金融関連株。 |
| 5401 | 日本製鉄 | インフラ関連株。 |
| 7003 | 三井E＆S | インフラ関連株。 |
| 8698 | マネックスグループ | 仮想通貨(暗号資産)関連株。 |
| 9449 | GMOインターネット | 仮想通貨(暗号資産)関連株。 |
トランプ再選関連銘柄 出遅れ株 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
トランプ再選関連銘柄 出遅れ株 三井住友フィナンシャルグループ(8316)
トランプ再選関連銘柄 出遅れ株 みずほフィナンシャルグループ(8411)
トランプ再選関連銘柄 出遅れ株 日本製鉄(5401)
トランプ再選関連銘柄 出遅れ株 三井E＆S(7003)
トランプ再選関連銘柄 出遅れ株 三井E＆S(7003)
トランプ再選関連銘柄 出遅れ株 三井E＆S(7003)
トランプ再選関連銘柄 出遅れ株 マネックスグループ(8698)
トランプ再選関連銘柄 出遅れ株 GMOインターネット(9449)
これらはすべてそれぞれのテーマで言えば代表的な本命株だと言えますが、今回はトランプ関連株としての物色となるかどうかで考えると、優先順位としてはやはり「円高メリット」、「防衛関連」、「化石燃料」あたりが本命と言えそうなので、出遅れ株として掲載しています。もちろんこれらも注目しておくべき銘柄だと思います。
「もしトラ」を踏まえたトランプ再選関連銘柄を狙うには？
トランプ再選関連銘柄は、実際に再選した後よりも、再選への期待で注目されやすくなるかと思うので、狙うとすればトランプ氏勝利との見方強まっている「今」だと言えそう。
今回のようなテーマは、短期的な投資を目的としてリアルタイムに最新のニュースや話題性に絡んだ銘柄情報などを配信している株情報サイトで取り上げられる可能性も十分にありますので、メルマガ登録するなどして、『自分で時間をかけて色々と情報をチェックする』のではなく『アナリストなどが簡潔にまとめてくれた情報をリアルタイムに受け取る』ようにしておくといいかと思います。
特に話題性の高いテーマは物色されやすいものの、具体的な銘柄選定が難しい場合もありますので、テーマの中から個別銘柄を直接取り上げてくれる株情報サイトは非常に参考になります。
この後の相場で流れに沿ったテーマ株を上手く物色していきたいと少しでも思われる方は、試しにでも一度、銘柄情報など株式投資に関連する情報を配信しているサイトを日々のトレードに活用してみることをおすすめします。
テーマ株投資に役立つ！オススメの株情報サイト【新生ジャパン投資】
「新生ジャパン投資」は、かつてラジオNIKKEI第1で毎週火曜に配信していた株式情報番組「株教室」(※現在は放送終了)でコメンテーターをしていた株の大魔神『高山緑星』こと「前池英樹」が代表を務めている株情報サイトです。
株初心者の方はご存じないかもしれませんが、20年以上にわたり数多くの大化け銘柄を輩出し続け、相場界のレジェンドとまで言われているのが『高山緑星』こと「前池英樹」です。
| 証券コード | 推奨銘柄 | 配信時株価 | 高値 | 推移 |
|---|---|---|---|---|
| 5595 | QPS研究所 | 943 | 4,975 | 3ヵ月で5.27倍 |
| 3778 | さくらインターネット | 2,160 | 10,980 | 2ヵ月で5.08倍 |
| 5586 | Laboro.AI | 686 | 2,999 | 5ヵ月で4.37倍 |
| 7003 | 三井E＆S | 691 | 2,898 | 3ヵ月で4.19倍 |
| 4011 | ヘッドウォータース | 6,320 | 20,490 | 5ヵ月で3.24倍 |
| 2970 | グッドライフカンパニー | 1,590 | 5,090 | 6ヵ月で3.20倍 |
| 3744 | サイオス | 412 | 1,285 | 1ヵ月で3.11倍 |
| 2160 | ジーエヌアイグループ | 1,390 | 3,865 | 7ヵ月で2.78倍 |
| 5285 | ヤマックス | 718 | 1,985 | 7ヵ月で2.76倍 |
| 4107 | 伊勢化学工業 | 8,080 | 20,750 | 7ヵ月で2.56倍 |
上記のような大化けを見せた銘柄はなんと無料で閲覧できる【朝刊】にて「本日の無料推奨銘柄」として紹介されていた銘柄です。
テーマ性を重視することで比較的短期間での上昇が狙える銘柄も多く、無料配信ながら上記のような大化けをするケースも。上記は極端かもしれませんが他にも比較的高いパフォーマンスとなっており、無料でチェックするには十分すぎる結果を残していると言えます。
ここまで相場の流れに上手く乗れていないと少しでも思われる方は、相場の流れに沿ったテーマ株を配信してきている「新生ジャパン投資」のような株情報サイトをチェックしておくことをオススメします。
株は“その時々の強いテーマ株を上手く狙えるかどうか”で日々の収支が大きく違ってくるかと思いますが、世の中が大きく変わった2020年、2021年にかけてだとコロナウイルス関連銘柄(ワクチン関連株・バイオ株)や、ウィズコロナ関連銘柄(テレワーク関連株や巣ごもり消費関連株など)、そして2023年生成AIが人気化したことをきっかけとしたAI関連株全般など、上手く狙えた人と狙えなかった人とで大きく収支の差があるのではないでしょうか。
テーマ性の流れに沿った銘柄を上手く狙えた方は結構な利益を得れているのではないかと思いますが、今後これからまた色々とテーマ性を強めてくる銘柄はあるかと思うので、効率良く期待値が高い情報を集め収益性が高いテーマ株投資をしていきたいと思われる方は、「新生ジャパン投資」のような業界で著名な方が顔を出していて、利益に繋がる銘柄情報を配信してきているサイトをチェックしておくのがベターかと思います。
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