中国の湖北省武漢市で発生し世界各国へ広がりをみせる新型コロナウイルス。
中国本土における死者数は2月19日時点で2004人となり、前日から136人も増えたようですが、感染者数は1749人増となり累計で7万4185人となったようです。
重症者が1万1977人いるようですが、少しでも多くの方が回復されることを願いたいですね。
日本国内でも新型コロナウイルスの感染拡大が続き、東京マラソンへの一般ランナーの参加中止など、各地でイベントの中止や延期の発表が相次いできてますが、どこでコロナウイルスに感染してしまうか分からない状況なので、しばらくはなるべく「人混みの多いところはできるだけ避けること」を心掛けるようにしたいですね。
日本政府は学校や企業に対し“生徒や従業員が休みやすい環境整備が大切であり、協力してほしい。テレワークなども有効な手段だ”などと呼び掛けており、GMOインターネット、ドワンゴ、NTTデータなどに続き、ソニー、富士通、武田薬品工業、NEC、KDDIなどが在宅勤務などを勧める通知を出してきていますが、個々ができる対策としては“外出時はマスクを着用する”であったり、“多くの人が触れるようなものに触れた際は、その手で口や鼻などの粘膜に触れない”などでしょうか。
株式相場は新型コロナウイルスの感染拡大の流れを受け、「マスク関連銘柄」「ウイルス対策関連銘柄」「検査キット関連銘柄」「テレワーク(在宅勤務)関連銘柄」などがテーマ性を強め物色されてきてますが、まだしばらくコロナウイルス関連報道は続くのではないかと思われるので、「次亜塩素酸水・アルコール除菌関連銘柄」についてもまとめておきたいと思います。
次亜塩素酸水とは?
そもそも次亜塩素酸水とは何?という方もおられるかと思いますので、簡潔にコロナウイルス関連でなぜ次亜塩素酸水に注目するか説明すると、「次亜塩素散水」は「塩酸」または「塩化ナトリウム水溶液」を電気分解することにより得られる「次亜塩素酸」を主成分とする水溶液で、殺菌効果があることから食品加工等の分野において洗浄・消毒用途などに使用されています。
次亜塩素酸水は食品添加物(殺菌科)として厚生労働省から認可を受けていて、厚生労働省が発表した資料によると次亜塩素酸水の有効性等にて殺菌効果が得られたことが記載されています。
「食材」、「機械・器具等の洗浄消毒」の他、“手洗い”に用いられており、次亜塩素酸水を使用した除菌スプレーはネットや薬局で販売されています。
ノロウイルスなどの感染症対策に用いられてきているので、次亜塩素酸水を使用した除菌関連商品は新型コロナウイルスの感染拡大で需要増が見込まれるのではないでしょうか。
次亜塩素酸水の作り方
家庭でも作れるのか調べてみましたが、次亜塩素酸水は殺菌消毒剤の「ピューラックス(次亜塩素酸ナトリウム6%)」や市販の炭酸水を用いて作ることが出来るようです。
市販の次亜塩素酸水を使用した殺菌スプレーを購入した方が手っ取り早く、家庭で作るにしてもピューラックスのような次亜塩素酸ナトリウムを含む製品を用意しないといけなかったりするようですが、自分で作ると10円/Lほどのコストとなるようです。
次亜塩素酸水250mg/l、10Lの作り方
- 1.水道水約8Lにピューラックス(次亜塩素酸ナトリウム6%)42mlを加える。
- 2.炭酸水500mlを加える。
- 3.水道水を加え10Lにする。
次亜塩素酸水650mg/l、2Lの作り方
- 1.水道水約1Lにピューラックス(次亜塩素酸ナトリウム6%)25mlを加える。
- 2.炭酸水300mlを加える。
- 3.水道水を加え2Lにする。
10Lは容器を用意しにくいかと思うので、2Lがペットボトルで作りやすそうな感じでしょうか。
ピューラックスではなく他のメーカでも良いようです。
「次亜塩素酸水250mg/l、10L」「次亜塩素酸水650mg/l、2L」の作り方はネット情報を参照した内容なので、実際に作ってみようと思われる方は、念のためご自身でも一度調べてみてもらえましたらと思います。
次亜塩素酸水の使い方「加湿器」に入れる際は注意
次亜塩素酸水は加湿器タンクに加え室内全体の除菌を行えるようですが、加湿器・噴射器は次亜塩素酸水対応のものを利用した方がいいようなので注意しましょう。
また、似た名前で効果も似ている「次亜塩素酸ナトリウム」は、人体や金属製品などに悪影響を及ぼすようなので、間違って加湿器に加えないように気を付けましょう。
次亜塩素酸水やアルコール除菌に関連した銘柄一覧
証券コード | 企業名 | 概要 |
---|---|---|
