2019年の新たな年を迎えて、これから市場をけん引する『注目のテーマ株』や『本命視される関連株』、さらには『今年のテンバガー候補株』の発掘に乗り出したという方も多いのではないでしょうか?
すでに決定されている今年の経済イベントを見れば、2019年は政府主導のテーマ株(国策テーマ)が一年間を通して大きな相場を作ると予想でき、今年の主役となりうる注目テーマはもちろん!”本命視される主力銘柄“や”出遅れて買われる中小株“も必然と見えてきます。
このページでは、2019年に注目を集めるテーマ株をはじめ、大化けが予想される本命株や出遅れ銘柄など、筆者の予測を踏まえてまとめています。
また、ページの後半には、テーマ株相場を勝ち抜くための投資戦略や出遅れ株の情報源などもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧になって下さい。
目次
2019年は政府主導のテーマ株(国策テーマ)がアツい!!今年のテンバガー候補株はこのテーマに隠れているかも?

2019年のテーマ株を語る上で、必ず抑えておきたい情報が「2019年の主要経済イベント」です。
秋の臨時国会では目玉となった「改正入国管理法(外国人労働者受入れなど)施行」、平成30年の歴史に幕を閉じる「新天皇即位・新元号の発表」、そして、10月に予定されている「消費税の増税」など、一年を通して大きなイベントが控えています。
時期 | 経済イベント |
---|---|
1月~3月 | スマホ・タブレットでのコンビニ納税開始 |
4月 | 外国人労働者受入れ拡大の法案が施行 |
5月 | 天皇陛下の譲位・皇太子さまの即位、新年号の切り替え |
9月 | ラグビーW杯日本大会の開催 |
10月 | 消費税10%の引き上げ |
政府主導のテーマから少し離れますが、アジア初開催となる大きなイベント「ラグビーワールドカップ2019日本大会」。
国内ではそれほど大きな話題にはなっていないようですが、ラグビーW杯は、サッカーW杯に次ぐ世界的な人気スポーツイベントです。
当然、アジア諸国をはじめ欧・米・豪の訪日客の増加が見込まれ、交通・宿泊・小売といったインバウンド消費の拡大、関連銘柄の動きも活発化することが想像できます。
では具体的に、2019年の主要経済イベントに関連して、どのようなテーマ株が注目されるのか?見ていきましょう。
キャッシュレス(QRコード決済)関連銘柄

キャッシュレス関連銘柄は、電子マネーやモバイル決済、QRコード決済といった現金を使わず支払いを可能とするサービス「キャッシュレス化」に関連した銘柄のこと。
2020年開催の東京オリンピックを控え、年々増加する訪日外国人旅行者(インバウンド)を見越して、政府は『キャッシュレス決済比率を4割まで引き上げる』との方針を発表。
さらに、2019年10月に予定されている消費税率の引き上げに合わせて、『キャッシュレス決済でのポイント還元制度』も打ち出しました。
諸外国と比べて大きく後れをとる日本でしたが、キャッシュレス社会へ向けた動きが一気に加速することとなり、当然、キャッシュレスに関連する幅広い銘柄に資金が向かいました。
中でも、2019年に注目しておきたいのが、キャッシュレス関連の本命「QRコード関連銘柄」です。
キャッシュレス関連の本命「QRコード関連銘柄」
国内のキャッシュレス決済普及へ向けて、重要ファクターと見られているのが「QRコード決済」です。
QRコード決済とは、スマートフォンなどを利用して専用コードを読み取ることで支払い手続きを完了させる決済サービスのこと。
2019年は、このQRコード決済をめぐる新規参入企業の増加、シェア獲得へ向けた競争激化が予想され、QRコード関連銘柄に注目が集まるでしょう。
現在、国内で先行するLINE Payや楽天ペイなどネット起業に加え、ドコモのd払い、ソフトバンクのPayPay、KDDIのau Payといった携帯大手3キャリア、さらには三菱UFJ、三井住友、みずほの大手メガバンクもQRコード決済市場に参入しています。
また、QRコード決済をめぐる競争激化を決定付けたのは、「PayPay(ペイペイ)の”100億あげちゃうキャンペーン”」ではないでしょうか。

●PayPayの”100億あげちゃうキャンペーン”ってなに?
