関東を中心に連続強盗事件が発生しており、平和と言われた日本はどこへ。
この影響から防犯意識が高まったことで、株式市場において防犯関連銘柄が物色されています。
今回は警備・監視カメラなど防犯に関わる全般的な銘柄の中から防犯関連銘柄として本命株・出遅れ株、その他人気の注目株を解説。銘柄選定のお役に立てればと思います。
目次
連続強盗事件増加の背景
警察庁の「住まいる防犯110番」によると、「侵入窃盗」の認知状況の推移は近年急増。一日当たり約48件発生してるとしています。
侵入窃盗の認知件数は、平成15年から減少に転じ、令和4年まで減少してきましたが、令和5年は4万4,228件で前年比+20.9%と増加しています。
このうち住宅対象侵入窃盗は、平成16年から令和4年まで減少してきましたが、令和5年は1万7,469件で前年比+11.3%と増加しています。
一日当たり約48件発生しており、未だ多くの住宅が被害に遭っているのです。
また侵入窃盗ではなく、手段として暴行または脅迫を用いた「侵入強盗」のケースも増加。
侵入強盗の認知件数は、平成15年を最多とし、平成16年からは減少傾向にありましたが、令和5年は414件で前年比+42.8%と増加しています。
住宅を対象とした侵入強盗は、平成16年を最多とし、平成17年から令和3年まで減少傾向にありましたが、令和5年は152件と2年連続で増加(前年比+17.8%)しています。
急増している原因のひとつに、2023年にあきらかとなった「ルフィ」などと名乗る指示役が「闇バイト」で実行役を募り、各地で引き起こした広域強盗事件の影響は大きいと言えるかもしれません。
「闇バイト」という手法が広く報じられたことで、奇しくも同じように犯罪実行者を募集する手段を利用する犯罪者も増え、それに気づかず手軽に稼げると勘違いした人たちが捕まってしまうという事例が急増したようにも感じます。
募集する側は「ホワイト案件」などと業務の合法性を強調しておきながら犯罪行為を指示し、拒否されると脅迫するのが常とう手段であることから、抜けるに抜けられないという構造が犯罪を生み出しているといえるかもしれません。
経済対策で防犯支援
首都圏で相次ぐ強盗事件などを受け、政府は新たな経済対策に防犯対策の強化支援を盛り込む方向で調整に入ったと報じられたことで、株式市場でも防犯関連銘柄に矛先が向きました。
衆議院選挙前の報道ではありますが、強盗事件の他にも今月19日には自民党本部に火炎瓶のようなものが投げ込まれたり、何より令和4年の安倍晋三元首相銃撃事件など政治家を標的としたテロ事件もあったことから防犯対策の拡大は必然的に国策でもあるんです。
そういった意味でも防犯関連銘柄は今後中長期的にも注目すべきテーマと言えそうです。
経済対策には、物価高の影響に直面する低所得世帯向けの給付金支給なども盛り込む。石破茂首相は経済対策の財源となる今年度補正予算に関し、一般会計の歳出が13兆1992億円となった昨年度補正予算を上回る規模とする考えを示している。
防犯関連銘柄の本命株・出遅れ株(警備)
防犯関連銘柄の本命株・出遅れ株をまずは警備に関連する銘柄からピックアップしていきます。
主にホームセキュリティーが有名な警備会社がまず本命株であると考えると、警備会社御三家のセコム(9735)、ALSOK(2331)、CSP(9740)がまず浮かびます。セコムとALSOKの認知度が格段に高いのですが、CSP(セントラル警備保障)も業界3位と知られた企業です。
防犯関連銘柄の本命株(警備会社御三家) セコム(9735)
防犯関連銘柄の本命株(警備会社御三家) ALSOK(2331)
防犯関連銘柄の本命株(警備会社御三家) CSP(9740)
その他で株式市場で動きが目立つのはRSC(4664)。ホームセキュリティーは扱ってませんが、ビルメンテナンスを事業として扱っていることから、総合警備保障としては主にビルの警備員の人材サービスを行っています。これらが物色され一周するような流れになると、セコムが筆頭株主となっている東洋テック(9686)や、関西圏のホームセキュリティーを担う関電SOSがグループにいる関西電力(9503)などは出遅れ株として注目されるかもしれません。
防犯関連銘柄の本命株 RSC(4664)
防犯関連銘柄の出遅れ株 東洋テック(9686)
防犯関連銘柄の出遅れ株 関西電力(9503)
防犯関連銘柄の本命株・出遅れ株(監視カメラ)
続いて、監視カメラに関連する防犯関連銘柄の本命株・出遅れ株をピックアップしていきます。
物色の中心にいるのは監視カメラシステムや顔認証・入退室システム等のAIソリューションを提供するセキュア(4264)、防犯・監視カメラなどの企画・販売・施工・保守、顔認証技術などを利用したソリューションの提供を中心としたセキュリティ事業を行うダイワ通信(7116)、クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」が有名なセーフィー(4375)当たりは本命株と言えます。