9788 | ナック | 宅配水「クリクラ」を提供している会社ですが、自社製次亜塩素酸水溶液「ZiACO(ジアコ)」を販売していて、専用噴射機も取り扱っている。また、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする、弱酸性のノンアルコール除菌水「EVARY(エバリー)」も取り扱っている。 |
6368 | オルガノ | 電力・半導体関連向け純水製造装置に強みがある会社ですが、幅広い除菌効果を期待できる「微酸性電解水生成装置」を取り扱っている。 |
6757 | OSGコーポレーション | 衛生管理機器として弱酸性次亜塩素酸水溶液(除菌水)を取り扱っている。 |
3064 | MonotaRO | 事業者向け工場用間接資材等の販売をネット通販で行っている会社。「アルコール除菌剤」や「手指の洗浄消毒剤」などを取り扱っている。 |
6750 | エレコム | 消臭、除菌・ウイルス抑制に用いる弱酸性次亜塩素酸水「エクリアゼロ for Proシリーズ」や「専用噴霧器エクリアミスト for Pro」を販売している。 |
2264 | 森永乳業 | 2019年10月2日に『2020年度「微酸性電解水(次亜塩素酸水)研究補助」公募の実施』を発表している。 |
どこで感染してしまうか分からずウイルス対策への意識が更に強まってくるのではないかと思われるので、次亜塩素酸水やアルコール除菌に関連した銘柄は把握しておきたいところではないでしょうか。
厚労省は“証拠なし”としていますが、感染が広がる新型コロナウイルスの感染経路として、“エアロゾル感染の可能性がある”という意見もあるようです。
日本エアロゾル学会によると、「エアロゾル」とは粒径0.001マイクロメートル~100マイクロメートル程度で“気体中に浮遊する微小な液体あたは固体の粒子”を指すようですが、国立感染研究所では5マイクロメートル未満と定義されています。
花粉の粒径が100マイクロメートルで、分子やイオンの粒径が0.001マイクロメートルのようですが、5マイクロメートル未満の飛沫や空気中に含まれている霧のような微粒子であるエアロゾルは、ウイルスを含んだまま空気中を漂うようです。
それって空気感染なんじゃ?って感じですが、新型コロナウイルスは感染力が強い印象なので、空気中に漂う時間が長いのかもしれませんね。
エアロゾルは飛沫の一種とされているようですが、空気感染の一種とする説もあるようです。
日本も市中感染へとフェーズが移行してきている印象なので、感染拡大が落ち着きをみせるまで、しっかりと正しい情報を頭に入れ、適切なコロナウイルス対策を行っていくようにしたいですね。
次亜塩素酸水・アルコール除菌関連銘柄のほか、今の相場で注目したいテーマ株は?
中国メディアでは“感染者の増加ペースが鈍化している”など、状況が好転している印象を受ける報道が出てきてますが、収束の兆しは未だ見えていません。
日本国内においてはまだこれから感染者数が増えてくるかもしれません。
新型コロナウイルスの拡大が長期化すれば、日本政府・日銀は景気を下支えする政策対応が求められてきそうですが、先行き不透明感があり難しい相場となってきそうなので、いまの相場でポジションをとられる方は、相場の流れを予測し、相場の流れに沿ったテーマ性を持つ銘柄を配信してきている「新生ジャパン投資」の配信情報をチェックしておくことをオススメします。
新生ジャパン投資はラジオNIKKEI第1で毎週火曜に配信している株式情報番組「株教室」でコメンテーターをしている「高山緑星」こと「前池英樹」が代表を務めている株情報サイトですが、昨年2019年は「半導体」に関連したテーマ性をもつAKIBAホールディングス(6840)が年末にかけ大きく株価を上げ+210%を超す上昇となりました。
推奨銘柄 | 最大上昇率 | 推奨日/推奨時株価 | 高値日/高値 |
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AKIBAホールディングス(6840) | +210.28% | 19/05/14 2,820円 |
19/12/24 8,750円 |
株は“その時々の強いテーマ株を上手く狙えるかどうか”で日々の収支が大きく違ってくるかと思いますが、直近だとコロナウイルス関連銘柄を上手く狙えた人と狙えなかった人で大きく収支の差があるのではないでしょうか。
今年2020年もこれからまた色々とテーマ性を強めてくる銘柄があるかと思うので、効率良く期待値が高い情報を集め収益性が高いテーマ株投資をしていきたいと思われる方は、「新生ジャパン投資」のような業界で著名な方が顔を出していて、利益に繋がる銘柄情報を配信してきているサイトをチェックしておくことをオススメします。