キャッシュレス決済サービス『PayPay』の支払いで、総額100億円のポイントを還元するといったキャンペーン。
決済額の20%がPayPay残高に還元される他、10~40回に1回の確率で全額(最大10万円相当)が還元されるといった内容から、多くのユーザーが飛びつき、家電量販店ではキャンペーン目的と思われる長蛇の列が見られる事態に。
約4ヵ月を想定したこのキャンペーンは、開始からわずか10日で100億円の還元を達成。PayPayという決済サービスを広く認知させることにも成功したと見られています。
このPayPayという決済サービス、ソフトバンクとヤフーの合弁で設立された企業「PayPay株式会社」が提供しています。
100億円分のポイントを還元したとしても、ユーザー獲得と認知ができれば成功!と考えられたはずで、QRコード決済の市場規模の大きさと収益性の高さが伺えます。
またQRコード決済に参入する他企業からすると、PayPay(ソフトバンク・ヤフー)に先を越された格好となり、今後、ユーザー獲得へ向けた大胆な企画を打ち出して来るはずで、後追いする形で参入するベンチャー企業も増えてくるはずです。
2019年はQRコード決済市場に参入を果たした主力株、関連サービスに後追いする出遅れ銘柄、いち早くキャッシュレス決済の導入に乗り出した店舗や小売りといった関連銘柄動きに注目しておくと良いでしょう。
サイバーセキュリティ関連銘柄

先程ご紹介したキャッシュレス化の推進、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT技術の普及、物流の新しい形となるドローン技術など、革新的な技術の発展によって生活が豊かになるのと対をなして、常に注目されるテーマ株が「サイバーセキュリティ関連銘柄」です。
総務省が所管する情報通信研究機構(NICT)によると、日本を狙ったサイバー攻撃関連のうち、IoT機器への攻撃が約54%と半分以上を占め、総パケット数は17年で約1504億個に達し、その件数は右肩上がりに増加しているとのこと。
国内サービスに対する脅威が増え続ける現状に政府は、2019年サイバーセキュリティに関する予算額を4年連続で増加させ、852億円の経費を当てて対策を強める構えを見せています。
これまで同様、政府が推進する国策分野のセキュリティ整備の動きが活発になれば、サイバーセキュリティ関連株は必然的に注目を集め、幅広い銘柄が物色され値を上げます。
2018年の値動きを振り返り、サイバーセキュリティ関連の材料で動意づいた銘柄、FFRI(3692)、テリロジー(3356)、ソースネクスト(4344)、ラック(3857)など、2019年も引き続き、本命(中長期)から出遅れ(短期)まで積極的に買いに行けるはずでしょう。
インバウンド(訪日外国人)関連銘柄

インバウンド(訪日外国人)関連銘柄とは、日本国内の訪日外国人による消費(インバウンド消費)で恩恵を受ける銘柄のこと。
このインバウンド関連株は、これまでにも「観光・飲食」「宿泊・交通」「小売(化粧品・ドラッグストア)」を中心に、インバウンド消費の増加とともに幅広い銘柄が大きく値を上げてきました。(2018年は、化粧品・ドラッグストアの値動きが分かりやすかったですね。)

そして、2019年はインバウンド消費をさらに拡大させる大きなイベントがあります。
冒頭でも少し触れた、アジア初開催となるラグビーW杯2019日本大会です。ラグビーW杯は、夏季オリンピック、サッカーW杯に次ぐ世界三大スポーツイベントのひとつ。
長期滞在が見込まれる、アジア・欧・米・豪の訪日客による消費増加が期待できることから、会場周辺の観光施設・飲食店・小売・交通はチェックしておくと良いでしょう。(2020年東京オリンピック、2025年開催の大阪万博を見据えた需要拡大も期待出来そうです。)