防犯関連銘柄の本命株(監視カメラ) セキュア(4264)
防犯関連銘柄の本命株(監視カメラ) ダイワ通信(7116)
防犯関連銘柄の本命株(監視カメラ) セーフィー(4375)
その他ではセキュリティ機器事業として、防犯カメラやレコーダーなどのセキュリティシステム機器の開発・販売・導入・アフターフォローをうあい ホールディングス(3076)や業務用放送機器・通信機器メーカーの池上通信機(6771)、防犯カメラシステムの構築や販売を行うサンワテクノス(8137)、防犯・監視カメラなどセキュリティ機器の専門メーカーのTOA(6809)なども本命株と言えます。
防犯関連銘柄の本命株(監視カメラ) あい ホールディングス(3076)
防犯関連銘柄の本命株(監視カメラ) セーフィー(4375)
防犯関連銘柄の本命株(監視カメラ) 池上通信機(6771)
防犯関連銘柄の本命株(監視カメラ) サンワテクノス(8137)
防犯関連銘柄の本命株(監視カメラ) TOA(6809)
防犯関連銘柄の本命株・出遅れ株(防犯窓・シャッター・その他防犯関連)
続いて、防犯窓、シャッター、インターホンなど防犯に関わる別の視点からも防犯関連銘柄の本命株・出遅れ株をピックアップしていきます。
シャッターを取り扱う企業としては業界首位の三和ホールディングス(5929)、業界2位の文化シヤッター(5930)、3位の東洋シヤッター(5936)は本命株と言えます。
防犯関連銘柄の本命株(シャッター) 三和ホールディングス(5929)
防犯関連銘柄の本命株(シャッター) 文化シヤッター(5930)
防犯関連銘柄の本命株(シャッター) 東洋シヤッター(5936)
防犯窓を取り扱うようなメーカーは非上場の企業も多いのですが、住宅設備最大手のLIXIL(5938)、防犯建物部品を揃えているアルミ建材大手の三協立山(5932)なども本命と言えそうです。近いところでは防災防犯ガラスを扱う日本板硝子(5202)、セントラル硝子(4044)にも注目。
防犯関連銘柄の本命株(防犯窓) LIXIL(5938)
防犯関連銘柄の本命株(防犯窓) 三協立山(5932)
防犯関連銘柄の注目株(防犯ガラス) 日本板硝子(5202)
防犯関連銘柄の注目株(防犯ガラス) セントラル硝子(4044)
またインターホンも防犯関連株として物色される傾向があり、インターホン業界トップのアイホン(6718)は出遅れ株として注目してみます。
防犯関連銘柄の注目株(インターホン) アイホン(6718)
防犯関連銘柄を狙うには?
防犯関連銘柄は強盗事件が発生するたびに物色されるというネガティブな側面が多いイメージですが、今後の政府の取り決めや、具体的な対策が報じられたりしても物色される傾向があります。
減少していくことを願うばかりですが、外国人による犯罪の取り締まり強化今後重要なテーマとなる可能性もあり、株式市場においても長期的なテーマとして注目しておいた方がよさそうです。
今回は防犯関連銘柄についてまとめてみましたが、こうしたテーマ株はニュースや新聞で取り上げられたり、著名なアナリストが紹介したりするなどして物色人気を強めてくるケースが多いです。
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この後の相場で流れに沿ったテーマ株を上手く物色していきたいと少しでも思われる方は、試しにでも一度、銘柄情報など株式投資に関連する情報を配信しているサイトを日々のトレードに活用してみることをおすすめします。
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証券コード | 推奨銘柄 | 配信時株価 | 高値 | 推移 |
---|---|---|---|---|
5595 | QPS研究所 | 943 | 4,975 | 3ヵ月で5.27倍 |
3778 | さくらインターネット | 2,160 | 10,980 | 2ヵ月で5.08倍 |
5586 | Laboro.AI | 686 | 2,999 | 5ヵ月で4.37倍 |
7003 | 三井E&S | 691 | 2,898 | 3ヵ月で4.19倍 |
4011 | ヘッドウォータース | 6,320 | 20,490 | 5ヵ月で3.24倍 |
2970 | グッドライフカンパニー | 1,590 | 5,090 | 6ヵ月で3.20倍 |
3744 | サイオス | 412 | 1,285 | 1ヵ月で3.11倍 |
2160 | ジーエヌアイグループ | 1,390 | 3,865 | 7ヵ月で2.78倍 |
5285 | ヤマックス | 718 | 1,985 | 7ヵ月で2.76倍 |
4107 | 伊勢化学工業 | 8,080 | 20,750 | 7ヵ月で2.56倍 |
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