開催都市 | 日程 | 試合会場 |
---|---|---|
札幌市 | 9月21日~9月22日 | 札幌ドーム |
岩手県・釜石市 | 9月25日~10月13日 | 釜石鵜住居復興スタジアム |
埼玉県・熊谷市 | 9月24日~10月9日 | 熊谷ラグビー場 |
東京都 | 9月20日~11月1日 | 東京スタジアム |
神奈川県・横浜市 | 9月21日~11月2日 | 横浜国際総合競技場 |
静岡県 | 9月28日~10月11日 | 小笠山総合運動公園エコパスタジアム |
愛知県・豊田市 | 9月23日~10月12日 | 豊田スタジアム |
大阪府・東大阪市 | 9月22日~10月13日 | 東大阪市花園ラグビー場 |
神戸市 | 9月26日~10月8日 | 神戸市御崎公園球技場 |
福岡県・福岡市 | 9月26日~10月12日 | 東平尾公園博多の森球技場 |
熊本県・熊本市 | 10月6日~10月13日 | 熊本県民総合運動公園陸上競技場 |
大分県 | 10月2日~10月20日 | 大分スポーツ公園総合競技場 |
また、インバウンド消費拡大の起爆剤となるのが、「キャッシュレス決済(QRコード決済)導入」です。
「インバウンド関連銘柄」+「キャッシュレス決済(QRコード)関連銘柄」と、密接な関係にある二つのテーマの動きを見ておくといいでしょう。
外国人労働者関連銘柄・人材派遣関連銘柄

2019年は、訪日外国人による消費(インバウンド関連銘柄)だけに留まらず、外国人就労の拡大による「外国人労働者」に関連するテーマ株への関心が強まりそうです。
政府は、外国人労働者の受入れを拡大する”出入国管理法改正案”に関して、初年度に最大4万7550人、5年間で最大34万5150人を受け入れるとの試算を提示。
5年間での業種別受入数で最も多いのが「介護業」、2位以降から「外食業」と「建設業」、「ビルクリーニング業」。初年度で最も多いのは「農業」で最大7300人の受入れを見込んでいます。
初年度(2019年度) | 今後5年間(19~23年度) | |
---|---|---|
介護業 | 5000人 | 5万人~6万人 |
ビルクリーニング業 | 2000~7000人 | 2万8000~3万7000人 |
素形材産業 | 3400~4300人 | 1万7000~2万1500人 |
産業機械製造業 | 850~1050人 | 4250~5250人 |
電気・電子情報関連産業 | 500~650人 | 3750~4700人 |
建設業 | 5000~6000人 | 3万~4万人 |
造船・舶用工業 | 1300~1700人 | 1万~1万3000人 |
自動車整備業 | 300~800人 | 6000~7000人 |
航空業 | 100人 | 1700~2200人 |
宿泊業 | 950~1050人 | 2万~2万2000人 |
農業 | 3600~7300人 | 1万8000~3万6500人 |
漁業 | 600~800人 | 7000~9000人 |
飲食料品製造業 | 5200~6800人 | 2万6000~3万4000人 |
外食業 | 4000~5000人 | 4万1000~5万3000人 |
合計 | 3万2800~4万7550人 | 26万2700~34万5150人 |
この”外国人労働者受入れ拡大”に関連する銘柄として、真っ先に挙がるのが「人材派遣・人材サービス関連銘柄」です。
なかでも、外国人材の採用・派遣に力を入れている企業、UTグループ(2146)、夢真ホールディングス(2362)、アウトソーシング(2427)、テクノプロ・ホールディングス(6028)ヒューマンホールディングス(2415)、アルプス技研(4641)など、今後の動向に注目です。
新元号関連銘柄

2019年には、投資家でなくとも関心が強まる国内最大のビックイベントが待っています。
2019年4月30日、現在の元号「平成」が30年の歴史に幕を下ろし、5月1日からは「新元号」に切り替わります。
新元号関連銘柄とは、元号の切り替えによって”特需“が発生する関連銘柄のことです。
2017年1月10日、現在の天皇陛下の譲位と皇太子さまの即位、そして新元号の切り替えに関する報道が流れた際は、新元号に関連する銘柄が幅広く物色されました。
この元号の切り替えによって、大きな恩恵を受けるのが印刷業界です。
元号が替わると、これまでの「平成」の元号が含まれる多くの印刷物が刷り直しとなるため、印刷を手掛けている印刷会社に大きな経済効果が生まれます。
そのため、印刷に関連する幅広い関連銘柄が思惑によって買われ大きく値を上げます。
また、紙幣や硬貨のデザインが変更される可能性があるため、紙幣・硬貨の製造に携わる企業についても物色対象と見られるはずです。
新元号が発表される前後のタイミングで、「ご祝儀相場」が到来するかも知れません。新元号に関連する銘柄をピックアップしておくので、今からチェックしておいてください。
新元号関連銘柄
DIC(4631)/ 東京機械製作所(6335)/ 日本金銭機械(6418)/ オーイズミ(6428)/ グローリー(6457)/ カワセコンピュータサプライ(7851)/ 大日本印刷(7912)/ 図書印刷(7913)/ 共同印刷(7914)/ NISSHA(7915)/ 光陽社(7946)/ ナカバヤシ(7987)/ 光村印刷(7916)/ 野崎印刷紙業(7919)/ 共立印刷(7838)
材料ひとつでこれから上がる株・銘柄、2019年も注目のテーマ株・関連銘柄一覧
2019年に注目されるテーマ株は、主要経済イベントやスポーツイベントだけではありません。
数年に渡りテーマ株相場の顔役として、幅広い産業・市場に影響を与えてきた「人工知能(AI)関連銘柄」、実用化が現実なモノになりつつある次世代通信規格に関連する「5G関連銘柄」、誘致決定で大きな話題となった「大阪万博関連銘柄」など。
2018年に引き続き、材料ひとつで波状的な資金流入が期待できる、2019年も注目のテーマ株・関連銘柄をご紹介します。
人工知能(AI)関連銘柄
今や株式市場をけん引する規模まで成長を遂げたテーマ株、それが「人工知能(AI)関連銘柄」です。
一般生活に浸透し始めた「自動運転技術」や「IoT製品」、導入が進む「顔認証システムによる無人レジ(セルフレジ)」など、関連テーマを巻き込んだテクノロジーの発展には常に、人工知能(AI)技術が関わっているほどです。
数ある人工知能(AI)関連銘柄の中でも、2018年、市場参加者の注目を一気に集めた銘柄といえば、ALBERT(3906)でしょう。
2018年5月、ALBERTは自動運転におけるデータ分析・アルゴリズム・人工知能(AI)開発の分野で、国産自動車メーカー大手のトヨタ(7203)と業務・資本提携を発表。このビッグサプライズに大量の買い注文が殺到。
当時、2,600円台を推移していたALBERTの株価は、約半年の間で上場来高値を更新する13,000円にまで急成長。
「人工知能」+「自動運転」がもたらす影響の大きさに驚いた方も多いはずです。
2019年も当然、「人工知能」+「●●技術」といった、最先端技術のコラボレーションによって第二のALBERTと呼ばれる大化け株が生まれるはずです。
引き続き、人工知能(AI)関連銘柄を含めた周辺テーマの動向はチェックしておいて損はないでしょう。
5G関連銘柄
人工知能(AI)技術の発展、ビッグデータの活用、IoT製品の普及と並んで注目されているのが5G(次世代通信技術)に関連した銘柄です。
次世代通信技術と呼ばれる「5G」は、2019年~2020年にかけて商用化される見込みで、2020年度における5G関連投資は日本国内だけでも10兆円規模になるとの試算も。5Gの商用化は、キャッシュレス化と並ぶ国を挙げたビックプロジェクトと言ってもいいでしょう。
2019年、5Gの実用化へ向けた動きがさらに加速すると予想され、大手通信3キャリアだけでなく、「5G」+「IoT技術」、「5G」+「自動運転」、「5G」+「ドローン」といった、周辺テーマを巻き込んだ大きな相場ができると想像できます。
5G関連銘柄はこれまでにも、何かしらの報道が出るたび注目を集めてきたテーマでしたが、国策テーマとして本格的な資金が向かうのは2019年以降のはず。
これまで物色されてきた関連銘柄とあわせて、その動向を注目して頂きたい。
スパイバー関連銘柄
数年前から注目を集め、新規上場が期待されているのが「piber(スパイバー)」です。
スパイバーとは、世界ではじめて人工的なクモの糸の生産に成功したベンチャー企業のことで、このスパイバーが開発した繊維「QMONOS(クモノス)」が、世界で最も強靭な繊維として世界中から注目されています。
これまで、カーボン繊維やバイオプラスチックなど、その時代のニーズによって様々な素材がテーマ株として注目されてきましたが、スパイバーが手掛ける「QMONOS(クモノス)」は、従来の素材とはスケールが異なります。
クモノスは、鉄鋼の4倍の強度で伸縮性はナイロンを上回り、さらに耐熱性は300度を超えるとされ、低コストであらゆる産業への応用もできると言われているのです。
スパイバーは現在、アパレル分野と輸送機器分野に重点をおいていますが、将来的には医療や建築・ロボットや宇宙といった幅広い産業でのクモノス実用化を目指しています。
もし仮に、2019年スパイバーの上場が決まるようなことがあれば、株主・提携関係にある企業など、IPO銘柄としての期待だけでなく、関連銘柄にも注目されることは間違いありません。
新規上場に関する情報は未だ確認できないものの、2019年はスパイバーの動向にも注目して頂きたい。
ドローン関連銘柄
国内ドローン初のIPO「自動制御システム研究所(ACSL)」の上場が決まり、再度注目を集めているテーマが「ドローン関連銘柄」です。
2015年「ドローン元年」と呼ばれてから3年が経過した今、ドローンの国内市場規模は806億円まで拡大し、測量やインフラ点検、宅配や警備などさまざまな分野で利用されるケースが増えてきました。
そうした中、商業用ドローンの製造・販売などを手掛ける「自動制御システム研究所(6232)」が12月21日、東証マザーズへの上場が決定。出資企業の菊池製作所(3444)共々人気化することが予想できます。
また、相次ぐ自然災害をうけて、政府は重要インフラの機能を高める緊急対策措置として、2020年までの3年間で3兆円超を投じる方針と報じられ、インフラ補修にドローンが取入れられる可能性から、ドローン関連銘柄が再注目されています。
2019年は、国内ドローン初のIPO「自動制御システム研究所(6232)」と、「ドローン」+「国土強靭化」、2つの関連銘柄の動向に注目して頂きたい。
2019年のテーマ株相場を勝ち抜く!【テーマ株】投資戦略

人工知能(AI)関連銘柄で触れたALBERT(3906)のように、株式市場の主役的な銘柄を毎年輩出するのがテーマ株相場です。
旬のテーマ株に目を付けて、マーケットの資金流入の流れを乗りこなせば、”資産倍増のチャンスが掴める“一方で、上昇余地の少ないタイミングで手を出すと、”高値掴みの含み損“という、残念なシナリオも孕んでいるのがテーマ株相場。
ハイリスク&ハイリターンのテーマ株相場を勝ち抜くために、2019年の投資戦略に役立つ情報をご紹介します。
テーマ株がもつ資金流入の連鎖と値動きクセを利用して、2019年に待ち構える資産倍増のチャンスをぜひ掴んでください。
1. テーマ性を秘める関連株の値動きを把握する
人気化したテーマ株は、そのテーマの”関連性の深さ”や”企業の大きさ”によって、物色が向かう序列が存在します。
【先駆】・【本命】・【出遅れ】の3つです。
先駆株 | テーマ性を秘める材料にいち早く反応する、値動きが軽い値がさ株。 |
---|---|
本命株 | 時価総額や出来高水準が大きい、そのテーマ株の主力と見られる銘柄。 |
出遅れ株 | テーマとの関連性が他より薄く、株価水準が低位に位置する銘柄。 |
必ずしもこの3つのパターンとは言い切れませんが、多くの場合は【先駆株】>【本命株】>【出遅れ株】という順番で買われ、連鎖的に値を上げていきます。
これまで、2019年の注目テーマをいくつかご紹介してきましたが、関連銘柄をやみくもに物色対象と考えるのではなく、関連銘柄の中でも「値動きの順番」と「銘柄の特徴」に着目して、先駆・本命・出遅れに分類した上で、その値動きを追っていくと良いでしょう。
ちなみに、先駆銘柄にいち早く狙いをつけて、初動から乗るのはプロでも難しいと言われています。この資金流入の連鎖を利用するなら、次に動意づく「本命株」もしくは「出遅れ株」を狙うのが得策といえるでしょう。
2. 本命視される主力株の値動きから本命・出遅れ株を見つける
テーマ性を秘める関連銘柄のうち、時価総額や出来高の水準が大きい大型株(主力株)がじっくりと値を上げていきます。
これがいわゆる「本命」とされる銘柄です。
この本命株は、潤沢な資金力を有する外国人投資家や機関投資家などに好まれるため、乱高下するような動きはせず、ゆったりと株式テーマ全体の株価水準を引き上げていきます。
多くの場合、同業種のライバル企業(時価総額・出来高の水準も近い)とタイミングを合わせたように値を上げていくので、本命とされる銘柄を見つけるのはそれほど難しくはありません。
いくつかの候補をチェックしながら、初押し押し目を待って買いつけるといいでしょう。
また、本命株に買いが集まり本格的なテーマ株相場を動き出したのち、幅広い投資家の物色対象となっていくのが「出遅れ株」です。
この出遅れ株は、本命株と比べて株価水準が低位に位置するため、デイトレ・スイングといった短期トレーダーに好まれます。
そのため、物色が向かうと株価は一気に急伸し、短期間での急騰を演じます。
過去の出遅れ株には、いわゆるテンバガー(10倍株)といった大化け株を数多く排出してきましたが、一方で、ピークアウトからの下落スピードがかなり速いため、エントリーと手仕舞いタイミングの見極めが難しいので取扱いには注意が必要です。
3. 資金流入の流れに乗ってテーマ株・関連銘柄を乗り換える
冒頭でもお伝えしたように、2019年には相場を活況付ける大きな経済イベントが待っています。
一つの株式テーマに固執するのではなく、次に資金が集中するテーマ株にアタリをつけて、資金を上手く循環させると一年間で資産を大きく増やすことも可能です。
テーマ株相場をけん引する本命株の動きが鈍化したとき、株式テーマとの関連性が薄く思惑だけで値を上げる出遅れ株が現れ始めたときは乗り換え時です。
一年間を通してその時々、資金の流入が円滑なテーマ株に注目し、【先駆】【本命】【出遅れ】の連鎖を見極めながら収益性の高い投資戦略を立ててみてください。
【まとめ】2019年の本命テーマ・大化け予想の出遅れ株をいち早くキャッチしよう!
2019年の主要経済イベントを中心としたテーマ株、昨年の流れに乗って引き続き注目したい関連銘柄をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
2019年のテーマ株相場を勝ち抜くための有益な情報をご提供できたでしょうか?
テーマ株は、全体相場が落ち込みを見せる中でも、逆行高を見せる投資チャンスに溢れた人気の銘柄。
過去の人気テーマをみれば、テンバガー(10倍株)に大化けした銘柄も多く、中長期の安定した資産運用にも適した投資スタイルを限定しない銘柄です。
しかし現実は、旬のテーマ株を先取りし、資金が集中する初動を見極めることはプロでも難しく、まして、本業の合間をぬって取引をするサラリーマンや主婦の方にとっては、さらにハードルの高いものとなるはずです。
こうした悩みを抱える方は、テーマ株相場に強みをもつ情報サイトの利用をオススメします。無料のメルマガ登録をするだけで、旬なテーマ株の情報をはじめ、専門的な立場から、本命・出遅れ株の投資戦略までオンライン上で相談できます。
テーマ株投資に役立つ!オススメの株情報サイト【新生ジャパン投資】
「新生ジャパン投資」は、かつてラジオNIKKEI第1で毎週火曜に配信していた株式情報番組「株教室」(※現在は放送終了)でコメンテーターをしていた株の大魔神『高山緑星』こと「前池英樹」が代表を務めている株情報サイトです。
株初心者の方はご存じないかもしれませんが、20年以上にわたり数多くの大化け銘柄を輩出し続け、相場界のレジェンドとまで言われているのが『高山緑星』こと「前池英樹」です。
証券コード | 推奨銘柄 | 配信時株価 | 高値 | 推移 |
---|---|---|---|---|
5595 | QPS研究所 | 943 | 4,975 | 3ヵ月で5.27倍 |
3778 | さくらインターネット | 2,160 | 10,980 | 2ヵ月で5.08倍 |
5586 | Laboro.AI | 686 | 2,999 | 5ヵ月で4.37倍 |
7003 | 三井E&S | 691 | 2,898 | 3ヵ月で4.19倍 |
4011 | ヘッドウォータース | 6,320 | 20,490 | 5ヵ月で3.24倍 |
2970 | グッドライフカンパニー | 1,590 | 5,090 | 6ヵ月で3.20倍 |
3744 | サイオス | 412 | 1,285 | 1ヵ月で3.11倍 |
2160 | ジーエヌアイグループ | 1,390 | 3,865 | 7ヵ月で2.78倍 |
5285 | ヤマックス | 718 | 1,985 | 7ヵ月で2.76倍 |
4107 | 伊勢化学工業 | 8,080 | 20,750 | 7ヵ月で2.56倍 |
上記のような大化けを見せた銘柄はなんと無料で閲覧できる【朝刊】にて「本日の無料推奨銘柄」として紹介されていた銘柄です。
テーマ性を重視することで比較的短期間での上昇が狙える銘柄も多く、無料配信ながら上記のような大化けをするケースも。上記は極端かもしれませんが他にも比較的高いパフォーマンスとなっており、無料でチェックするには十分すぎる結果を残していると言えます。
ここまで相場の流れに上手く乗れていないと少しでも思われる方は、相場の流れに沿ったテーマ株を配信してきている「新生ジャパン投資」のような株情報サイトをチェックしておくことをオススメします。
株は“その時々の強いテーマ株を上手く狙えるかどうか”で日々の収支が大きく違ってくるかと思いますが、世の中が大きく変わった2020年、2021年にかけてだとコロナウイルス関連銘柄(ワクチン関連株・バイオ株)や、ウィズコロナ関連銘柄(テレワーク関連株や巣ごもり消費関連株など)、そして2023年生成AIが人気化したことをきっかけとしたAI関連株全般など、上手く狙えた人と狙えなかった人とで大きく収支の差があるのではないでしょうか。
テーマ性の流れに沿った銘柄を上手く狙えた方は結構な利益を得れているのではないかと思いますが、今後これからまた色々とテーマ性を強めてくる銘柄はあるかと思うので、効率良く期待値が高い情報を集め収益性が高いテーマ株投資をしていきたいと思われる方は、「新生ジャパン投資」のような業界で著名な方が顔を出していて、利益に繋がる銘柄情報を配信してきているサイトをチェックしておくのがベターかと思います。
今、新生ジャパン投資から"次なる大化け候補株1銘柄"を無料で配信してもらうことができますが、長きにわたり大化け銘柄を輩出し続けてきている相場界のレジェンドの銘柄発掘力を体感できるかと思いますので、利益に繋がる銘柄を知り、チャンスを逃さずしっかりと資産を形成していきたいと思われる方は、この無料で試せる機会をぜひ活用してみて下さい。↓↓
